こんにちは、あなたの心に寄り添う不動産アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

連日、各国の首相がテレビに出たり、日本の首相のコメントなどもテレビで報道されたりしています。

それと同時に、有名企業のトップの話、学術機関のトップの方のお話など、いろいろな情報がメディアで出回っているようにも思います。

さて、ここにきて、理想の上司、トップのあり方などを考えてみました。

 

私が経営者の中で誰よりも尊敬するのは、京セラの名誉会長の稲盛氏です。京セラにはグループ企業がたくさんあります。
その中のグループ企業の1つの会社、このトップの方が体験した稲盛氏のエピソードがございました。ここで紹介したいと思います。

人工骨に関して、薬事法の疑いがあるとして京セラが厚生省から聴聞会で追求を受けたときの話が書かれています。

「聴聞会の後、名誉会長も含めて3人で飲んでいた時でした。『なぁ、〇〇君よ』と名誉会長はしみじみと言われました。『これで、京セラはうまくいかなくなるかもしれん。それでも、ええやないか。どうせ裸一貫で始めたんだから、また一からやり直せばいいわな。その時まで、〇〇君、がんばってや』これを聞いたとき、私は涙ぐんでしまって、言葉もありませんでした。私に対する責任追及は一言もありませんでした。責任を取る立場の人間としての重みある言葉というものを、その時、つくづく感じました。」

稲盛氏は大変謙虚な方ですので、ご自身の武勇伝は一切語られません。

ですから、周囲の方のお話がとても参考になります。「会社は社長の器以上にならない」と稲盛氏はおっしゃいます。

どんな状況になっても、最終的な決断をしたのは自分だから、すべての責任は自分にある、という覚悟、これを私は日本企業で見た事はありませんでした。

私が追い詰められた立場であったら、担当者に、責任転嫁をしてしまったかもしれません。

私は、あぁ、あんなこともしておけばよかった、こんな対策もしておけばよかった、と後悔の念が起こってくるかもしれません。

私のような凡人は、ことが起こったときに初めて、後悔するのです。

それならば、後悔をしないように、毎日毎日をこれ以上できない位精一杯やるしかないこれを稲盛氏は身を持って皆さんに説かれているのだと思います。

 

 

稲盛氏のトップとしての器の大きさを思います。

おそらくここにあるダム以上でしょう!!

毎日毎日を精一杯、ド真剣に生きている方だから、また一からやり直せばいい、という言葉が出てきたのだと思います。

作り上げたものへの執着やこだわりもありません。これこそまさに、会社が全従業員の物心両面の幸福の追求のために存在する、からだと思います。

 

自分のためだけに、自分の物質的な財産を増やすために、自分の会社をやってきた。自分の仕事をやってきたとなると、ここで何もかも失ってしまうわけですから、立ち直れないと思います。けれどもみんなの幸せのためにやってきて、みんなの幸せがなくなってしまうわけではない。自分がこれまで幸せを作り出すことができた、この実績がある、だからもう一度頑張って幸せを作り出せば良いじゃないか、となるのだと思います。

みんなの幸福のために頑張ってきたけれども、ここで追い風が来るならば、原因を謙虚に反省し、また一から頑張ろう、このような覚悟や思いが見えました。

巷では情けなくなるようなトップの決断が流れてきます。けれども、ここまで素晴らしいリーダーが日本と言う国にいるのです。そして日本人は、このようなリーダーに導かれて、幸せになることができるのです。これもまた真実だと皆さんにお伝えしたくてこの記事を書いてみました。

 

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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