こんにちは、あなたの心に寄り添う不動産・投資アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

父親が一生懸命大きくした事業だが、業績を良くすると、H社長が事業や会社の株を承継する際に、相続税が高くなる。
1) 税理士は意図的に利益を低くすることを提案するが、これに従うべきか?
2) 相続税の支払いのために会社の資金を流用する事はどうか?
3) 母親(H社長の実母、前社長の妻)が相続した会社の株式はどうしたら良いか?
4) 多角化のために、B to BからB to Cビジネスに乗り出す事はどうか?

 

前回は1についてお話しました。

高額相続税か低成長か?同族会社のジレンマ

 

今日は2-4についてお話します。

 

2) 相続税の支払いのために会社の資金を流用する事はどうか?

 

相続対策のために会社に多額の現金を用立てしたことにしっくりしないものを感じているとおっしゃいました。

相続税を支払うための現金は、あなたにお金がなければ、

当然個人で銀行から借りて払うべきだったと思います。

正攻法でやるべきなのです。

5年から10年、あなたの収入で支払っていくのです。

あなたには配当もありますし、給料を少し上げてもらっても構いません。

そこから銀行に返していくという正しい方向を取るべきだったと思います。

 

これは日本に限らず、世界のファミリービジネスで問題になっていることだと思います。

ある大きなファミリー企業は、ファミリービジネスの中に入れるメンバーの数を限っているといいます。

経営に関与するとしたならば、その他一般の社員の方との競争に勝って、

能力や資質があるものとして、ファミリービジネスに関与しなければならないそうです。

これは日本の由緒正しいファミリービジネスでも一緒です。

会社は公器です。

事業の目的と意義を「全従業員の物心両面の幸福の追求」としたならば、

その目的のために、創業家の私的関与は制限されるのが本来の在り方だと思います。

これを念頭においておけば、道を踏み外すこともないと思います。

3) 事業承継者が株式を承継するべき


株式が分散してしまうと、後々の経営に問題が出てきます。

事業承継する人は、やはりすべての株を承継するべきだと思います。

同じ兄弟なのだから公平にと小さい持ち分で分けていくのは、

一見きれいに見えますが、後々のことを考えたときには、障害が出てきてしまいます。

兄弟でも配偶者がいます。その配偶者の連れ合いもたくさんいます。

そういう方々が会社の経営に口を挟んできたために会社がガタガタしてしまい、

うまくいかなくなってしまったと言うケースはよくあることです。

兄弟には株に匹敵するような現金を渡してあげるということが正しい方法だと思います。

会社の業績を上げながら、高い相続税がかからない正攻法を取る、

両方がうまくいく方法はありません。

ですから会社を立派にしていくことに一生懸命になるのです。

相続の問題が出てきても、その時には会社の業績が良いわけですから、

後を継ぐ人が高い給料と高い配当をもらい、

相続税の支払いのために銀行から個人で借り入れたものを、

5年、10年かけて返していくわけです。

4) ある商品やサービスを提供する会社に、部品やサービスの提供していたB to B会社が、自らB to C会社に代わって良いか?

 

稲盛氏はこのようにおっしゃいます。

「私は、創業者がおっしゃった通り、やってはいかんと思います。

難しい仕事ですから、手を出さない方が良いと思います。」

 

そして、シリコンバレーのほとんどの企業に京セラがセミコンダクターのパッケージを作って販売していた話をしました。

・・・後にインテルを作ったドクター・ノイス氏が稲盛氏と直接お会いされたと言うことがあります。

ドクターノイス氏が京セラがパッケージではなくシリコンチップに手を出せば

世界に冠たる半導体メーカーである我々の全てがダメになってしまう危険性がある。

あなたは半導体製造に手を出す事はないのか?

このように聞かれていたというお話がありました。

「皆さんは疑っておられるかもしれませんが、私は決してあなた方の仕事を取るつもりはありません。

私はあくまで、あなた方にパッケージを供給する側です。

チップの入れ物を供給する下請けで結構なのです。

私はいつも社員にお客さんのサーヴァント、つまり召使であれと言っています。

京セラはあなた方の召使いで良いのです。あえて召使いとなり、

お客さんが喜んでくれることをするのです・・・

あなたのおじいさんが言われた通り、お客様を敵に回してはなりません。

お客様を大事にしよう、と口で言いながら、お客様の仕事をとってはいかんのです。

メーカーはメーカーに徹するべきです。」

自由競争の世界ですから、何をしても良いのだ、

という理屈がまかり通ると思います。

まかりとおるのであれば、これまでのノウハウと情報を集中して、

新しい分野に参入することもできます。

この時に考えるのが、稲盛氏がおっしゃっている「事業の目的と意義」です。

誰が何のためにやるのか?

私もこれを考えることが一番難しいと思っています。

自分の自己顕示欲を満たすためか、

自分の不安を埋めるためか、

はたまた日本の為か

 

あの稲盛氏でさえも、第二電電を立ち上げるため、ここを見極めるために1年近く毎日考えていらっしゃったということです。

「綺麗ごと」と自分の我執、どちらが強いのか、これは自分と向き合わないと出てこないのかもしれません。
それならば私は、何かをしようと思った時に、

それが本当に人のためなのか?

それとも自分の小賢しい知恵を見せつけたいからなのか?

 

ここを見極めなければいけないと思います。

事業に着手する前に、常に自分に問う姿勢をもっていたいと思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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