こんにちは、あなたの心に寄り添う自分軸アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

毎回、京セラの名誉会長、稲盛氏の言葉を読んで実感することがあります。

それは、感謝の気持ちがとても大きなエネルギーを生むということです。

今回、稲盛氏がJAL再生の3年間を終えて、JAL社員と盛和塾の塾生にお話ししています。

感謝に次のような4つのタイプ(方向性)があると思います。

1 自分が生きていることに感謝
2 恩返し(人のための感謝)
3 お客様への感謝
4  家族、パートナーへの感謝

5 心を入れ替えることの感謝

 

1 自分が生きていることに感謝

「会社が倒産したことで、多くの仲間が去っていった。給料も下がってボーナスも出なくなった。そんな悲惨な状況の中で、三万人余りの社員が残ってくださった。また、その人たちが気持ちを切り替え、心を変えて、『破綻した会社が存続した事は、本当にありがたいことだ、自分たちも必死に頑張ろう』と思うようになって、以前にも増して身を粉にして働いてくださった。

・・・災難にあったのに、そのようにして、ありがたいという感謝の思いが起こるという事はまずないことです。それは災難に遭った時にとるべき、まさに理想的な態度であったのです。普通であれば、災難に遭遇すれば、『なんで自分たちがこんな目に会わなければならないんだ。・・・すべて前任者が招いた結果ではないか。私たちには関係ない』というようなことを口々に言って、責任を転嫁し、愚痴や不平不満ばかりが先に立つのが普通です。しかし、皆さんはそんな事はしなかった。もともと素晴らしい心根を皆さんが持っておられたのでしょう。そこに私が「人間として正しく、美しく良き心を持つ」ことを、フィロソフィーを通じて解いたことで、皆さんがもともと持っていた素晴らしい心根が、桜の花が一斉に花開くように発揮されるようになったのだと思うのです。

 

災難、災害等、想像を絶する不幸に見舞われても、このような気持ちがもてる人間でありたいと思います。常に明るく前向きに、夢と希望をいただいて生きていく人でありたいと思います。

 

2 恩返し(人のための感謝)

 

盛和塾の塾生たちが、「稲盛塾長に今まで経営を教わってきたおかげで、私たちの会社は素晴らしい業績を上げている。その塾長が命をかけてJALを救おうとしている。ならば我々もそのお手伝いをしたい。今まで我々が受けた恩を、JALを再建するために協力することで恩返ししたい。1人100人ずつ集めて、55万人でJALを応援しようとJAL応援団を結成してくれました。日本航空の航空機に積極的に乗ってくれたばかりか、搭乗するたびに『頑張ってください応援しています』と心温まるメッセージを書いて、社員に渡して励ましてくれました。多くの社員が後ろ向きな気持ちではなく、破綻してしまった会社を温かく支援してくださる方々に感謝するという、前向きな気持ちを持ってお客様に接し、健気にサービスに当たってきました。」

 

人のために頑張ろうと思う時、人は思いもかけない大きな力を発揮します。感謝とともに、誰かの役に立ちたい、という思いが、JALの方々に感動を与え、それがJAL社員のサービスを通じて、お客様に伝わったのだと思います。

3 お客様への感謝

盛和塾の皆さんは千羽鶴を作ってJALに届けてくれました。経営破綻の直後、それを見た皆さんは、素直にありがたいという感謝の思いが沸き起こり、「社会の人たちがこんなに応援してくださる。自分たちはこのままではいけない、会社を何とか頑張って立て直そう」と真剣かつ純粋に思われたに違いありません。そして、その感謝の思いを胸に、お客様に心からのサービスを提供していきました。そして、それがお客様の心を打ち、業績拡大に結実していったと思います。

 

→稲盛氏は、航空運輸業は究極のサービス産業であるとおっしゃっています。お客様が、またJALに乗ろうと思ってくれなければ、収益を上げることはできない、このような意味のことをおっしゃっていたと思います。

4-5は次回お伝えします。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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