騙されている、騙される方が馬鹿、こんな言葉を聞くと、聞き耳を立ててしまう、もしかしてそれって俺のことでは…と思ったあなた、騙されることのトラウマから解放されましょう、あなたのためのソリューションエクスプローラー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

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今回からシリーズで不動産問題を解決するメンタルブロック解消、これをご紹介します。

さて、このブログでは、潜在意識がいかに大切かという話をしています。メンタルブロックは潜在意識に落としこまれます。そして私たちの現実を作っていきます。それを具体例で見ていきたいと思います。

何回かにわたってその内容をお伝えしますね。

1回目は、「借金は本当はなかった」、という話です。英語でいういと、-no debts from the beginning-   でしょうか・・・

正確に言うと、借金の事実があったかもしれませんが、それは本人が考えているほど大問題ではなかったということです。

 

加世子さん(仮名)のお悩みは、人を信じることができない、これでした。セッションをして色々と掘っていきました。

小さい時に父親が人に騙された、そして不動産も、自営でされていたお店も何もかも人手に渡ってしまった。おそらく、これが原因ではないか? このような体験から人を基本的には信用できない、いつか相手が自分から去っていくような気がする。

このようなお話をされていました。

そこから、人に騙される、ここに関連するブロックを解消していくことになりました。

まず事実関係を簡単にご説明しましょう。

こちらのファミリービジネスの家系図からご説明しますね。こちらに記載させていただいてるのは、全て仮名で記載させていただいております。

ハルトモ商店は、昭和20年代にハルトモさんが創設された会社です。かつては、いくつか別の商売もされていましたが、最終的には昭和40年頃に、こちらのスーパーマーケットの経営に注力しました。

大手スーパーチェーンJ社のフランチャイズとして経営していました。

家族関係は、といいますと、晴朝さんは、最初の奥様アサさん との間にご長男晴郎(はるろう)さんがいます。アサさんが亡くなられた後、2番目の奥様美貴さんと結婚され、長女の薫さん、次女の昭子さんが生まれました。ビジネスに関わっていたのは、晴郎さんと奥様の亮子さんです。

今回のクライアント様は晴郎さんの三女、加世子さんです。

そして問題の不動産関係を見てみます。ご商売をされているスーパーの土地は長男の晴郎さん所有の土地、次女の昭子さん所有の土地、この2筆を使ってビジネスをしていました。そしてこの2筆の上にJスーパーの借地権が設定されていました。

借地権というのは土地を借りる権利です。

そしてJスーパーはJスーパー所有の建物を建てています。実際にはこの建物を、ハルトモ商店が借りてビジネスをしていたわけです。

土地には根抵当権が設定されています。これは商売などではよく使う方法です。いつも商売に伴ってお金の貸し借りなどが生じますから、ある一定の限度を決めて、その貸し借りの担保を設定しておくわけです。例えばハルトモ商店が、ジェイスーパーに返済するお金が返済できないとなると、実際この土地を売って、返済に充てるということもあるわけです。

これ以外には抵当権等が設定されていませんでした。

 

さて、登記簿謄本等でこの事実を見て「おやっ」と思いました。

何故かというと、加世子さんがおっしゃっていた、騙されたという抵当権が見当たらないのです。

少なくとも、昭子さん所有の土地の履歴を見る限りでは、そのような、「あー、これはおかしいなぁ…」という記録はなかったのです。

ここから先は推測になります。

おそらく晴郎さん所有の土地部分に、土地値の数倍の抵当権をつけること、これは可能です。

実際、私も他の案件で何件か見たことがあります。本当にこれだけの金銭の貸し借りがあるのか?甚だ疑問ですが、この土地にこれだけの抵当権をつけたのか?と驚くことが何回かありました。

そして実際に詐欺まがいという話もあります。

客観的にその土地を見てみれば、それほどの価値がないことがわかるのですが、それを知っていて、あえて大きなお金を貸したように見せかけ、その土地から何らかの上がりを取ろうとする、そのようなことをしている人がいる事は事実です。

加世子さんから伺っている話はこのようなものでした。

「警察からも要注意として扱われているような詐欺師集団が、スーパーの駐車場で怪我をしたなどということから晴郎さんに近づき、何かの儲け話などうまい話を言って、この商店の息子、晴郎さんの土地を騙し取ろうとした。」

この詐欺師、間に入った不動産業者、昭子さんが結託して晴郎さんの土地からたくさんのお金を巻き上げた。

このようなお話でした。

加世子さんには、セッションを通じて、感情の解放をして頂きました。そして、では事実を見ていきましょうとなり、この作業を始めさせていただきました。

結果から申し上げると、これは売らなければいけない状況ではなかった、ということです。売却は、売却することにメリットがある、関係者の様々な意識が働き、多額の不動産を動かす、という事実ができます。

確かにおっしゃる通り、実際の不動産の価値以上の抵当権をつけることは可能です。

 

けれども、実際この抵当権を実行して、その価値をまるまる実現するのは、ほとんど不可能に近いです。もちろん様々な状況がありますが、本件に関して見てみると、難しかったのではないかと思います。

そう考えてみると、だまし取られた、というのとはちょっと違うのかなと思います。結果から見ると騙されたように見えるかもしれませんが、私のようなプロから見ると、

売る必要もなかったものなんで売ったの?」というのが素朴な疑問です。そして潜在意識の働きを考えてみると、売ることによって何かメリットがあり、不動産の売却という大きな行動を起こした。

このようにも見ることができるわけです。

長くなってしまったので、この仕組みは、また明日、説明いたします。

 

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。