こんにちは、あなたの心に寄り添う不動産・投資アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

私のブログでは、度々、ビジネスがうまくいく秘訣、失敗しない起業についてお話しています。

今日は、一時期は成功したけれども、失敗に転落していく経営者、失敗のその後を考えてみます。

 

おそらくこんな流れではないでしょうか?

失敗した、経営トップのその後

1  昔取った杵柄(きねづか)で、返り咲こうとする。
2 時代の流れに乗れず苦戦
3 自分の個人資産を売って資金を作る
4 昔のネームバリューで、お客さんを確保する
5 それ相応の年収に落ち着く
6 自分のトラウマと向き合う
7  終活を考える

 

ちょっと、スケール大きすぎない?

と言われるかもしれませんが、

リーマンブラザースの社長(CEO)リチャード・ファルドさんの現在を見てみました。

現在は、マトリックスといういわゆる資産管理会社(アセットマネージャー)をやってらっしゃいます。

 

1 昔取った杵柄(きねづか)で、返り咲こうとする。

 

この社長さんは、株式、企業投資、不動産など、このようなお金儲けは今まで得意だったわけです。その時の人脈やノウハウなどを生かして、外からお金を集め、それを運用しているわけです。

主要な顧客は、会社の経営者やオーナー、いわゆるファミリー企業、超富裕層などではないでしょうか?

おそらく、2008年以降もこの社長さんは、この分野で何とか頑張ろうとしたのではないでしょうか?

2 時代の流れに乗れず苦戦

けれども、リーマン後、それまでとお金の儲け方がガラッと変わってしまったように思います。金融は、もう、「儲かるビジネス」ではなくなってしまいました。

それまで既に、十分、金利も低くなっていました。金融で儲けることができないという環境になっていたのでは?と思います。

各国が金利を下げてしまい、銀行自体が儲かるビジネスではなくなってしまったので、経済の流れが大きく変わってしまったのです。

その中で、この社長さんも自分が培ってきたノウハウを最大限に生かして頑張ろうとされたのではないでしょうか?

そこで頑張ること7ー 8年必要だったのでしょう。

世の中の流れは、ITやAI、テクノロジーの方向にどんどん移っていきました。お金儲けの中心もニューヨークではなく、シリコンバレーやインド?などに移っていたのでしょう。

 

3 自分の個人資産を売って資金を作る

この社長さんは、万策尽きたのか、それともまた新しく手がけていたビジネスが失敗したのか?

ご自身の持っていた資産を放出(売却)することを決意します

おそらく、ニューヨークに持っていた自分のマンションや良い物件は、自分のネットワーク(人脈)の中でどんどん買手がついたのではないでしょうか?

個人の別荘やゴルフ場、といったものは物件の特殊性もあり、なかなか買手がつかなかったようです。

これらの特殊な資産、しかも額がはる大きいものは、自分の仲間や人脈で独自に売ることができなかったのではないかと思います。

 

このような特殊物件は、競売、いわゆるオークションで売りに出されていました。

4 昔のネームバリューで、お客さんを確保する

このファルド氏の資産が売り出されたのは2015年です。

そしてこのマトリックスという新しい会社を設立したのが2016年です。

おそらく売却した額を元手に、この投資会社を作ったのではないかと思います。

この社長さんが、社長さんの時にもらった総額がざっくりと500億だったとします。
このうちのほとんどは不動産に変えたのではないでしょうか?

こちらのアセットマネジメント会社には、すでに20人ぐらいのスタッフがいるようです。オフィスを構えて、これらのスタッフを雇うとすると、管理する資産は、ざっと800から1000億位?必要ではないでしょうか?

管理している資産に対しての年間の手数料を1%とします。そうすると、このアセットマネジメント会社の売り上げは、概ね10億位です。

従業員20名、売り上げが年間10億位の会社の会長に収まるわけです。

おそらく自分の役員報酬は、5000万から1億位では無いでしょうか?

