私1人が子供の面倒を見て、ビールも飲めず、くたくたになってるのに、うちの主人は何もしない、本当に心の底から腹が立つ、これって私のことじゃない?と思ったあなた、家事育児に関するうっぷん、きれいさっぱり外に出していきませんか?あなたの心の大掃除お手伝い隊、ユキーナ ・サントスです。

私ばかり、と思ってもんもんとしたら、相談してみませんか? カウンセリングやってます!

今日は、新しい年にむけて、家庭円満、夫婦円満の秘訣を考えてみたいと思います。

それは、我慢をしないことではないでしょうか?我慢をしないでいられるのなら、多少お金を払っても構わない、こんな風に思えることができるか、これではないかと思います。

 

昨日の夜の出来事です。

私は今、年末年始のお休みを主人と過ごすために、ブラジルにいます。昨日は甥っ子の5歳の誕生会に呼ばれました。日本で言ったら町内会や公民館でしょうか?おそらく子供の誕生会をいつもやるような場所に行きました。

会場の中にはトランポリンや、小さいメリーゴーランド、ゲーム機、ジャングルジムのような子供の遊具がたくさん並んでいます。

小さい子供だったら絶叫して遊びたくなるような場所です。

ここの正面に、男の子が好きなオモチャやぬいぐるみなどがたくさんあります。そして帰りに誕生会に参加した子供たちに配るお菓子セットやおもちゃセットもあります。その周りにいろいろ小さいお菓子やキャンディーなどでデコレーションがされています。

ここに集まったのは、大人も子供も含めて100人ぐらいでしょうか?私たちが着いたときには、誕生会はもう始まっていて、大人たちはビールを飲み始めていました。その周りの遊具できゃっきゃと、子供たちが大はしゃぎしながら遊んでいました。

大人たちは、子供に四六時中目を配るというのではなく、自由にビールを飲んだり、久しぶりに会った人とおしゃべりしたりしていました。その間、子供たちはキャッキャ走り回っています。時々、子供が「お母さん、お母さん。。」とお母さんのほうにやって来るので、その時にはお母さんは子どもに食べ物をあげたり、ジュースを飲ましたりといろいろ世話を焼きますが、四六時中自分の子どもを見てるというわけではありません。

そのかわり、子供たちの面倒は誰が見ているかというと、会場の子供世話焼き係の人たちが2人、そしてなんと。。。ピエロがいました!ピエロコスチュームに身を包み、子供たちと率先して遊んでいます。誕生会が盛り上がってくると、ピエロが子供たちを集めてゲームをやったりしています。

なーるほど、うまい仕組みだなと思います。子供同士の誕生会ではありますが、大人は大人で、話をしたり、週末のビールを楽しんだりしたいわけです。そんな時誰かが、子供と一緒に遊んでくれていたらいいな、と思いませんか?

ここにいたピエロや、子供の面倒係の人たちは、そのためにいるわけです。もちろん3人で全部の子供を四六時中見てるわけではありませんが、親としては少し息抜きができるのではないでしょうか?

というか、これがブラジルを始めとするラテンの考え方です。子育てもおおらか、四六時中子供を見てコントロールするということがあまりありません。

私の主人も小さい時は、近所に住んでいた自分のいとこ達と一緒にいつも遊んでいた、といいます。子供は子供たち同士で遊ばせ、転んでいようが、泣いていようが、あまり気にしない、こんな空気があります。

日本で子連れで誕生会に行く、そしたらお父さんもお母さんも、そして子供も疲れ切って帰ってくるのではないでしょうか?まずプレゼントや、着ていくものに気を使い、四六時中子供が何か悪さをしないかと気を使い、泣いていないか、転んでないか、目を離せないのではないでしょうか? やらなければいけないことにやらなOverwhelm (圧倒)されてしまい、自分が楽しむこと、快いと感じることが後回しになってしまうのです。

でもそこは、お金を払って来てもらっている、お世話係の人やピエロの力を借りて、子供の面倒を見てもらう、そして自分は自分でそこの雰囲気を楽しむ、これで良いのではないかと思うのです。

結果を見てみたら、納得ではないですか?

せっかくのお休みなのに、子供も含めて家族みんなが疲れ切って、不機嫌になって帰る日本の家族

子守のプロやピエロにある程度任せて、自分も飲んで話して、遊んで?子供と一緒に楽しんで帰ってくるブラジル人の家族

 

どちらがいいのかなと思うのです。

もちろん一概には言えません。最近はブラジルも少子化になってきているので、親が子供にべったりという話もよく聞きます。

でも、少しの費用を出してみんなが機嫌よく過ごせるなら、それが1番のような気がします。私たち夫婦には子供はいませんが、昨日は夫はサッカーゲームに熱中し、久しぶりに会う人たちと楽しそうに話し、私は私で、主人の兄弟たちと話ました。

ずっと食べたいと思っていた、ブラジルの家庭のスナックも食べられたので、かなりご機嫌でした。

我慢をしないで、わずかなお金であれば、自分が楽しめる選択肢を選ぶ、こんな小さなことで、毎日が幸せになっていくと思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。