こんにちは、あなたの心に寄り添う自分軸アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

今回の稲盛氏のお話のテーマは「人の上に立つ人の心」です。

今回のお話を拝読して、成功するためには、このような心の鍛錬をしなければいけないと感じました。そのヒントを書かせていただこうと思います。

成功とは、我々の物心両面の幸福です。足るを知り、与えられていることに感謝し、私の人生はかくも素晴らしい、ありがたいと思ってあの世に召される、このような人生を送る、これを「成功」とします。

 

そのためには、どのような心が必要か、これを考えてみます。

 

1 エセインテリへの警戒心

2 自分で自分を満たす意欲

3 不安を具体化する勇気

4 常に考える(答えは我が内にあり)根気

5 シミュレーションを繰り返す想像力

6 成功するまであきらめない陽気

7 念(エネルギー)を使う 精神性

8 理性心を研ぎすます 気魄

 

一つづつ説明します。「」は稲盛氏のお言葉です。

1 エセインテリへの警戒心

 

「事業をするには、賢い人がいないと困ります。

おっちょこちょいな人だけでは、経営者としては、気分は良いけれども、はかどりませんので、どうしても頭の良い人を雇いたい。問題なのは、賢い人は、経営者のやること、成すこと全てを、批判的な目で見ているということです。『自分よりも頭の悪い奴が二代目だ。たいしたことのない大学を出て、苦労もしていないのに社長になった。なんと浅はかな』という目で見ているわけです。皆さんはそういう人を、よく思っていないと思います。しかし頭は自分より良いため、部下として使おうとされます。しかし実は、賢そうに見えるエセインテリは、そのままでは会社のためになりません。『この社長の為ならば』と、一生懸命仕事してくれるタイプに変わってくれるのなら良いのですが、いつまでも批判的な目で見ているようなら、部下として使い続けてはならないのです。」

 

→ 私は以前、ブラジルの企業で働いていました。それまで働いていた欧米の企業と比較すると、ブラジルの会社は仕組みが機能していなく、稲盛氏がおっしゃっているダメな日系ブラジル人経営者がいました。私はこの例でいう「エセインテリ」でした。会社のためにならない人間でした。最終的にこのブラジルの会社は本国で汚職問題や様々な問題を抱え、日本から撤退しました。私はその際に、この会社を去る決意をしました。エセインテリのまま、残ることもできたと思います。けれども、自分の人間としての在り方を考え、そこを去りました。

 

今になって思います。このブラジルの会社、社長様、私を、追い詰めてくれてありがとう。この会社が私を追いやってくれてよかった。私自身の根性が腐るところでした。あのまま、「エセインテリ」としてその場にいたら、悪の化身になって、自分を「悪い心」の奴隷にするところでした。悪い心とは、自己顕示欲、うぬぼれ、小さな小さな自分だけの世界です。そこに自分のエネルギーや本当の良い心、「真我」を閉じ込めるところでした。あの会社があって、無意識的にではありますが、自分で自分を腐らせる環境を変えることができました。ありがとうございます。

 

稲盛氏はおっしゃっています。エセインテリは「使い続けてはならない」と。まさにその通りだと思います。なぜ「エセ」なのか?インテリで頭がよければ、それは、その人自体が偉いわけでも何でもありません。たまたまそういう能力を天がその人に与えたにすぎないのです。世のため・人のためにその能力を使うように、と与えたのです。より多くの人を幸せにするには、どうすればその能力がいかせるのか?それを考えるのが真のインテリです。けれども「エセ」は自分の能力の意味にきづきません。それに気づかず、自分が偉いから、この能力を与えられている、と勘違いします。自分の能力を他に示すために、「自分を認めさせるために」自分の能力を使おうとします。会社であれば、会社のすべての資源を自分の支配下におくために、その能力を使おうとします。自分の自己顕示欲というエゴと野心を満たすために、能力を使おうとするのです。本当に危険です。

「会社においておいてはならない」まさにその通りだと思いました。たった一人の人間の能力などたかが知れています。エゴを貫きとおしたら、必ず宇宙からマイナスエネルギーの精算をうけます。幸せな人生など歩めるわけがありません。ブラジルの会社は、私にこの事実を気づかせてくれました。まさに私の人生に必要な役割を果たしてくれたのです。

