最近感動することがない、映画を見ても、本を読んでも感動しない、こう思ってため息をつくあなた、今まで見えなかった素敵な感動を探して行きませんか? あなたの感動プロデューサー、ユキーナ ・サントスです。

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久しぶりにフライトで映画を見ました。

フランス映画で、このように感動する映画があるのか!!と思ったので、皆さんと共有したいと思います。

タイトルは英語のタイトルですが、「アイディアルパレス」といいます。、理想の宮殿、夢の宮殿、とても訳しましょうか? ほのぼのとした雰囲気を醸し出すとても良い映画でした。

これまでの私のフランス映画のイメージを一掃するようなものでした。

これまでの私のフランス映画のイメージを書いてみますね。
あまりストーリー性がない、結論がない、男性、女性が出てくるが、配偶者がいるのに必ず恋人がいて、ゴタゴタが繰り返される。そして解決策は無い、映像は綺麗だが、全体としてストーリーで何を言いたいのかよくわからない、これが私の持っているフランス映画のイメージです。

けれども今回のフランス映画はちょっと違っていました。
ストーリーは、郵便配達の、朴訥とした中年男が、田舎に住む未亡人と所帯を持つことになります。そこで女の子が生まれます。この女の子のために、郵便配達男は、パレス、宮殿を作ること思いつくのです。その宮殿というのは、この男が昔雑誌の切り抜きで見たアジアの遺跡、アンコールワットでした。自分で想像力をかき立てながら、アンコールはこんな風に違いない、といってすばらしい宮殿を石とセメントで作っていくのです。

この途中で、目の中に入れても痛くないほどかわいいがっていた娘が死んでしまいます。そして、遠い昔、人の手に渡って自分の手で育てられなかった自分の息子、これが出てきます。息子が密かに、自分の実の父親が宮殿を作っていることを新聞で見つけます。そしてその切抜きを大切に取っておくのです。

そして父親の宮殿について自分もこの宮殿作りを手伝いたい、と言って一緒に作っていくのです。けれどもこの息子も彼よりも早く死んでしまうのです。壁に寄りかかって、ずっと棒立ちになっている、このフランス人男性がとても印象的です。上手い俳優だなと思いました。

そして彼の妻もこの世を去ります。悲しみと闘いながら、老いていく男性は、やっとこの宮殿を完成させます。孫娘は、亡くなった郵便配達男の娘、アリスにちなんで、アリスと名付けられていました。アリスは、出会った若い青年と、その宮殿で結婚式を挙げるのでした。

雨の日も風の日も、今郵便配達男は、黙々と働き続けます。山道の中を行きは郵便を入れ、帰りは配達袋とリヤカーに詰めるだけの石を積んで戻るのです。往復の道のりは35キロと言われました。なぜわかったかというと、この郵便配達男性が皆勤賞で表彰される心があるからです。私のフランス人のイメージは、こんなに黙々と働くという印象はありませんでした。だからこの男性の仕草に、へー、こんなフランス人がいるのだ、と思ったのです。

娘のアリスが小さい時に、村の少年からからかわれます。お前の父ちゃんは、変な宮殿を作っている頭がおかしい奴、と言って馬鹿にするのです。

夜空の下、星を見ながら、この郵便配達男と娘のアリスが寝転んで空を見ています。
人がなんと言おうとも、私はこうして、お父さんといることが本当に幸せだわとアリスはこう言ってお父さんに抱きつきます。

このシーンとアリスが死んだとき、父親の慟哭だけが聞こえるシーンがあります。この2つの場面が、とても泣けました。

3年前に亡くなった私の父のことを思い出しました。

こんなに泣ける映画を作ることができる、フランス人に敬意を払いました。そして気がつきました。自分が尊敬するものは、素晴らしいものはすでに世の中にたくさんあふれていたのだと。

 

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。