こんにちは、あなたの心に寄り添う自分軸アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

今日のテーマはこちらです。

「きれいな心で描く願望でなければ、素晴らしい成功は望めません。強い願望であっても、それが私利私欲に端を発したものであるならば、一時的には成功をもたらすかもしれませんが、その成功は長続きしません。」

 

「世の道理に反した動機に基づく願望は、強ければ強いほど社会との摩擦を生み、結果的には大きな失敗につながっていくのです。成功を持続させるには、描く願望や情熱がきれいなものでなければなりません。つまり、潜在意識に浸透させていく願望の質が問題となるわけです。そして、純粋な願望を持って、ひたすら努力を続けることによって、その願望は必ず実現できるのです。」

 

「バブル崩壊後、様々な不正行為が発覚し、罪に問われた人がたくさんいました。バブル最盛期には、飛ぶ鳥を落とす勢いで次から次へと銀座や大阪にビルを建てて、繁華街を肩で風を切って歩き、1日に何百万、何千万と湯水のごとくお金を使っていた人が、わずか10年で見る影もなくなってしまった。そのような例を見ても、我々経営者は、自分の欲望だけを満たそうとしてはなりません。全従業員の幸せを考えなければならないのです。もし会社が傾けば、会社の将来にかけて懸命に働いてくれている従業員を路頭に迷わせてしまいます。経営者とは、そうならないためにも自分が先頭に立って努力している人たちであるはずです。そういう人たちが抱く『自分の会社を立派にしたい』という願望は、美しい心で描いているだけに、長いスパンで見れば必ず報われていくに違いない、私はそのように考えています。」

 

ここで稲盛氏がおっしゃる、「きれいな心」の意味を考えてみたいと思います。

きれいな心とは、この世の自分の使命を全うしたいと思う願望だと思います。

すべての生き物は、他を生かすために、この世に命を受けていると思います。

他の人のために何ができるのか、これに気づき、そこに邁進している、これがきれいな心の状態ではないかと思います。

言い換えると、自分の心の中に、たくさんの「相容れない」感情がないということです。

一方では自分の欲望を肯定し、

一方では自分を否定し、

一方では焦り、憎しみ、不安、怒りなど他者へのマイナスエネルギーを抱き、

一方では、自分が外から認められたい、という自己顕示欲を持つ

 

人間、誰しも、こうした葛藤を持っています。

これを少しずつ緩めていくことで、私達の心が次第にクリアになっていくと思われます。

心をきれいにする、その過程を次のように整理してみたいと思います。

1  自分を精神的に満たしていく

2  既に持っているものを再発見する

3  心の声を素直に聞く

4  他者からの愛を受け取る

 

1つずつ説明していきます。

 

1  自分を精神的に満たしていく

これは、まずは「自分がこの世に、存在しても良いのだ」

それを自分自身で認めるということです。人間は誰しも、自分の存在意義を、他人に認めさせようとします。私たちは、このような自己顕示欲を持っています。

この自己顕示欲が、稲盛氏がおっしゃる「欲」となって、私たちを我利我利亡者の行動へと導いていきます。

けれども、物で満たされても、私達は真の幸福を感じることができません。

何故でしょうか?

それは、物では、自分の心は本当に満たされていないからです。

 

自分の心が満たされるとはどのようなことでしょうか?

それは、自分が、自分の存在を認めるということです。

 

そのためには、自分の中にある、あらゆるネガティブな思い、

これに自分自身が気づく、これがとても大切です。

 

自分が気づく

=自分の潜在意識に上がる

=自分が自分自身を認める、という事につながります。

 

これがあれば、他者に自己承認を求める必要はなくなります。

 

自分の中にある、ネガティブな感情が、少しずつふるいにかけられます。

良いところも悪いところもあわせて、自分なのだと納得することができます。

 

こうすることで、周りの人の長所短所も全て認めて、許せるようになります。

自分を否定することがなくなります。

意地になって周囲に自分を認めさせようとすることもなくなります。

これが心を綺麗にする第一歩です。

 

2  既に持っているものを再発見する

「奪う意識」これが人間の心を曇らせます。

 

自分には力がない。

自分には人望がない。

自分には経済力がない。

自分には学歴がない。

自分には経験がない。

 

われわれはこのように、自分が持っていないものにフォーカスしてしまいがちです。

これが自分にないと思うと、ある人から奪おうと必死になります。

力がある人を味方につけようとする。

お金やもので、人の心をつなぎ止めようとする。

経済力がある人を羨んで、陥れようとする。

お金に貪欲になる。

エリート社員を雇おうとする

人の学歴や肩書だけを注目するようになる。

奪おうと思った時に、私たちの心が曇っていきます。

ではどうすればいいのか?

