泥にまみれるのが仕事　（フィロソフィ「知識より体験を重視する」）　

こんにちは、あなたの心に寄り添う自分軸アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

 

「」内は稲盛氏のお話です。

「知っているという事とできるという事は全く別です。

例えば、セラミックを焼成するときの収縮率の予測一つをとってみても、この事実はよくわかります。

文献などで得た知識に基づいて、同じ条件で焼成を行ったつもりでも、

実際に得られる結果はその都度違ってくるということがよくあります。

本の上での知識や理屈と実際に起こる現実とは違うのです。経験に裏打ちされた、

つまり体得したことによってしか本物を得ることができません。このことは営業部門であれ、

管理部門であれ全く同じで、こうしたベースがあってこそ、初めて知識や理論が生きてくるのです。」

けれども、人は、体験を通じて学ぶことを嫌がります。それは次の理由からだと思います。

 

どうすればこれを解消できるか、考えてみました。

1  (築いた地位等を)失うこと

稲盛氏はこのようにおっしゃっています。

「みんな頭でっかちになっていますから、理屈を知っているだけで、あたかもできるかのごとく思い込んでいる。

しかしそれは錯覚に過ぎないのです。そういう人間には実践を通じて理論を裏打ちさせることが必要です。

お前がそうすれば売れると言うなら売ってみなさい。そしてそれを証明してみろと言って実践させるのです。

そうやって自分で体験を通じて実践させれば、理論もありますから、まさに鬼に金棒となります。」

→ 戦後の日本の教育からでしょうか、学歴が高い人が偉い、社会にこのような考え方が浸透しました。

そうすると、高い学歴を持った人は、現場に入って学ぶこと、下積みを経験すること、これを嫌がります。

おそらく自分の築いた地位がなくなるように思うのでしょう。

それでも、自分がこれを経験しなければ、会社が立ち行かない、本当のことがわからない、

スタッフを守れない、そのように思えば、何でもできるのではないかと思います。

小さな実体験にとても意味があります。そうした体験を大切にすることができると思います。

2 失敗すること

失敗したら、自分の地位が危うくなる。今のままで何事もなく、穏便に済ませたい。このような思いは、

社会で出世してきた人なら、誰でも持っているのではないでしょうか。これは執着です。

自分の持っているものに執着すると、本当のことが見えなくなります。失敗を恐れるあまり、

自分の知らない知識を重要視します。そうならないためには、新しいことに挑戦して失敗しても賞賛される、

仲間のために取った行動は、賞賛される、このような意識を作ることが大切だと思います。

3 責められること(責任追求)

稲盛氏はこのようにおっしゃいます。

「経営者の方々も、自分の専門ではない新しい分野に手を広げようとすれば、専門家を雇ったりすると思います。

ただし、その専門家の言うことも、知識として言っている場合と実体験を通して言ってる場合と、

分けて聞かなければなりません。それはセラミックを作ったこともない、理屈しか知らない人間に、

セラミックスを応用した製品を作れるはずがないのと同じことです。つまり知っていることとできることを

同一視してはならないわけです。またマーケティングでも大学でマーケティングを学んだものが

現在の流通理論を滔々と述べ、社長この問題はこうすればいいのですと言う。

こちらはそんな勉強などしていませんから、なるほどと感心するのですが、

じゃあ、あなたがやってみなさいというと売ったこともないし、頭の下げ方も知らない、

そんな男が売りに行っても売れるわけがありません。」

経験がない人の話を鵜呑みにしてしまうのは、やはり経営者の根底に、責任から逃れる意識があるのだと思います。

そして同時に、経営者の劣等感が強いと尤もらしいことを言う人を引き入れて、自分の劣等感を補おうとします。

これを防ぐには、経営者は、常に自分の心と向き合うことが大切です。

自分はこれだけ強い劣等感を持っているのだな、と自覚することが大切です。自覚することで、

劣等感が潜在意識に浸透することを防ぐことができます。

稲盛氏はこのようにおっしゃいます。

 

私自身、経営はまったくの素人です。まだまだ学びの途中で、人の人生を背負うことにビクビクしています。

こうした自分の弱さと向き合うには、スタッフのために、プライドも羞恥心も捨てて、愚直に体験を通じて学ぶ、

このような思いが大切だと思います。小さなことから1つずつ、謙虚に経験を積み、学んでいきたいと思っています。

もし、よろしければ、こちらのメルマガにご興味をもっていただけそうな方に、

こちらのメルマガをご紹介いただけましたら幸甚に存じます。

ご紹介いただく場合は、こちらのリンクを送っていただけるとありがたいです。

https://ssl.form-mailer.jp/fms/cc462db9556556

ご縁をつないでいただき、ありがとうございます。

 

 

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

ユキーナ・サントス（富塚祐子）の自己紹介は こちら

不動産・投資・国際経済情報をお伝えしています、弊社メルマガお申込みはこちら

経営者・管理職・グローバルビジネスパーソンを目指す方に、経営の要諦・日本のビジネスフィロソフィを日英でお伝えしています。フィロソフィメルマガお申込みはこちら

女性のキャリア・恋愛・婚活・潜在意識など女性のお役立ち情報をタイムリーに伝えます。「UMIで幸せに！女性のお悩みスッキリ解決メルマガ」のお申込みはこちら

まずはお気軽にお問い合わせください。 カウンセリング　はこちら