5 それ相応の年収に落ち着く

利益の構造上、経費のほとんどは人件費です。

それでも10から20%位の利益が残せると思います。

リーマンの時にもらった総額が500億と仮定します。

22から72歳まで、その50年という期間をかけて、この500億を稼いだとします。

単純計算で、1年間にしたら10億です。

自分は、年間平均10億円のプレイヤーだ、と考えて、そこで「足るを知る」行動をすることもできたと思います。

実際に手元に残っているものを、堅実に生かすこともできたかもしれません。

あるいは、自分の手元に残ったものを、財団や研究機関に投資する、ベンチャービジネスに投資すると言うこともできたかもしれません。そして実際そうしたのかもしれません。

実際、こちらの社長さんは、IT、テクノロジー企業、ベンチャーこれらに投資もしていると思います。でも以前のように、巨額な投資をしてキャピタルゲインを得る、これはできなかったと思います。自分の元手が限られていますから。

また、業界の人脈も、自分の強みは完全に生かせなかったと思います。

情報も限られてきますので、投資内容も華々しいものはできなくなりますね。

起業に投資をしたとしても、自分がかつてリーマンにいた時のように何百億、何千億というディール(取引)は難しかったのではないかと思います。

最終的に、この社長さんの手元に残ったものは、会長の自分に年間5000万から1億位入ってくる仕組みを作ったこと、これだけだったのかもしれません。

1年あたりで考えれば、年収は1億には満たないのかもしれません。

それを上等ととらえるか?都落ちととらえるか?それでこの先の人生が変わってくると思います。

6 自分のトラウマと向き合う

明暗をわけるというか、その先、幸せな人生を全うできるかどうか?それは全てご自身の心のあり方に関わっていると思います。

リーマンが破綻した時、私の印象に1番残ったのが、リチャード氏のこの言葉です。

「俺は、アメリカで1番嫌われた人間だ。

このセリフには、「嫌われること」への強い思いがあります。

それは、裏を返せば、「嫌われたくない」、「好かれたい」という思いもあるように思います。

余談ですが、アマゾンのCEO、ジェフベゾス氏にも、嫌われる事への冷笑、というか、こだわりが見えるような気がします。

話をこちらのリーマンの元CEOに戻します。

うがった見た見方かもしれませんが、この方が生まれたのは1946年です。第二次世界大戦が終わった頃でした。リチャードさんのご両親(ユダヤ人)は、すでにアメリカに渡っていました。リチャードさんはニューヨークで生まれたのです。

けれども、ご両親の中に、「迫害の恐怖」、「死への恐怖」が強烈にあった事は、想像できます。

これが、幼少期の体験や育った環境から、リチャードさんに刷り込まれたとしても、不思議はないと思います。

この先、平和な世の中になるかはわからない。この先、また、いつ、自分が、迫害されるか? それもわからない。リチャードさんの心の中には、見えない恐怖があったのではないかと思います。

「どうせ俺は、世界で1番嫌われる人種だ。」

世界で1番嫌われると言う事は、このリチャードさんの潜在意識の中に落としこまれます。そして、この潜在意識で思っているイメージを実現するために、行動していくことになります。

 

7  終活を考える

もし、また復活を考えるのであれば、トラウマと向き合えていない、ということになります。

「俺はアメリカで一番嫌われる人間だ!」を実現するような行動をします。

 

けれども、「キングコング」とあだ名された自分を見直してみることもできるはずです。

誰も、彼に物を申すことができなかったのでしょう。

自分がエンパイヤ―ステートビルのてっぺんに上り、居丈高に周りを威嚇していた

このキングコングが自分だと気づくことが大切です。

そうなれば、残りの人生を、ビルから降りることができないキングコングで死ぬのか?

それとも、地上に降りて、別の景色を眺めるのか?

決心がつくのではないかと思います。

今、リチャード氏は74歳です。

健康寿命はあとどれほどでしょうか?

細胞を若返らせて、どんな青春を取り戻したい、と思うのでしょうか?

 

もし、情と欲にまみれて、同じことを繰り返すとしたら、このリチャードさんは、救われないと思います。

アメリカの天国と地獄から、この先の人生観について考えてみました。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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