 

 

「そして、計画の段階では、悲観的に物事を見つめる。『悲観的に物事を見つめる』とは、どうして難しいのか、どのくらい難しいのかを十分に考え、それでも『工夫さえすれば達成できるはずだ』と自分で思い込むことです。・・・・『全て簡単に実現できそうだ』と、まず自分自身が思い込む。自分の部下にも、そう思い込ませる。これが重要です。『あの人がこの程度成功したらしいが、子供の頃は、私の方が、頭が良かったから、さらに可能性がある』このように自己暗示をかけるのです。暗示をかけることによって、できると自分に信じ込ませるのです。同時に、自分だけでなく、部下にも『君は能力があり、やり方によってはできる』と同じように信じ込ませるのです。繰り返し自分に言い聞かせ、奮い立たせるのです。」

→ これは言い換えると、自分の持っているものに気づくことです。あれもない、これもない、とないものをあげて悲観的になるよりも、あれもある、これもある、と既にもっているもの、与えられているものをみて、感謝する、その「あるをみつける」心を鍛えることだと思います。

2 自分で自分を満たす意欲

 

「人間は、自分自身を信じられないと行動できません。セルフモチベーション、自分で自らを励まし、奮い立たせる、という言葉もある位です。人から励まされたり、慰められないとやっていけないタイプは、リーダーになれません。リーダーは、いろいろな圧迫や悪条件に向き合うので、自分を自分で励ませる必要があるのです。・・・独り言でも良いので、朝起きたとき『やろう、やらなければならない、やれるはずだ。一生懸命にやったらできる』と言い聞かせるのです。」

 

→ これはとても大切です。ストイックに仕事をしていると、報われない虚しさがでてきます。自分が報われていない、だれもわかってくれない、と思うとこの報われない思いが、潜在意識に浸透します。どうせ、何をやっても認められない、自分は嫌われる、わかってもらえない、この思いが蓄積します。そして無意識が経営者をかりたてます。

「私を認めろ!」という方向に向かわせてしまうのです。

独裁者はこうしてできるのだと思います。ですから、毎日の努力とおなじくらい真剣に、経営者は自分で自分を満たすことが必要だと思います。私はビジネスパートナーの女性から、「祐子さんと話してインスピレーションが湧きました」というお言葉をいただきました。涙が出るほどありがたい気持ちになり、幸せになりました。日々の生活に幸せ・癒し・解放を見つけられるようになりたいと思います。

 

3 不安を具体化する勇気

「(何かものを売ろうとしたときに)『同業者がたくさんいるため、簡単に売れそうもない』というネガティブな条件がたくさん出てくるでしょう。それらを全部列挙します。どうすればうまくいくか、なぜことがうまく運ばないかを表にして、一つ一つ潰していく方法をとります。人が『これは売れない』というなら、なぜ売れないかを分析してみる。店頭販売を訪問販売に変えれば売れるかもしれないと分析してみる。」

 

→ 実行・行動をするのに、この不安の具体化はとても効果があります。心の見える化です。こうすることで不安が潜在意識に落とし込まれることを防ぐことができます。私もすぐに実践しようと思います。

 

4 常に考える(答えは我が内にあり)根気

 

「考え続けていると脳みそから噴きこぼれそうになります…吹きこぼれるので部下に伝え、自分が(必ずやれると)思い込んだら、次に部下にも思い込ませる。一日考える位ではなく。。考えに考えて考え抜く、毎日考えていれば、ある瞬間に知恵がパッと閃きます。」

 

→私は、最近は夜10時頃には眠るようにしています。朝4時から5時くらいには目覚めます。目覚めた後、掃除や半身浴をしていると、アイデアが降りてきます。前の日にぐるぐる回っていたネガティブな問題にも、こうすればいいかもしれない、という新しい考えがでてきます。心をクリアにして、内なる宇宙と繋がる、この思いをもつことが大切だと思います。

5-8は次回お伝えします。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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