運を引き寄せるにはどうすればいい?本当に運が悪いと嘆くあなたに、あなたのためのラッキーエンジェル、 ユキーナ ・サントスです。

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今日は運について、会社経営やビジネスの観点から考えてみますね。

ずばり、ビジネス大成功の秘訣は、ただ一つ、「人として正しいことをする」これです。

私が尊敬する、京セラの名誉会長稲盛氏がこのようにおっしゃっています。

私は27歳で京セラと言う会社を始めたわけですが最初に遭遇しましたのは、経営者として何を基準に判断すれば良いのかという問題でした。必然的に私がたどり着いたのは、子供の頃、両親や先生に教わった「やっていいこと、やってはいけないこと」という教えを基準に判断をすることでした。非常にプリミティブな倫理観であった、「人間としてやっていいこと、悪いこと」をもとに、物事の是非を決めるようにしたのです。つまり、経営の判断基準を「利益を追求すること」というところには置かず、「人間として何が正しいのか」ということにおき、それを貫き通すことを、その時決意した次第です。このように、私の判断基準は非常にプリミティブなものがベースだったのですが、今思えば、それが京セラが成功を収めていった、最大かつ唯一の理由だろうと私は思っています。

 

簡単にわかりやすく書かれている内容ですが、その意味する事はとても深いと思います。判断基準は何に置くか、これすら自分で明らかにしないで経営をしている経営陣が多いと思います。私が巡り会った会社にこのような経営陣が多かったということです。ときには会社のため、ときには株主のため、と言いながら、社長である自分の利益のためだけではないか、このような観点から物事の判断をしていた経営者がとても多かったような気がします。それが会社の存続が難しかった理由でもあります。そして私がそうした会社を離れたのは、ここの判断基準が稲盛氏とは大きく異なっていたから、これが一番大きな理由です。

稲盛氏がおっしゃるように、本当にこれが最大の、そして唯一の理由なのではないかと私も経験を通して実感します。

何年か前に、ソフトバンクの創設者であり最高責任である孫正義氏が、英語で演説を行った内容を目にしました。おそらくビジネス雑誌の中で「できるビジネスマンの英語を学ぶ」、というような特集だったと思います。

孫正義氏の英語は、私の個人的な見解ですが、あまり品の良い英語ではありませんでした。そして内容も、あまり評価されるような内容ではなかったと思います。少なくとも私がこれまで一緒に働いたイギリス人の上司、オランダ人の上司は、特に、あのような英語を話したら、私に厳しくダメ出しをしたと思います。そのような英語でした。

何が1番いけないかと言うと、質問に答えず、相手をけなすことに一生懸命になっている、そのような点です。そのスピーチは、ソフトバンクとあと数社が欧米の会社を買収するためのプレゼンテーションでした。孫正義氏は、その相手先の会社がソフトバンクと合併することでどのようなメリットがあるのか、これを具体的に説明することがありませんでした。またソフトバンクの強みは何なのか?これを明らかにすることもしませんでした。けれども競争相手の会社のここがダメだ、ここは最悪だ、これはお話にならない、非常に小さい会社だ、と言うような相手の会社の中傷を単語を並べて強く主張していました。私は、そのスピーチの語調の強さや、理論としての中身のなさをいまだによく覚えています。

 

今、世界経済の中では、ソフトバンクの不調がささやかれています。ここでリーマンショック並みの株式の下落、大規模倒産等が起こったら、ソフトバンクはたちまち債務超過に陥る、とも言われています。まさに塾長がおっしゃる通り、考え方が全てなのだと思いました。投資額も数兆円ですから、日本の国民経済にも大きな影響が出てくるでしょう。考えが少しでもマイナスの方向に逆触れするだけで、会社の運命というのは大きく違ってきます。

やはりすべては、フィロソフィー、人として正しいことをする、これではないでしょうか?

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。