適者生存と闘争心　（フィロソフィ「闘争心を燃やす」）

こんにちは、あなたの心に寄り添う自分軸アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

今日は、「闘争心を燃やす」として、稲盛氏が、経営者には闘争心が必要であることをお話ししています。

「」内は稲盛氏のお言葉です。

「仕事は真剣勝負の世界であり、その勝負には常に勝つ、という姿勢で望まなければなりません。

　しかし、勝利を勝ちとろうとすればするほど、様々な形の困難や圧力がおそいかかってきます。

このような時、私たちはえてして、ひるんでしまったり、当初、抱いていた信念を

曲げてしまうような妥協をしがちです。こうした困難や圧力をはねのけていくエネルギーの元は、

その人の持つ不屈の闘争心です。格闘技にも似た闘争心があらゆる壁を突き崩し、勝利へと導くのです。

どんなに辛く苦しくても、『絶対に負けない、必ずやり遂げてみせる』という、

激しい闘志を燃やさなければなりません。」

ここで、稲盛氏がおっしゃっている、闘争心とは、次の2つのことが必要なのではないかと思います。

 

1  生きる姿勢　(懸命に生きる)

「誤解してはなりません。闘争心といっても、『相手を打ちまかす闘争心』ではないのです。

例えば路傍の草木を見ても、まるで競い合うようにして生きています。日の光を少しでもたくさん浴びようと精一杯、

葉を伸ばし、一生懸命炭酸同化作用を行い、養分を蓄え、過酷な冬に耐えて、再び春を待つのです。

雑草でさえも、全てが一生懸命に、『生きよう、生きよう』と努めています。そのような草は、

隣に生えてる草を打ち負かそうなどとは思っていません。ただ、自分が日を浴びようとして、精一杯、

葉を伸ばしているだけなのです。周りの草も同様に、必死に生きようとしています。

　自然界では、そのようにして皆、一生懸命、生きています。そこでは、『もういい』と

頑張ることを諦めたものは、滅んでいかざるをえません。自然界というのは、

もともとそのようにできているのです。つまり、『適者生存』が自然界のルールなのです。」

→ 次の京セラフィロソフィの個所を思い出しました。

もうダメだと思った時が仕事の始まり、

地道な努力を積み重ねる、

謙虚にしておらず、さらに努力を

これらは、稲盛氏が折りに触れておっしゃっている言葉です。これらは全て、

諦めずに精一杯生きることを言われているのだなと思いました。懸命に生きるときに、

他を蹴落とすという考えは生まれてこないのではないかと思います。

2  適応する(環境についていこうと努力する)

「自然界は弱肉強食の世界と言われます。強いものが弱いものを食って生き延びていく、激しい闘争の世界です。

しかし、実際は、一生懸命、努力をしたもの、誰にも負けないような努力をしたものが世の中に適応して生き残り、

努力しなかったものは絶えていく、この適者生存こそが自然界の掟なのです。ですから、

私たちが持つべき闘争心とは、相手を倒すためのものではなくて、自分が精一杯に

生きていくためのものでなければなりません。」

→ 時代の流れについていこうと努力する、時代からの教訓を、胆識に落とし込もうと努力する、

適応していくためにはどうしたらいいか、知恵を振り絞り、真剣に考え試行錯誤を繰り返すことが必要だと思いました。

まとめますと、闘争心とは、他を蹴おとす心ではなく、逆境や激しい環境の変化があっても、

適応して必死で生き延びようとする姿勢なのだと思いました。従業員のために、

トップがこのような姿勢を持つことが何よりも大切だと自分の肝に銘じようと思います。

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今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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