私は、親から愛されていなかった、このフレーズにドキッとしたら、ブロックを手放すチャンスかもしれません。あなたの幸せ案内人、ユキーナ ・サントスです。

自分は愛されてない、この言葉に苦しくなったら

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昨日は独裁者マニアルの話をしました。

権力の座になるべく長く着きたい。その座を追われたくはない。
その思いから、ごく1部の盟友達をつなぎとめることを考えるようになります。自分の物欲と、彼らの物欲を満たすことだけで頭がいっぱいになります。そして心の中は、ほとんど不安と恐怖で満たされる。これが人生の幸せかどうかを考えてみました。

そこからさらに進んで、今日考えた事はこれです。

人は自分が愛する存在を探す
これです。
どんな極悪非道人であっても、自分が心を開いて、愛情を注ぐ何かを探そうとする、これが本能だと思います。

この独裁者マニュアルでも、クーデターで現在の指導者を暗殺し、自分が政権の座についたリーダー(リベリアの指導者サミュエル・ドウ)のことが書いてありました。

彼の時代も長くありませんでした。自分もクーデターによって捉えられ、権力の座を追われます。

そして、財源のありかを聞くために拷問されます。それでも、この独裁者は口を割りませんでした。おそらく、自分の家族たちが安心安全のうちに生涯を終えることができるように、と考えていたのではないか、とこの著書は書いています。

この殺人の限りを尽くす、悪徳リーダーでも、想う相手がいるのです。国民のことを何一つ考えなくても、守る誰かはいるのです。

東京など大都市圏では、ペット信託というのがあるそうです。自分が高齢になっている。子供たちがみんな独立し、ほとんど訪ねてこない。配偶者には先立たれた。10年以上一緒にいるのは自分のペットだけ。自分の気持ちを1番よくわかってくれるのもこのペットだけ。自分が亡くなった後、このペットたちが処分されるのは本当に忍びない。このペットが天寿を全うできる仕組みに自分の財産をたくしたい。

このように思う人もいるようです。これも、自分が愛する存在を見つけた1つの例ではないかと思います。

昨日、アメリカのジャーナリストの方のお話を聞く機会がありました。このジャーナリストはイスラエルの大学生たちに、こう質問したそうです。

何があなたの日々の生活を動かす、原動力になっていますか?あなたの行動を動機づけるものはなんですか?

より楽しく生きたい?
成功したい?
お金を儲けたい?

このジャーナリストの方はいろいろな具体例を説明しました。そしてこのようにいました。

彼らの動機付けは、なんと安心と安全なのです。

誰からも攻撃されず、安心に安全に暮らしたい。それがイスラエルの生徒からの1番の願望でした。

 

安心安全がこれほど大切だということに私はショックを受けました。

正直言ってちょっと意外でした。

何かを持って幸せになった途端に、これを考えるのです。

自分のことしか考えない、相手のことを思いやらない人であっても、自分の身の安心安全はもちろん第一なのです。

豊かになって、思うこと、それは豊かさを維持する不安です。ものが満たされた時、次に考えるのは、どのくらい長くそれを維持できるかと言うことです。

心の平安と安心を求めようとします。

それでも自分の身だけが保証されればそれでいいのか、ということでは無いのです。人生には、愛すること、愛する対象これが本当に必要なのだと思いました。

そして愛する対象に、惜しみない愛を注ぐその気持ちがあるのです。

自分の人生を豊かにするために、あなたは誰かを愛しなさい。誰か愛する対象を持ちなさい。こう宇宙があなたに動機付けたのだと思います。

自然と人を愛する心、自分ではない別の対象を思う心、これが本能的に人間にはあるのです

そして独裁者のマニュアルのドウの例からも明らかなように、自分の身の安全が測れないと思っても、愛するものの身の安全を思うのです。

これが、人間に本来、埋め込まれていると思います。

これが、宇宙が人間に持たせた本能だと思います。

これを考えていくと、世の中はエゴイズムや、嘘や、悪意、邪悪なものに満ちているわけでは無いのです。

パンドラの箱の1番奥にあったものが「希望」でした。

でももう一つ、希望の下にあるのは、深い宇宙の愛だと思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。