この格好で外出しておかしくないかな…?人目が気になったり、自分のセンスに自信がなくなったら、あなたの心の声を聞いてみませんか?グローバルファッションセンスアドバイザー、、 ユキーナ ・サントスです。
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昨日は、イタリア人の経営理念についてお話ししました。経営理念と言うと、難しいようですが、イタリア人が、命に代えても守ろうとしているもの、とお考えいただけるとわかりやすいかと思います。
それは美的な感覚、センス、おしゃれであることこれだと申し上げました。
今日はそれについてさらにわかりやすいお話、サルヴァトーレフェラガモの話をしていきます。
フェラガモの命だったもの、それはズバリ、世界で1番かっこよくエレガントな靴を作る、これでしょう!!
サスティナビリティという考え方があります。お金を儲けるのはいいけど、環境を破壊して、農作物もできない、働く人もいない、そうなったら元も子もないんじゃないの、ここに意識を向けています。そして、環境に配慮しながら、地域にも働く人にも配慮しながら、1番良いビジネスモデルを考えましょう、これがサスティナビリティの考え方です。
第二次世界大戦中から、フェラガモは既にこのような考え方を取り入れていました。
第二次世界大戦の間は、革などの物資は軍事用の資源として提供しなければいけませんでした。したがって革靴を作るメーカーとしては危機的な状況にあったわけです。そこでvisible shoes というものを作りました。魚釣りのナイロン製の釣り糸を利用して靴に応用したもので、画期的なデザインであるとともに、美観が優れ、広くカスタマーから愛されました。このような精神がフェラガモの歴史に流れています。
ここから、美の感覚というのがわかるでしょうか? 日本人だったらこんなことをしてしまうのではないでしょうか?
革がない、他に代替品を探してみると、漁師が使ってる道具に目を向けます。その中から、釣り糸を見つけ出すのがフェラガモです。日本人は靴の代替品になるものはないかと探しているので、おぉここに漁師のゴム長靴があるぞ!!と言って、ダサイゴム長靴で靴を作ってしまうのです。
もちろんこれが悪いわけでは無いのです。けれども、あーあと言う失敗をしてしまうのは、日本人に絶対的な美のセンスが欠けているからでしょう。
どうすれば美しくできるのか、これにDNAが反応していれば、透明の釣り糸を手に取った時に、キラキラ光って美しいな、これで靴を作ったらどうだろう、というところに目が行くはずなのです!!
そうです、書いていて気づきました。美感、美しさに対する感性というのは、四六時中、寝ても覚めても美しさを求めているからこそ、自分の目に飛び込んでくるものだと思います。
もともと潜在意識の中に、美しいものを探せ、というミッションが埋め込まれているのだと思います。だから自然と美しいものを探してアンテナが反応するようになっているのですね。
今日はイタリア人から、美しいということ、美感ついて学びました。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。