やっぱり私は差別されてる、他の人と違う扱いをされている、こんな風に思ったら、あなたの疑問をきれいさっぱり解決しましょう。あなたの人間関係レスキュー隊、ユキーナ ・サントスです。

差別という言葉にいらっときたら。。。相談してみませんか? カウンセリングやってます!

今日は、「差別」や「不当な扱い」について考えてみたいと思います。

厳しいことを申し上げますが、「差別」は実は自分が作っている、こんなことがあります。

昨日、外国人の進学サポート事業のお手伝いをしていました。

日本に来て、日本語学校で勉強している外国人の方が、その先の専門学校に進むための進学準備の手伝いをします。岡山にとても良い専門学校があるので、私はその専門学校のお手伝いをしています。沖縄県内の日本語学校にいる外国人の生徒をリクルートしてこちらに紹介しています。

その専門学校の校長先生が沖縄に来たので、この専門学校に興味を持っている生徒たちに声をかけました。1人の生徒はとても興味を示していました。そしてこの校長先生に会いたいという事だったので、「では明日のお昼に〇〇で会いましょう」とメールをしました。OKとのことでした。けれども朝もう一度確認をすると、「行けるかどうかわかりません」、と返事がありました。そしてこちらからの確認のメールには一切返信がなく、お昼にやっぱりいけませんとメッセージです。

そして「明日はどうですか?」と聞いてきています。

このやりとりを傍で見ていた校長先生が、ボソっとこのようにいました。

約束をきちんと守るだけで、簡単に就職できるのにね。

全くその通りだと思います。

   今は日本中が、空前の人手不足です。本当に人手不足なのかどうか、というところは検討が必要ですが、いろいろな業界で、あらゆる職種で本当に人手が足りないと皆さんおっしゃっています。その中で、単純作業だけでもいいのでやって欲しい、そう思っている企業さんは山のようにあります。

そこで就労ビザを出してもらい、安定して働けるようになるためには、そんなに難しい事は必要ないのです。

日本人が当たり前だと思っていることをしっかり守ること、これだけなのです。

相手の立場に立って何が必要とされているのか、相手が何に一番困っているのか、ここに目を向ければ、自分の幸せは簡単に実現できるのです。

それなのに、この仕組みに気づかないのはどうしてでしょうか?

それは、この外国人の生徒たちの心の中に、すでに落とし込まれたブロックがあるからだと思います。

外国人は必ず差別をされる。将来のことをあてにしてはいけない。先のことを考えてはいけない。口約束を信じてはいけない。利用されてはいけない

このような思いを抱いて、これまでの20年間を生きてきた生徒たちだと思います。

そして、やはり自分の欲望を満たすことで頭がいっぱいなのではないでしょうか?

自分の欲望を満たすとは、

日本に住みたい、たくさん働きたい、高い給料をたくさんもらいたい

実家にお金を送りたい、自分たちの家族を呼び寄せたい、この日本で自分達のコミュニティーを作りたい。食べ物も生活習慣も言語も、自分のもので通したい。けれども、お給料は日本の高いお給料もらいたい。

もちろん、すべての外国人がこのように考えているわけではありません。けれども、私が見てみる中でこんな風に考えているのではないかな、と思うのです。これではうまくいきませんよね。仕事がないと文句を言っても、それは全部自分のせいなのです。

インド圏の生徒でこのような生徒がいます。日本に来て1年でN1(日本語能力試験1級)を取得しました。その後は日本語学校で真面目に働き、また別の会社に就職し、自分の語学の能力を活かして活躍しています。このような生徒さんもいます。

「〇〇人だからこういう行動をとる」これは当てはまらないなと思います。最終的には、その人の人柄、パーソナリティーなのだと思います。

そして、仕事を見つけるも見つけないも、この留学生自身の問題です。それを傍で見ていてどう感じるのか、これは見ている側の一人一人の問題です。

これをごちゃごちゃにしているので、何が正しくて何が違うのか分からなくなってくるでしょうね。

自分と他人との線引き、差別は自分が作る、これについてお話ししました。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。