なんだかいつも、周りに敵がいる、必ず私は攻撃される、これって私のこと?と思うあなた
あなたへの攻撃、和らげましょう! あなたのメンタルバッファー、ユキーナ ・サントスです。

誰も私をわかってくれない・・・お話するだけでも、違ってきますよ。相談してみませんか?

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どうすれば相手が喜ぶのか、この合気の考え、これをどうやって仕事に活かしていったのか、これを今日はお話します。

前回、前々回からつづくお話、合気をどうやって日常生活にいかすか、これですね。

ファミリービジネスによくあるパターンがワンマン社長で、情報共有を全くしないタイプです。

本当は子供が生まれた時から、仕事の現場を見せて、わかってもわからなくても、仕事や従業員に触れさせて、現場の肌感覚を養うのが良いと言われています。

こうすることで、子供は無意識のうちから、自分がご飯が食べられるのは、この人たちが頑張ってくれてるおかげだ、お父さんはこんなふうに頑張っている、ということを理解することができるのです。

けれでもそれは同時に、自分の商売の良いところも悪いところも、洗いざらい子供に見せてしまう、という事でもあります。

特に、一生懸命仕事を取るために、いろいろなことをしている、人に頭下げている、困ったこと言われてオロオロしている、こんなところは、子供に見せたくはないでしょう。だからあえて、子供を自分たちの仕事に巻き込まないようにしている、そういう社長さん達もいるのです。

合気道の山口先生とバーで飲んだ時、後から入ってきた無愛想なおじさまは、明らかに最初、攻撃的な言葉を山口先生に言ったのです。

でもこれを聞いて、私は「なぜこの人がこれを言うのかな」と思いました。おそらくは相手が怖いのでしょう、山口先生には知性も威厳もあります。 何かふいんきが違う人から、話しかけられる、もしかしたら自分が攻撃されるかもしれない、相手は自分の敵かもしれない、こういう恐怖が、最初に相手に「かます」という行動を起こさせるのではないでしょうか?

これは動物の世界では、いわゆる威嚇なので、威嚇に乗らず、自分は相手の敵ではないということを見せれば、相手はもう威嚇しなくなります。

相手にとって、自分は敵ではないとわからせる、それには、相手が喜ぶことをしてあげる、それが1番でしょう。

 

中には警戒心が強くて、なかなかガードがとれない人がいますが、こちらは和気あいあいとやる、それ以上の意図はないよ、という姿勢を見せていれば、相手の警戒心もだんだんと下がってくるような気がします。

山口先生は見事にそれをされました。

これを見ていて私は、社長はもしかしたら、「恐れているのかもしれない」と思いました。

自分がこれからやろうとしている、新規事業が失敗してしまうこと、それを恐れているのではないかと思います。だからあえて、身内を事業に入れることを避けているのではないかと思いました。

そうすると、いろいろなことが腑に落ちてきました。

ではどうするのか、ですが、相手が望むことをしてあげる、これだと思います。相手が嫌なことがわかったので、相手が望むこと、これも明らかにわかってくるのです。

情報の共有、事業承継の準備は大切なのはわかるのですが、なによりもまず、社長の望みは、恐れを取り払うことでしょう。自分が嫌がっていることを、しないでほしいということでしょう。

ここは、合気道でいう相手をよく受け入れるということです。たとえ時間がかかっても、手間がかかっても、相手の気持ちを尊重してあげるということです。

相手はなかなか本音を言うとは限らないので、質問の仕方を考えることが必要、とこの日の午前中のセミナーで教わって、私も、どのようにすればいいのか考えていたところでした。

私が投げかけた質問は、必ずしも良い質問ではなかったと思います。けれども少なくとも、仮説を立てることができました。

もし今の現状が本人が望んでいるとしたら、この本人にはどんな思い、気持ちがあるんだろうか?

こう考えたときに、恐れということが浮かび上がってきました。貴保さんのバーで会った、無愛想おじさまが、攻撃を仕掛けてきたので、その根底にある「恐れ」という気持ちに思いが至ったのです。

もしかしたら、社長は「恐れ」を持っているのではないか?これはあくまでも私の思い込みなので、確かめることが必要になりますが、こちらが敵ではないという情報を出して、相手の喜ぶことをする、これで相手の態度が柔らかくなっていくのなら、おそらくそれは、相手の中の恐れの感情をなくしていくことなんだと思います。

この日の午前中に学んだ質問力と夜に山口先生から教わった、人を読み、和を作るという事、相手をひとまず受け入れてみるということ、これが全て一直線に重なったわけです。

まさに自分の身に起こる事は、無駄なことは何一つもないと、実感した日でした。

後まで読んでいただき、ありがとうございました。