わかるように語る―フィロソフィ「目標を周知徹底させる」

こんにちは、あなたの心に寄り添う自分軸アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

今回は、標記のテーマで、稲盛氏が次のように経営の要諦をお話されています。

稲盛氏のお言葉は「」で引用させていただいています。

「 目標を達成するためには、その目標が全員に周知徹底されていなければなりません。

つまり全員が目標を共有化し、自分たちのものになっていることが必要なのです。

営業部門でも製造部門でも当月の売上や総生産、差引売上、

時間当たりなどの数字が全員の頭にしっかりと入っていて、

職場の誰に聞いても即座にその数値が口をついて出てこなければいけません。

京セラのアメーバ経営と時間当たり採算制度では目標を全員に周知徹底し、

共有化を図ることによって、ひとりひとりの参加意識が高められ、

これが一丸となって目標達成に向かうエネルギーとなるのです。」

 

これは「ベクトルを合わせる」、「ガラス張りで経営する」、と関連して、大切なポイントです。

また、経営１２箇条の二番目、「具体的な目標をたてる」をより具体化して、

スタッフに理解してもらうことを示しています。

これが実践できないのは、経営者のマインドに原因があるのではないかと思います。

ですので、弊社では次の三つを念頭におき、常にこの目標の周知徹底を図ろうと思います。

2 理由を語る

目標だけでなく、なぜその目標を達成することが必要なのか？

ここも併せて、一生懸命に話して、聞いてもらうことが大切だと思います。

10という目標を達成するのであれば、12を目指していかなければ、

10はおろか9も8も達成できない。

だから、まずはなんとしてでも12を達成することを目指そう。

このように理由を一つ一つ、しっかり伝えていくことが大切だと思います。

どうすれば伝わるのか、いつも創意工夫を重ねて、相手が受け入れやすいように、

聞きやすいように話していくことが大切だと思いました。

 

3 「思いは現実化する」を体験してもらう

経営者が、このような目標を持っている、それは従業員からしたら実現不可能なものかもしれません。

けれども、経営者はその目標を頭の中に入れて、心にいつもその目標を抱いて、

ひたむきに努力を続けます。そうすると、無理だと思っていたその目標が、

いつの間にか達成している。

こうした目標を実現していく過程をスタッフの方にも体験してもらいたいと思います。

そうすることで、スタッフもいつしか、自分の目標をしっかりと口に出して

表現することができます。そうすることで言霊に力が加わり、必ずや実現できるようになります。

まずはそれを信じて、ひたむきに一生懸命努力する。こうした姿勢を貫いていきたいと思います。

さてまとめますと、具体的な目標を掲げるのはとても大切です。

けれどもそれは、多くの場合、社長の心の中にとどまっていて、従業員と共有されていません。

それは経営者自身の心が従業員と正面からぶつかることを避けているからです。

経営者自身が伝えようと真剣に思い、目標達成を心から信じて努力し、従業員の立場に立って、

理解しやすいように、繰り返しその目標を語っていく、こうすることで、

会社は力を合わせて一丸となって進んでいくのです。

そのためには、このような意識付けがとても大切だと思います。

 

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今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

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