結局、なんだかんだ言ったって、旦那や奥さんは若い方がいいんだよね。。。このセリフに大きく頷くあなた、あなたの腹立たしい気持ち、ちょっと方向転換してみましょう。あなたの魅力の探検隊、ユキーナ ・サントスです。

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今日は、ミステリー作家の生い立ちから考えた、自分の天命と人生に起こる幸・不幸について思うことを書いてみたいと思います。

それは、自分の人生に何か、この世での役割があって、幼少期の生い立ちや困難なことが目の前に起こっている、ということです。

 

これは、イギリスの推理小説作家、アガサクリスティーの生い立ちを見て思ったことです。

そもそも何でアガサか? これをお話しします。
年末年始のご挨拶で、フランス語の翻訳をされている神田順子さんからメッセージをいただきました。神田さんは、フランスの社会経済や、歴史文化、政治など知識が本当に幅広い方だといつも感心しています。このような翻訳をされています。

こちらの神田さんとのやりとりから、日本語の翻訳が面白くて読みやすいと、外国物もすいすいと頭に入るな…と考えていました。私は小学生の時から本を読むのが好きでした。特に外国の歴史物はワクワクしながら読んでいました。その世界に自分だけタイムトリップしたような気持ちになったのも覚えています。シェイクスピアや世界の名作全集もワクワクしながら読んだように思います。

そして、さらにはまっていった本のジャンルは推理小説(detective novels)でした。私の姉達も推理小説が好きで、お姉さんたちが読んだ後の本を読ませてもらっていました。アガサクリスティーの「そしてだれもいなくなった」は、犯人は誰だろうとドキドキしながら読んだのを覚えています。

アガサ・クリスティは、中学、高校になるまでずっと読んでいました。海外へ目を向けるようになったのも、このミステリーの影響が強かったのかもしれません。

そんな思いでいたところ、知り合いの方から、「お正月はアガサ・クリスティーの小説を読んでいます」とお話がありました。

やはり何か意識が呼ぶところには、共通する思いがあるのではないかと驚きました。

そしてウィキペディアでアガサ・クリスティーの生い立ちや人生を少し見てみました。

お母さんがいわゆる「変わり者」と呼ばれるような方で、7歳まで、彼女に文字を習わせなかったそうです。そしてお母さんがアガサの教育係となり、アガサは学校に行く事は一切なかったと読みました。

最近、私の周りには、不登校のお話がたくさんあるのですが、アガサの例を読むと、学校に行くばかりが人生ではないな、と思います。子供によっては学校のカリキュラムが合わないと思いますし、学校に行かない分、お父さんの書斎でたくさんの本を読んだり、空想したり、空想の中の友達を作って遊んだりしていたということです。

こうしたことも、後にミステリー作家として人生を開いていく重要な部分だったと思います。

 

アガサは銀行員のご主人と結婚しますが、ご主人の浮気が原因で離婚することになります。夫婦仲がうまくいかない、これにはたくさん原因があります。私がお話を聞いている多くの例では、お互いがマイナスエネルギーを出してあって、旦那さんも奥さんも自分が被害者という状況を作っている、これが多いように思います。

アガサは、空想やイマジネーションをすることにかけては、誰よりも才能がありました。そしてたくさんの仮説を作って、その証拠を見つけ出していくことも職業としてやっていたわけですですからこのようなことが結婚生活でマイナスに働いたように思います。

では、この結婚自体が全く意味がなかったか?というとそんなことはないです。アガサの小説の中では、銀行員、保険の営業員、資産家は欠かせない超重要キャラクターです。このような方達の心理を描写したり、行動パターンを解析したり、どのような動機付があって行動を起こすのか?これを分析していくことが、とても重要だったわけです。結婚生活がなかったら、たくさんの小説も生まれてなかったかもしれません。ですから、銀行員の方との結婚生活はアガサにとって必要だったわけです。

そしてそこから、14歳年下の考古学者と結婚します。私が何よりも笑ってしまったのは、アガサの結婚インタビューのエピソードです。なぜ考古学者と結婚したのか?と聞かれて、アガサはこのように答えます。「だって考古学者なら、古いものほど価値を見出してくれるから」
この辺、ブリティッシュジョークですね。なるほどなとうなってしまいます。

ちなみに、11歳年下の私の夫に、この話をしたら、大笑いしていました。

当時、40歳の自分が、結婚適齢期ではない事をアガサは知っていたのでしょう。そして古いからといって需要がないわけではない、需要はどこにあるのか?それを分析し探していたように思います。 理論的で無駄がない、これを好むイギリス人らしいなと思いました。

エルキュール・ポアロとヘイスティングス大尉とのやりとり、アガサクリスティーの中に出てくる、たくさんの容疑者たちの話しぶり、生い立ちなど、学ぶことがたくさんありました。

アガサクリスティーを夢中になって読んでいた時から20年たって、35歳の私はロンドンのコヴェントガーデンで面接を受け、それから数年後、イギリス人の上司と働くようになり、イギリスと縁をいただいたわけです。私がかつて働いていた銀行は、今はアメリカの銀行に買収されました。けれども、ロンドンの中心がよく見えるところに、新しい本社ビルを移し、彼らの投資物件として保有しています。

こうしたことも全て、自分が今後キャリアを築いていくのに役に立っているのだと思います。

アガサクリスティーからいろいろと考えてみました。

 

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。