こんにちは、あなたの心に寄り添う不動産アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

このように世界が不安定になってる時、リーダーシップの質というか、リーダーがどんな行動を取るかが大切になってきてるようにも思います。

そして、各国のリーダーはどんなメッセージを発信するのか、これも着目されていると思います。

1家庭あたりマスク2枚とか、お肉券とか誰が見てもおかしいだろうと思うことです。

ここで大切なのは、これは今に始まったことでは無い、ということだと思います。

地震のすぐ後の放射能騒ぎの時、日本のメディアや政府の対応がいかにお粗末で幼稚なものであったか、ということが明らかになっています。誰が考えても明らかに無理だろう、という消火方法をやってみたり、もともと地震があるところに原発を作ってみたりと、このような小さなことを考えてみると、ここには大きな違和感があります。

日本はこれほど美しく、思いやりがあり、勤勉で謙虚な日本人は素晴らしい民族だと思うのに、リーダーがいない、これは情けない限りだと思います。

京セラの名誉会長、稲盛氏のエピソードがあります。これは京セラグループ会社のトップの方が、稲盛氏の教えを思い出して綴ったものです。

毎月1億円の赤字を出している会社に出向した方のお話です。

「名誉会長から教えられたことで、1番強烈に覚えているのが、『苦のない世界』の話です。この時は2時間を超えるほど長時間話をされたと記憶しています。それまでは世の中には苦しみがあるのは当然だと思っていましたが、心の持ち方によって苦しみがなくなることを知りました。『仕事をしていても、苦がないんや』と言うことに気づいたというより、『苦のないようにせなあかん』と思いました。名誉会長は『仕事を好きになりなさい』とよくおっしゃいました。人の手伝いをしているという意識の時は、どんなことをしてもしんどいけれども、自分のものにしたら、どんどん可能性が開けてくるというのです。」

なるほどなと思いました。トップ自ら仕事が好きで、ひたむきにその仕事に取り組んでいる、このような事は、実は珍しいのだと思います。
私の元上司はこのような人です。私の元上司はオランダ人です。
「人生の大部分の時間を過ごすのは仕事だ、それならば、もし仕事が好きなものでないなら全くの非効率だしナンセンスだ、このようにいつもおっしゃっていました。」

私も、仕事の中で「やらされてる感」を意識するようにしています。少しでもこのような思いが出てきそうになったら、自分にとっての意義を見出すようにしています。そしてどんなことでも、楽しんで没頭できるように心がけたいと思います。

このグループ会社の社長さんはこのように続けます。

「特に今の若い人たちに限らず、日本人は道徳を失っています。名誉会長のように、道徳以上のものを説かれるというのは素晴らしいことです。しかも名誉会長は、いつも難しいことを言われるのではなく、当たり前のことを当たり前のようにおっしゃいます。決して選ぶらないで、我々が理解できるところに降りてきて語ってくれます。』

この後の京セラのスキャンダルの話もそうですが、やはりリーダーのあり方を考えさせられる内容です。私の元上司もこのように接していました。当たり前のことを当たり前に、しかし理由が必ずわかるように部下である、私たちに説いて聞かせてくれていました。

放射能騒ぎは、ほぼ10年前でした。10年前と今とで、政府の対応は変わっていないか、より酷くなったかもしれません。けれども変わらなければいけないのは、自分のほうの質だと思います。受け取る自分の側がどのように物事を見ているのか、これだと思います。

 

おそらく日本人の一人ひとりが、このような考えを持っていけば、状況が変わってくるのかもしれないと思います。
生活環境や生活水準、インフラ、安全性などを比べて、世界の中でどこに住みたいと思うのか?
どこの国でどのように子供を育てようと思うのか?
その理想があるなら、その理想に近づくために、自分が何をすることができるのか?
書きながら自分の頭を整理することにも役立ちました。またこのリーダーシップについては考えてみたいと思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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