こんにちは、あなたの心に寄り添う不動産・投資アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

リーマンショック後に、京セラの名誉会長の稲盛氏は、世界で活躍する日本人の経営者の方を対象にお話をされました。

「大変な経済情勢を乗り越えるために」考える事についてお話をされました。

 

この内容を、まとめてお話をしたいと思います。

1 自分の内面と向き合う、自分が本当に求めているものを知る

2 自分に与えられているものに気づく

3 常に創意工夫を重ねる

4 苦労の意味を考える

5 宇宙の理(ことわり)を考える

 

1 自分の内面と向き合う、自分が本当に求めているものを知る

稲盛氏の話で、リーマンショックの時の最高経営責任者のお話がありました。

「リーマンブラザーズの最高経営責任者(CEO)であった、リチャードファルド氏は、在任中の2000年以降、3億5000万ドルという巨額の報酬を受け取っていたといいます。」

 

リーマン後、このファルド氏がどのようになっているのか調べてみました。

アメリカで一番嫌われた男、失敗した社長(CEO)のその後

資産を管理して運用する、いわゆるアセットマネージャー会社をやっていらっしゃいます。おそらくですが、元になる資金は、ご自身がリーマン在職中に稼いだ資金がほとんどではないかと思います。

いわゆる一般の方から多くの資金を集める事はできなかったのではないか?と思います。

リチャード氏がリーマン破綻後にマスコミに言った言葉でとても印象的な言葉があります。

俺は、アメリカで1番嫌われた男だ」これです。

リチャード氏の心の中には、嫌われることへの過剰な恐怖があります。

それは同時に、自分への自信のなさにもつながるのではないかと思います。

だから、どれほど多くの報酬をもらっても、自分が評価されてるとは感じることができなかったのではないかと思います。

なぜなら、自分が1番自分のことを評価していないのですから、

どれだけ多額の報酬をもらっても「お前のことを評価する人間など誰もいない」

と自分で自分をバカにしていたのではないかと思います。

リーマンは1つのきっかけだったのだと思います。

自分が、誰よりも嫌われることを恐れていた=誰よりも人から好かれたかった

自分が自分を認めていなかった= そんな自分でも、見捨てないでいてくれる人がいた。

ここに気づいたときに、ファルド氏は変わることができたのではないかと思います。

 

2 自分に与えられているものに気づく

自分と向き合うと、反省の心が出てきます。

そうすると、自分に注がれていた愛に気づくことができます。

そうすると、自然と感謝の気持ちが湧いてきます。

そこから、他者を思う気持ちになります。

稲盛氏はこのようにおっしゃっています。

つまり、「知恵の蔵」の扉を開ける鍵は、「他に良かれし」と願う、思いやりの心、利他の心なのです。

 

3 常に創意工夫を重ねる

稲盛氏はこのようにおっしゃっています。

ちょうど50年前、私は27歳で京セラという会社を作っていただきました。徒手空拳でありましたが、幸いにも今日まで、ただの1度も決算で赤字を計上することなく、成長発展を遂げることができて参りました。

その間、日本経済はオイルショックや超円高など幾多の経済変動に遭遇してきました。しかし、いかに厳しい経済変動の嵐が吹き荒れようとも、ただひたすら誰にも負けない努力と、果てしない創意工夫を重ねてきたように思います。

 

ひたむきにとがんばっていこうという事と、どうすればいいのだろう、と考えて試す、壁にぶち当たってはまた考える。

これを続けてこられたのだなと思いました。

突然ですが、「合気道」では「受け身」が大切です。

自分の相手から、いかに強い投げや強い力を向けられようと、柔らかく受け身を取れば、状況を変えることができ、自分の怪我を防ぐことができます。

ある経済人の方が、創業者で実の父親である方からパワハラを受けました。

そのパワハラに耐えかねて自ら命を絶ちました。

万策尽きて、行き詰まってしまわれたのだと思います。

外に目を向ければ、いくらでも創意工夫の余地があったと思います。

自分の生きる道を見つけることができたと思います。

 

この方は教育産業に携わっていました。

生きる道を教える仕事をしていながら、ご自身は、生きる道を探すことができなかったのです。

 

稲盛氏は、車がないから注文が取れないのではない、

壊れた自転車を拾ってきて直し、自転車で注文をとりにいけばいいではないか?

自転車が壊れたら、歩いて注文を取りに行けばいいではないか?とおっしゃいます。

 

人間が持っている、行き詰まらない智恵、これに気づくことが大切だと思いました。

コロナ禍で考えること4-5は次回、お伝えします。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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