こんにちは、あなたの心に寄り添う不動産・投資アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

今日は、天職や天命について考えたいと思います。特に、先代から会社経営を引き継いだ方ですと、この仕事を続けていて良いのだろうかと悩むこともあるかと思います。

自分が本来目指していた方向とは違う、けれどもこの仕事が、どうやら周りの人から喜ばれるようだ、これに気づいて会社を起こした方がいらっしゃいます。

http://www.youji.co.jp/

コスモスポーツクラブの山下社長のお話がありました。

こちらは、幼稚園児の体育、スポーツプログラムを作り、幼稚園で体操教室を提供する会社です。テレビでも放映された、有名な跳び箱10段とびの映像はこちらです。

https://www.youtube.com/watch?v=KW0ahs49hWE

山下社長は、ご自身が教員を目指していましたが、採用されませんでした。たまたま行った幼稚園で体操の先生をやったことがきっかけになりました。子供たちが山下氏に喜んで来る日も入口で体操のお兄さんを待っていたといいます。

「大学を出たけれど、希望する教師にはなれず、受けた学習塾は全て落ち、人生に全く自信をうしなって俺はだめな人間だと思っていた私でした。今までの私の人生の中でこんなに期待され、喜ばれたことありませんでした。感動しました。もしかしたら、これが私の仕事になるのではないかと思いました。」

→ 最近、天職や天命について考えます。ある人は天命がなにか、天職はなんだろう、とずっと探している、とおっしゃいます。けれども、それを探すのに、いい方法があります。

それは、毎日の仕事、与えられたことを一生懸命にやることです。

天命を探すよりも、毎日毎日、いただいたご縁を大切にする、これが天命につながるのではないかと思いました。まさに山下社長のお話にこの答えがあったように思います。

稲盛氏もこのようにおっしゃっています。

「人間、素晴らしい使命を持っていたにかかわらず、つい五感の欲望につられ、安定する道、楽な生活の方がいいと、ぽいと変わっていくのが普通です。しかし山下さんは、よくぞ踏みとどまられました。それは何か運命のようなものを感じますし、多分そうするようにと、神様があなたに期待をされてこの世に送られたのではないかとすら思います。」

社員が、自分の会社を恥ずかしく思っている、これに気づき山下社長はショックを受けます。そして社員が誇れるような立派な会社にしようと決意されます。

「稲盛氏も私も同じ人間、稲盛氏のようになれなくても、一歩でも稲盛氏に近づく努力をしようと心に誓いました。未熟な私についてきてくれた社員に感謝の念が湧いてきました。また支持して応援してくれているお客様のために、もっと良い会社にしよう、祖国日本に貢献できる会社経営をしようと誓いました。」山下社長は、このようにおっしゃっています。

→ コロナの中の自粛生活で海外や世界情勢について学ぶ機会をいただいています。ときには、日本のフィロソフィーは海外に浸透していくのだろうか? と悩むこともあります。

世界の中の大企業が、どれほど人間として正しい行いをしようとしているのだろうか? マスコミやメディアが、人間として正しいことをしているのか、日本に限らず世界の国で、政治家や官僚たちは、人間として正しいことをしているのか?このようにも思います。

その中で、稲盛氏の考えに触れる、稲盛氏の存在があるということが大変大きな意味を持っていると思います。私にとっては救いになります。

人間として正しい行いをしよう、宇宙は、愛と誠と調和に満ちている。だから人間は、宇宙の意志と沿った考えを持ち、その行いをした時、宇宙からの助けが得られる。このようなメッセージを受け取ることがあります。

これが果たして実践できるのだろうかと悩むことがあります。稲盛氏のような方だからできたけれども、自分にはできないのではないかと思います。

山下社長のように、少しでもそこに近づいていこうという心持ちを持って、毎日毎日を生きていきたいと思います。

稲盛氏は山下社長の会社と山下社長が到達されたことについてこのようにおっしゃっています。

「最初の、事業にならないような幼稚園の仕事で、現在では300名を超える社員がいて、全国津々浦々37支店の規模にまでなっています。売り上げは約34億円、経常利益が3億5000万円と10%を超える利益を上げる会社にされています。これはまさにあなた自身が自分で考えてやってこられた素晴らしい業績だと思います。山下さんは、大変な辛酸を舐められました。それはまさにあなた自身を育てるために、神様が与えてくれた試練だったのだろうと思います。その試練を見事に生かされて、今、山下さんは、素晴らしい教師にまで到達しています。」

山下社長のお話は、以前実際にお伺いしました。

社員は、クライアントの幼稚園の入園式や卒園式に出なければいけません。自分の子供のイベントには出ることができない場合もあります。「男 ー仕事 = ゼロ!!だから男は、一生懸命仕事にエネルギーを注がないといけない」とおっしゃっていました。男女をあえて分けるわけでは無いですが、ここ数年、しみじみその通りだなと思うことがあります。

また、こちらのコスモスポーツクラブさんは、掃除と挨拶を徹底することで大変有名です。

社員の奥様が、山下社長にお手紙を書かれたそうです。「先日、主人と一緒に出かけたところ、主人が何気なく、道端に落ちていたタバコの吸い殻を拾って自分のポケットに入れていた。自然とこのようなことができる主人を誇らしく思いました。」このようなお話があったとおっしゃっていました。

 

お子さんをお持ちの親御さんなら、このスポーツクラブに子供を通わせたい、と思うようなYouTube動画も配信してらっしゃいます。

 

最近、私の周囲でも不登校の話をとてもよく聞きます。学校での教育が必要かどうか、これが問われている時代かもしれません。このような時代に、山下社長のやられている事はとても意義があると思います。

 

体操教室を運営しようと思ったら、うまくいかなかったかもしれません。体操教室の運営を通じて、立派な社員を育てよう、この意識が子供たちに通じたのかもしれません。

 

仕事、天職、天命との向き合い方、今自分が探している問いの答えをいただいたような気がします。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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