不景気になったらどうしよう・・・そんな思いを抱えているあなた、あなたの不安、具体的にしていきましょう!不安のおおもと、いっしょに小さくしていきましょう、あなたの不安マネージャー、ユキーナ ・サントスです。

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今日は、これから来る不況についてお話します。不景気になったらどうするか?このお話です。

これは不安を一つ一つ具体的にしていく、その準備をしておく、これで不安が小さくなります。UMIの創始者の川相ルミさんと京セラの名誉会長稲盛氏が同じことをおっしゃっています。稲盛氏は何が起こるか予測しておく、そしてそれに対して準備しておく、とおっしゃっています。そして一番大切なことは、常に明るく、前向きにいきること、これがカギだとおっしゃっています。

不況を乗り切る工夫について、稲盛氏はこうお話をされています。

1全員参加による営業力の強化

「新しい営業担当者を採用するのではなく、製造部門が受注減で暇になっていますから、そういう人たちの中から適当な方を選び、営業に回ってもらいました。従来の営業人員に加えて、暇になった製造部門から応援部隊を結成し、営業陣の強化を図ったのです。不況を乗り切るために、まだ会社が小さかった時にとった方策でした。」

→適材適所、営業を経験することで、製造の方の成長にもつながったと思います。欧米ではなかなか考えられないことですが、日本らしいやり方だと思います。

 

2新製品開発に全力を尽くす

「技術者も手が空いていますので新製品開発に全力をあげる絶好の機会なのです。」

→リーマン後の不況の時に、私はドイツ系の銀行に勤めていました。外の仕事がなくても家の中の仕事はあるだろう、と言われていました。今にして思うとその時にできることがたくさんあったと思います。これは今後の自分の教訓にしていきます。

 

3原価を徹底的に引き下げる

「こういう時こそ、常識では不可能と思われることを可能ならしめねばなりません。不況期にこそ、これらのフィロソフィー(能力を未来進行形で考える・もう駄目だと思った時が仕事の始まり等)が語りかけることを真摯に受け止め、自分自身を勇気づけ、闘志を掻き立てていただきたいと思います。」

→ダメだとおもうのも自分、できると思うのも自分、すべては自分の意思次第です。合気道ではこのように考えます。腕をとらえられたら、身動きできない、と思って固まるのも自分です。人間についているすべての関節が自由に動く、体の微に入り、細にわたり困難を乗り越える工夫が体に生まれつて備わっている、こう思ったときに自由になります。難しい局面がチャンスになります。合気道の知恵です。

 

4生産性を落とさない

「一旦、一人当たりの生産性を下げてしまえば、好況になってから再び生産性を高めようとしても、そう簡単には元の水準に戻りません。必要最小限の人員で1番忙しい時と同じ緊張感を持って製造に当たることにしたのです。余った人は営業の応援に回したり、あるいは工場全体の清掃、保守点検、機械のメンテナンス、樹木芝生の手入れを含めた工場の美化などに従事させるようにしました。」

→さすがは稲盛氏です、生産性がキモだというメッセージだと受け取りました。

 

 

「そうすることで不況の中でも悲嘆に暮れてダラダラするのではなく、明るい気持ちでそれぞれの目的に向かって一生懸命努力するという雰囲気作りをしたわけです。すなわち、製造部門で余った人を分離し、今までやれなかった仕事をしてもらいながら、現場の生産性や緊張感を維持しました。結果、工場が見違えるようにきれいになり、公園のように美しいものとなりました。」

 

→バブルが終わってから、失われた20年という不況時を私はサラリーマンをして過ごしました。そしてその後リーマンショック後の不況も外資系の企業で過ごしました。ここで思ったのは、人々のムードがいかに大切かということです。これがマクロ経済の本質ではないでしょうか?その時は、ほとんどの人がどうしてこんな憂き目にあうのだろうと思ってすごしていたのではないでしょうか?けれどもこうしてよくないムードに包まれて過ごす人は、幸せを遠ざけているのでしょう。

 

やはり、不景気や不況、それを機会だと捉えていつも明るく前向きに、プラスの意識を持って過ごすということがその後の会社の運命、自分の運命に影響してくるのだと思います。

 

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。