こんにちは、あなたの心に寄り添う自分軸アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

今回は、標記のテーマと関連して、

稲盛氏が「京セラフィロソフィ」の中で

次のようにお話をされています。

稲盛氏のお言葉は「」で引用させていただいています。

 

「素直な心とは自分自身の至らなさを認め、

そこから努力するという謙虚な姿勢のことです。

とかく能力のある人や気性の激しい人、

我の強い人は往々にして人の意見を聞かず、

たとえ聞いても反発するものです。

しかし本当に伸びる人は、素直な心を持って人の意見をよく聞き、

常に反省し、自分自身を見つめることのできる人です。

そうした素直な心でいると、その人の周囲にはやはり

同じような心根を持った人が集まってきて、

物事がうまく運んでいくものです。

自分にとって耳の痛い言葉こそ、

本当は自分を伸ばしてくれるものであると

受け止める謙虚な姿勢が必要です。」

稲盛氏は、役所の集まりで、この「素直な心を持つ」

というお話をしたときのエピソードを紹介されました。

私はここには稲盛氏のメッセージがあるように思います。

どのようなメッセージかというと、

「役所のような権威であり、法律や仕組み、

他人をコントロールすることができる立場にいると、

傲慢不遜になりがちなので、誤った判断をしてしまいかねない。

なので、重々注意するように」

このようなメッセージや戒めがあるように感じています。

 

ここで稲盛氏がおっしゃっている素直さとは、

特に次のようなことだと思います。

 

1 自分の愚かさを認める

2 自分の弱さを認める

3 正解や答えを求めない

 

1つずつ説明します。

 

1 自分の愚かさを認める

「ある役所の高級官僚の方々が集まる会で、

私は仏の教えについて話をしました。

インテリの集まりであるだけに、

なおさら心のあり方が大切だと思い、仏教の話をしたわけです。。。

その事務次官まで勤め上げた優秀な官僚が質問

だと言って手をあげました。・・・

(松下幸之助さんは)年をいくつ重ねられても、

『自分には学問がない、学校も出ていない』と言って

『耳学問であっても他人様に教えてもらって自分を成長させていこう』

という姿勢を変えようとはされませんでした。

そのため、人の意見をきいて物事を学び、

それを通じて生涯発展、進歩を遂げて行かれたわけです。」

→ 「ミネルヴァのフクロウは、夕暮れに飛び立つ」

これはヘーゲルの言葉です。

これは、真実や真理は、あとにならないとわからない、と解釈できるようです。

ここから考えると、少しくらい偏差値の高い学校を出た、

少し海外を知っている、人よりも知恵や知識がある、

こういう事は、何の意味もないのだと思います。

知識や特殊な経験、少しばかりの頭の良さというのは、

人の役に立って初めて存在意義があるのではないかと思います。

自分自身を戒めて、深く反省したいと思います。

 

2 自分の弱さを認める

「人は自分に誇るものが何もないからこそ威張り、

ふんぞり返って自己顕示欲を満たそうとするものなのです。

たとえ控えめに、謙虚に振る舞うことによって

他人からばかにされても、それは馬鹿にする人間が

間違っているのです。」

→ 人間に限らず、国であっても、

制度や仕組みなどであっても、高圧的な態度を示しているものは、

その態度の背後に必ず「恐れ」があります。

自分への自信のなさもあります。

これが人に知られてはいけないと、必死で虚勢を張っているのです。

そこに人生のたくさんの時間とエネルギーを

費やすとしたら、なんと虚しいことかと思います。

力は力を呼びます。人間の体力や肉体が衰える以上、

力で覇を競っても何の意味もありません。

「負けるが勝ち」とはよく言ったもので、

負けを認めたときに、

初めてこだわらない心が生まれるのだと思います。

 

3 正解や答えを求めない

「ミャンマーは独裁に近い軍事政権国家です。

その体制下で、民衆は従順にしています。

そういう無抵抗で従順な民衆になれと

稲盛さんは言われるのですか」

→ この方は、もしかしたら、このような質問をして、

稲盛氏をやり込めようという意図があったのかもしれません。

稲盛氏はこのように、淡々と真理をお話しされましたが、

それがこの方の心に浸透したのかどうか分かりません。

我々は、受験社会や学歴社会という、知識を重視する教育を受けています。

ですから、自然と答えを求めてしまいます。

ですが、答えを求めることは、同時に自分の柔軟性がなくなり、

他を受け入れない心の硬さにもつながります。

受け入れるか受け入れないか、ゼロサムの状態ではなく、

水の流れのような柔軟性を持ちたいと思います。

 

まとめますと、

素直な心を持つとは、

学歴社会を生きてきた経営者や

エリートに対する強い警告です。

賢さ、強さ、自分の答え、

これら全てを捨てなければいけない

と考えたいと思います。

 

 

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今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

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