こんにちは、あなたの心に寄り添う不動産・投資アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

昨日、京セラの名誉会長、稲盛氏の講演のビデオを拝見しました。

稲盛氏が、イギリスのオックスフォード大学で講演をされたときの内容です。

私が思ったことを、いくつか書いてみたいと思います。

1  日本政府がやった最も良かったこと

これまで、稲盛氏がJALを再生した話、これをたくさん聞いたことがあります。
JALが経営不振になり、立ち行かなくなった時に、日本政府は、稲盛氏に白羽の矢を立てました。

講演でもおっしゃっています。

当時私は、80歳に近く、航空業界は自分の専門外であったため、お断りをしていました。けれども採算の求めがあり、お引き受けさせていただくことにしました。

日本経済のため、

当時私は、80歳に近く、航空業界は自分の専門外であったため、お断りをしていました。けれども採算の求めがあり、お引き受けさせていただくことにしました。

日本経済のため、
JALの従業員のため、
日本国民のため
稲盛氏が、この事業を引き受けたとおっしゃっています。

経営12箇条の第1条、「事業の目的と意義を明確にする」これがとても重要になります。

このことを稲盛氏は再三おっしゃっていました。

その結果、3年間でJALは再上場を果たすわけです。

日本政府がやった、おそらく最初で最後の、日本国民のための政策ではないでしょうか?
コロナ騒動で、政府や社会への批判が増えています。

日本には莫大な55兆という年金があります。

ゆうちょなどの公的な預金もあります。

この運用の仕方がわからない、そこで海外の運用ファンドに任せる、
日本政府はこれをやっています。

アメリカのゴールドマン・サックスなどのユダヤ系の金融資本が、日本の公的年金等の基金の投資アドバイザーとなっているのです。

まだそれほど、取り上げられていないと思いますが、原油価格の先物の下落で、このような年金に被害があったのではと言われています。

詳細はこちらに書いています。

原油先物下落、また日本が不景気に?そのココロは?

また、私は、東北大震災の時にこれを実感しました。

日本の政府や社会の仕組みは、日本人のためになる政策ができないのです。

その理由もこちらに書いてます。

極左メディアと教育:日本の政治レベルアップの壁1

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それを考えると、約10年前、日本政府が稲盛氏を起用した、これは本当に大きなことなのです。

日本人の老後を保障する、公的な資金についても、このように考えて欲しいです。
日本人のために最善の運用を考える、日本国民のほうを向いて、
運用事業をしていただきたいです。
これを切にお願いします。

2 人に与えた感動が、自分に返ってくる、宇宙の法則

コロナで、様々なことを勉強する機会をいただきました。

宇宙の法則では、自分が人に与えたプラスのエネルギーは、自分に返ってきます。

この講演では、稲盛氏は次のようなことをお話しされていました。JAl

JALが短期間で再上場を果たした、その理由はいくつかある。

リーダーの姿勢が大きいのではないか。
自分の父親、あるいはおじいさんのような年齢の稲盛さんが、自分たちの会社の再建のために、朝から晩まで必死で頑張っている。

それも無償で、都内のビジネスホテルに泊まり、おにぎり二個の夜食で、毎日必死に頑張っている。

稲盛さんには全く何の責任もない、関係もないJALのためにここまで頑張ってくれている。

それならば、自分たちも当事者意識を持って頑張ろう

そのように従業員の方一人一人が思ってくれたのではないか、

稲盛氏はこのようにおっしゃっていました。

確かにこれは、たくさんの感動をJALの社員に与えたと思います。

JAL再生の時に、JALフィロソフィーを作りました。

フィロソフィーの作成を担当していた女性が、出来上がったものを読み直してみると、涙が溢れてきた、とおっしゃっていました。

稲盛氏は、JALグループの多くの現場に顔を出されました。
そして、現場がいかに大切かを説いていかれたとおっしゃっています。

これは、JALの人、JALの従業員の家族にとっては、大きな感動です。
巨大な感動を与えているのです。

こうして与えたプラスのエネルギーは、ご本人に戻ってきます。

昨日、京セラの株主構成を見てみました。

稲盛氏の株式所有割合は2%です。

京セラの企業価値は、約2.2兆円と出ておりました。
これの2%ですから、450億円の株式をお持ちだということです。

稲盛氏自体がどのような資産管理をされているか、もちろんわかりません。

けれども、JALで無償で働かれていても、宇宙は、稲盛氏に豊かさをもたらしてくれていると私は解釈します。

いわゆる欧米の経営者であったら、3年間での再上場は、自分の業績だ、そのうちの数%は、自分への報酬としてもらっていいはずだ!
と主張していたと思います。だから数億円を自分によこせ、と言っていたと思います。

これをやってしまうと、従業員のモチベーションはガタ落ちです。

ハゲタカに、生きているうちから、内臓をついばまれてるような気がします。

どんな綺麗事を言ったって、結局は自分の私利私欲の為ではないか、こう思います。

そして、このようなリーダーが、「お客様のために!」と言えば言うほど、しらじらしくなります。
何がお客様のためだ!お前が数億巻きあげるためだろう!!

従業員はこう思います。
だから、無私、無償が必要なのです。

だから稲盛氏は、かたくななまでに無報酬を通したのです。

KDDIの上場の時もそうでした。

大義名分で、従業員がこれほどまでに頑張ってくれた。
それを創業者が、上場して利益を取ったのでは、やってきたこと全てが水の泡になるではないか、
そんなこともわからないのか?

こうして、周囲の役員の方を諭したと言われます。

欧米のトップが、自分の報酬にこだわるのは、自己承認欲求です。

既に十分、毎日の生活に困らない金銭を得ているのです。

それでも、報酬が必要だと思う、それは何故でしょうか?

自分の働きを認めて欲しい
人から感謝されて、存在意義を味わいたい
自分の能力を実感したい

 

このようなこだわり、執着でしょう。
存在意義が認められなかったら、相手の存在を認めてあげればいいのです。

そうすれば自然と相手から自分が認めてもらえる、このような場面が来ます。

感謝されたかったら、相手に惜しみない感謝を送ればいいのです。

そうしたら知らず知らずのうちに、なぜか感謝される自分がいます。

宇宙はこのようにできている。

私はそう思います。

稲盛氏のJAL再生の事例から、たくさんのことを学ばせていただきました。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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