こんにちは、
今日は、英語のテーマでお話をしたいと思います。
英語を話すときに、文法が大切かどうか?
これは比較的よく聞かれる質問です。
ある人は、「文法なんて関係ない、どんどん話せ!」といいます。
またある人は、「文法が何よりも大切、文法を知らなければ話せるようにならない」といいます。
これは、英語の目的にもよります。
旅行に行った時に、なんとかなる、これでいいのならば、
文法をやる必要はないと思います。
また、1年に1回か2回、何かの集まりで外国人と話さないといけないとします。
こういう機会に備えたい、その目的で英語を話したいのであれば、文法を学ぶ必要ないと思います。
英語を学ぶ目的が、英語である程度のコミニケーションを取る、これが目的ならば、文法は避けて通れないと思います。文法を理解しないで意思疎通を図る、これは不可能だと思います。特に仕事で「英語で外国人と意志疎通を図ろう」とするのであれば、文法をしっかり学ばれた方が良いと思います。
では次に、どうやって文法を学べばいいのか?
これを考えています。
分厚い文法の本を一冊読む、この勉強方法はどうでしょうか?
効果がないとは言いませんが、これでは、あまり英語の力はつかないと思います。
文法は、基本的なルールを頭で理解します。その後、イヤになるほどたくさん問題集をやり込んで、このルールを条件反射的に体に落とし込みます。
注意してください、この体に落とし込むというところが大切です。
体に落とし込むところまでやり込む、そのためには何をすれば良いかをお伝えします。
次の5つに注意して順番にステップアップしていってください。
1 SVに注意して中学文法を徹底的に復習
2 Vに注意して5文型の動詞を覚える
3 TOEFLの文法問題を解く
4 単語の意味を調べずに3が満点取れるようにする
5 TOEFLを半分の時間でできるようにする。
6 自分で書いた英文メールを添削する
1 SVに注意して中学文法を徹底的に復習
まず一番目はこれです。
中学3年間の文法が1冊にまとまっている本、このようなものを買ってきて最初から最後まで読んで内容を理解します。
その内容の理解度をその問題集にあるチェックテストなどでチェックしてみる。
これを試してください。これは全問正解が取れるまでやってくださいね。
中学3年生の文法ですので、基本的なことだけだと思います。こうした基本は、内容を覚え込むつもりでやってください。
2 Vに注意して5文型の動詞を覚える
次に、とても大切なことをお伝えします。
5文型について覚える、とお話をすると皆さん、この5文型なら覚えているとおっしゃるのです。
SV
SVC
SVO
SVOO
SVOC
今、中学や高校の文法の教科書がどのようになっているか分かりません。
けれども私が思うのは、このような1番大切なところは、最初に勉強するほうがいい、これです。
昔はこの5文型は一番最後に載っていました。
5文型は、何を覚えるのかというと、その動詞の種類を覚えるのです。
SV でしか使えない動詞、SVOで使う動詞、等この動詞の種類をしっかり覚えるのです。
これを覚えるから、この文の構造がSVCなのかSVOなのかがわかるのです。繰り返しますが、5文型とは、動詞の種類を覚えるために学ぶのです。この動詞の種類がわかれば、自分が目にした文がどのような構成になっているのかがわかるのです。1つの文の中で、何が、何を、どうする、この基本的な意味をとることができるのです。
3 TOEFLの文法問題を解く
5文型がわかったら、TOEFLの文法問題集を解いていきます。私は、400題くらい入っている問題集を全問正解になるまで解き続けました。「一度間違えたら、最初に戻って最初からやり直す」くらいの気持ちでやってきました。この時に注意するのは、単語の意味を調べないことです。
4 単語の意味を調べずに3が満点取れるようにする
このTOEFLの問題集は、文法の問題としてはとても良いです。
けれど、唯一の難点は、単語があまりにも非日常的すぎることです。
トフルは基本的に、海外で大学や大学院に行く人のための英語の試験です。
ですから大学での講義、これを想定した内容になります。
内容も学問的に専門的な内容が多くなります。けれどもこれは文法の試験ですから、一つ一つの単語の意味などは全くわからなくていいのです。単語の意味を調べずに、何がSで、何がVかを探す、このトレーニングだと思ってトフルの文法を解いてください。
そして、トフルの文法問題で満点が取れるように問題集をやりこんでください。
5 TOEFLを半分の時間でできるようにする。
よし、満点が取れるようになったぞ!
こうなったら次は、半分の時間ですべて満点が取れるようにトフルの問題をやりこんでください。
何がSで何がVか?
これが探せないことにはトフル文法で満点を取れません。
ましてや半分の時間で満点をとることはできません。
SVを瞬時に探し、前置詞でくくれる句は何か、数えられる名詞の単数形なのに冠詞がついていない、こうしたところに神経が行くようになってきます。文法はこのくらいやり込んでいただきたいです。
6 自分で書いた英文メールを添削する
文法学習で1番効率が良い学習方法、最後の仕上げはこれです。
メールを読む相手方、これを想定して、自分でEメールを書き出してみます。
最初から最後まで書いてみたら、自分でそのメールを添削してみます。
そうすると、驚くことに、動詞が抜けていることがあります。
時制が主語とあってないこともあります。
あぁ、ここは違っているな、と自分で添削できるようになれば、英語の力が相当ついています。
ここまでくると、英語を聞いた時に、相手が言わんとしている内容がおぼろげながらわかってきます。
相手が発する英語の塊の中で、何がS(主語)で何がV(動詞)か、これを聞き分ける基礎ができています。
さて、英語の文法学習で1番効率の良い覚え方、これについてまとめてみました。
1 SVに注意して中学文法を徹底的に復習
2 Vに注意して5文型の動詞を覚える
3 TOEFLの文法問題を解く
4 単語の意味を調べずに3が満点取れるようにする
5 TOEFLを半分の時間でできるようにする。
6 自分で書いた英文メールを添削する
この中でも、特に重要なのは1番と2番だと思います。
英語を話すとき、1番よく使う動詞、Do, Make , Get, Have, Think, Give, Likeなどがあります。
5文型をしっかり勉強すれば、これらの動詞がきちんと使えるようになります。
そうすると、英語を聞くこと、書くこと、話すこと、これがとても楽になります。
騙されたと思って試してみてください。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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