離婚がきっかけで、お父さん、お母さんは私を愛さなくなった・・・再婚後の家庭が大切で、自分のことは邪魔者だった・・・この言葉にドキッとしたら、それはあなたの心の叫びかもしれません。トラウマゆっくり癒しましょう、あなたのトラウマリリーサー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

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ここ数日扱っている事件内容はこちらです。

さて、今日は、愛情Love とお金Money (Finance)との関係をみたいと思います。

愛は時としてお金やものに形をかえる、これが真実だと思います。自分に与えられている愛のカタチ、そのサインに気づくと、愛があることがわかります。

 

不動産詐欺事件の当事者ハルトモ商店さん、私が気になったのは、このお父さん、創業者の晴朝さんの思い、これでした。なぜなら、売らなくてもいい土地を売っている、しかも商売をじっさいにやっている土地を売っているわけです。

実際の名義は娘さんの昭子さんの名義ですが、おそらく晴朝さんが娘さんを説得し、併せて売却したものを思われます。

なんでそんなことをしたのか?

それは、自分の息子の晴郎さん、彼を助けたかったからでしょう。だまされた、借金を払えといわれている、しょうもない息子、この面倒をみたかったからだと思います。

家系図をみると、晴郎さんのお母さんは晴郎さんが小さい時に亡くなっています。晴朝さんは後妻をもらい、娘も二人、生まれます。けれども自分の長男に対して、愛情がなかったのか?と言ったらそうではなかったのでしょう。少なくとも私には、とても愛情をかけていたように思います。

また、十分に思いをかけてあげられなかった罪悪感もあったのかもしれません。晴郎さんはお母さんとのふれあいがなく育ちましたら、不憫に思っていたのかもしれません。

これを考えると、晴朝さんは、晴郎さんに愛情をかけずにはいられなかったのです。

その愛情とは、息子がこさえた借金をはらってやることであり、息子一家の暮らしを守ってやることでもありました。

 

こう考えると、「売らなくてもよかった土地をわざわざ売った」理由がわかります。

よく、セッションで、親から愛されていないと思う子供が、病弱だったり、盗みをしたり、という話をききます。これは子供が自分に愛を向けてほしい、という意識が現れ、子供の行動や体の症状として表れるものです。

大人になっても同じです。

晴郎さんの思い「おやじ、俺のことをみてくれ、俺を邪魔にしないでくれ、俺に愛をかけてくれ」

晴朝さんの思い「息子、つらい思いをさせてすまない、再婚したばっかりに、お前を守ってやれなくてすまない、長男なのに肩身の狭い思いをさせてすまない・・・」

これが重なり合うと、売る必要がない不動産を売って、お金をつくり、与え、与えられるという事実ができます。

「なんでわざわざ、不動産を売って解決したの?」と思う事件の背景はこれです。

愛がほしい、愛をあげたい、この意識が行動を起こし、不動産をお金に換えて「与える・受け取る」をしているのです。

 

私がこの話を加世子さんにした際、加世子さんは、「父は祖父を嫌っていました、祖父も父を疎んでいたはずです」、とおっしゃいました。そこから、昔のことをいろいろ思い出していただきました。そして

「ユキーナさんがおっしゃるように、父も祖父も、お互いに本音を伝えられなかったのかもしれません」とおっしゃっていました。

事実をみていくと、エネルギーの流れがわかります。そしてその裏にある、意識もわかります。晴朝さんにとって、息子の借金は関係ない、と突き放すこともできたはずです。けれどもそれをしなかったのは、助けてやりたい、という思いだったのでしょう。

また明日、他のお金の流れについてもお話します。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。