こんにちは、あなたの心に寄り添う自分軸アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

今回は、標記のテーマで、稲盛氏が次のように経営の要諦をお話されています。

稲盛氏のお言葉は「」で引用させていただいています。

 

「質問:産業用物品の運送業、大型顧客の移転にあわせて、

借入金で新規土地取得をする、この投資を続けて大丈夫か?」

「回答:経常利益が10%に達し、上昇していくのであれば継続してよし、

事業拡大と同時に利益があがっていく経営をすること。」

 

ここでは稲盛氏が、事業拡大の際に次の三つに注意するようにとお話されています。

 

1 部門ごとの利益率・その上昇率を把握する

2 金利上昇に耐えられること

3 借金返済を加速させる

 

ひとつづつ説明します。

 

1 部門ごとの利益率・その上昇率を把握する

「まず、運送業と加工業と二つありますから、それぞれを独立した部門として、

減価償却費も人件費も含めて費用をきっちり分けて損益を計算し、

それを合算して会社全体を見るというようにしなければならないと思います。。。。

つまり、土地を取得するには最初にお金がありさえすれば、

経費はその金利だけを負担すればいいわけですが、

工場の設備投資の場合は、金利プラス減価償却が負担となり、

それに耐えうるだけの収益が継続的に生み出さなければならないのです。

経営利益を見てみますと、金利や償却費は増加していますが、

かつて4%程度しかなかった売上高経営利益率が

10%近いところまで伸びてきています。

あなたは、次々と事業が拡大しているので、

少し設備投資に加速度がつきすぎていないかと心配しておられます。

それならば、今後経営利益率が10%に達して、

それがさらに少しずつ上がっていくかどうかということで

判断していくべきでしょう。」

 

→弊社は鑑定評価部門と売買仲介部門の二つが主要な業務です。

今は人数が少ないですが、経費をそれぞれの部門ごと、

案件ごとに分けて管理するようにしています。

これをより徹底させ、案件ごとの利益率を期中で、

瞬時に正確に把握できるようにしたいと思います。

 

2 金利上昇に耐えられること 

「ただ現在は金利が非常に安くなっていますが、

金融情勢は非常に激しく変わってきますのでそのうちに

金利が上昇することは充分に考えられます。

金利が1%上がれば経営利益がいくら落ちる、

何パーセント上がれば利益はなくなってしまう、

月次決算のたびに計算して、経営陣の方々でそれをよく見て、

事業拡大に少しブレーキをかけるということはすべきだと思います。」

 

→弊社の主要ビジネスは不動産で、借入金は大変重要な要素ですが、

物件額をはるかに超える貸出等には、

十分注意しなければならないと思います。

昭和、平成、そして直近のバブル等、

市場をみてきた知見をお客様と共有することが大切だと思いました。

 

3 借金返済を加速させる

「しかし借金を増やして事業を拡大することが不安で仕方ない、

借金はとにかく早く返したいと思うのは非常に大事なことです。

私は借金の心配はせず、土俵の真ん中で思い切って相撲を取る

ということがどうしてもやりたかったのです。

そして幸い、その後、借金をしないで事業を拡大する

という経営ができるようになりました。」

 

→私は以前、銀行で担保となる不動産の査定をしていました。

その際には、様々なリスクを考え、保守的に査定をしていました。

市場が過熱しすぎている時には、このような保守的な姿勢が

いきとどかなくなります。自然の理をみても、

行き過ぎたものには必ず調整がおこります。

長期に安定した経営を行うためには、

借金は早く返済する、という姿勢が不可欠だと思います。

 

さて、まとめますと、

借入金での投資の可否を判断するには、利益率を把握し、

金利上昇に耐えられる利益率が出せる構造にし、

はやく借入金を返済する、

これが不可欠です。

そのためには高利益率を維持できる体質にいち早くすることだと思いました。

 

 

 こちらのブログの内容は、メルマガで配信しています。
 メルマガをご希望の方は、下記リンク より お申し込みください。

 

 

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

不動産についてのお役立ち情報を、動画で配信しています。

不動産の初心者の方にわかりやすく、基本的な内容を説明しています。

皆様からのご質問も受け付けています。

友だち追加

tomizukayuko07

@462ctofn

 

 

ユキーナ・サントス(富塚祐子)の自己紹介は こちら

不動産・投資・国際経済情報をお伝えしています、弊社メルマガお申込みは こちら

経営者・管理職・グローバルビジネスパーソンを目指す方に、経営の要諦・日本のビジネスフィロソフィを日英でお伝えしています。フィロソフィメルマガお申込みは こちら

女性のキャリア・恋愛・婚活・潜在意識など女性のお役立ち情報をタイムリーに伝えます。「UMIで幸せに!女性のお悩みスッキリ解決メルマガ」のお申込みは こちら

まずはお気軽にお問い合わせください。 カウンセリング はこちら