足りないのではなく、あるものに着目します。

すでに自分が持っているものに、目を向けるのです。

今一緒にいるスタッフたち、

親身になって助言をくれる仲間たち

これまでのお客様

これまでの自分の人生で身に付いたスキルや経験

これらに価値を与えていないのは自分自身なのです。

自分がまず、自分が既に持っているものに光を当てなければなりません。

こうすることによって、仕事の人間関係、世界情勢の流れなどをシンプルにとらえることができます。心がきれいになっていくのです。

 

3  心の声を素直に聞く

私たち、今の40代から60代位の人たちは、昭和の高度成長時代に育ちました。

 

生まれ育った環境や、時代がそれを望んだのでしょう。

私たちは、自分が本当に好きなことよりも、敷かれたレールに従って生きることを求められました。

 

企業で働き、あるべき企業人を目指して働いてきました。

その弊害は、今の私たちの目の前に現れています。

 

どういうことかというと、私たちは、本当に自分達の心の声を聞くことができないのです。

例えば、日本の社会では、嘘をつくことが当たり前になりました。

本当は違う、自分は、本当はそんなことをしたくない。

けれども、仕事だからそれをやらなければならない。

嘘を知っていて、嘘をつかなければならない。

 

私たちは、日常生活で、たくさんこうした嘘を強いられているのではないでしょうか?

 

そうすると、本当はダメだと思っていても、こう言わなければならない、こういうのが当たり前だ、という気持ちに自然となっていきます。

その結果、気づいたら、自分の本心も自分でわからなくなるのです。

 

私は、経営者として働いています。

何よりも恵まれてると思うのは、嘘をつかなくても良いことだと思います。

仕事で嘘をつかなければならないとしたら、自分の判断で、嘘をつかないことができる。

私が嘘を強いられる仕事を断ることができます。

 

そして、実際そのように活動しています。

だからといって、お客様との関係性が悪くなることはありません。

また、自分が経済的に窮する事はありません。

 

むしろ、嘘をつかずに正直でいること、

これが仕事の成功につながっていると思います。

 

自分の思いや感情に、素直になること、

これもまた、心をきれいに保つ方法だと思います。

 

4  他者からの愛を受け取る

10代から30代位の私は、他の人に頼ることが嫌いでした。

人に頼っている人を見ると、不快感を感じていました。

私はこんなに頑張って、自分でなんとかしようとしているのに、人に頼って甘えている、と周りの同僚を冷ややかに見ていました。

 

私は、なんと愚かで、偏ったものの見方をしていたのかと思います。

 

世の中には、自分への愛が溢れているのです。

けれども、私自身の心が曇っていました。

私自身の心が固かったのです。

だから、こうした愛に気づくことができませんでした。

 

心が柔らかくなると、周りの人の助け、思いやりを受け取ることができます。

そして感謝の気持ちで満たされます。

そして、自分ができることを精一杯頑張って、周りの方に恩返しをしたい、そのように考えるようになりました。

私にとっては当たり前のことでも、情報発信をするだけで、それを受け取る方から喜んでいただくこともあります。

 

例えば、不動産に関する基本的な情報は、専門でない方にはわかりにくいものです。

 

それをかいつまんで伝え、専門家に頼みやすくする。

これだけでも、お役に立てるのではないかと思いました。

 

人間には、生涯、勉強が必要です。

インプットはとても大切です。

けれども、アウトプットはもっと大切です。

自分がこのように、アウトプットすることができる。

そして、こうしたアウトプットが、他の方に喜んでいただける。

ありがたいことだと思います。

 

さて、まとめますと、心をきれいにするには、次のような行動が効果があります。

 

まず自分自身の心を理解し、

自分の心の声を聞き、

自分に与えられている愛に気づくこと、

 

これを地道に続けていくと、心が浄化されていくように思います。

 

こうした浄化が起こると、シンクロニシティーが起こります。

自分がこんな人材が欲しい、と思っていたら、偶然そういう人材が見つかる。

こんな情報が欲しいと思っていたら、そういう情報が耳に入ってくる。

ふと自分の友達にメッセージを送ると、先方も、自分のことを思っていた、考えていたと言われる。これがシンクロニシティです。

 

シンクロニシティは他力や運を好転させる、大切な条件だと思います。心をきれいにするとは、こうしたシンクロニシティを呼び起こす上でも、とても大切だと思います。

今日も気づきをありがとうございました。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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