こんにちは、あなたの心に寄り添う不動産・投資アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

今日は、京都パープルサンガの監督のA氏のインタビュー記事から、考えてみます。

勝負事は厳しい競争の世界です。

圧倒的に力を持っている人もいれば、早くに負けて、市場から敗退する会社(プレーヤー)もいます。

けれども多くの場合、同じような実力の選手がしのぎを削っています。

そこで勝つか負けるかは紙一重だと思います。
A氏が、京セラの名誉会長稲盛氏の言葉や態度などを思い出してお話をされています。

サンガがJ1に復帰できた試合を振り返って、勝利への道をお話をされています。
ポイントは次の6つです。

1  正々堂々と戦うこと
2 闘争心を持って、最後までひたむきに戦うこと
3 人のために頑張る
4 その1戦ではなく、人生に勝つことを考える
5  叱咤激励を使い分ける
6 人間を鍛える

 

 

ひとつづつ説明します。

1 正々堂々と戦うこと

「名誉会長は、具体的な戦い方選手起用に関して一切口を出されません。ただ、時間稼ぎをするな、卑劣な真似をするなとおっしゃいます。
名誉会長はバックパスが大嫌いです。ボールが相手のゴールに近い方が点を取る確率が高くなります。自分のゴールに近いと失点する確率が高くなります。原理原則からいったら、ボールを下げたら失点する確率が高くなります。これは真理をついています。そして、相手チームより走らないチームが勝てるわけがありません。また、相手より闘志がないチームも勝てません。それがあった上での技術や戦術です。サッカーはボールを走らせるだけではなく、人を走らせることも大切なのです。」とA氏はおっしゃいます。

勝利に近くなればなるほど、人は負けることを恐れます。

負けることで

人から非難されること、

屈辱感を味わうこと、

敗北感味わうこと、

立ち直れないほどの傷をうけること

これを考えます。
その瞬間に、より安全な道を選ぼうとします。

これは、勝利の女神が嫌うことなのだと思います。将棋の米長邦夫棋聖も、その著書「運を育てる」でおっしゃっていました。

練習試合であろうと、名人戦であろうと、目の前の一戦にすべてをかける、そのような戦い方が女神が一番好いてくれるとおっしゃっていました。

2 闘争心を持って、最後までひたむきに戦うこと

「勝つにはどうすればいいか、というと、闘争心あふれるプレイをして、最後までひたむきに戦うことです。私は、サンガのサッカーはうまいと言われるよりも、サンガの選手は本当に頑張ると言われるチームにしたいのです。・・・・天が味方するところまで一生懸命努力しているかどうかにかかっているのです」
とA氏はおっしゃっています。

米長氏の本にもありましたが、成功するには、「運・鈍・根」が大切だと言われます。

誰にも負けない努力をして、地道な進歩・改善を繰り返す、これ以外にないと思います。
それを確実にするのは次の項目だと思います。

3 人のために頑張る

A氏はこのようなお話をされました。
「サンガの練習グランドに行く道に、お母さんとお子さんがサンガの旗を持って、満面の笑みを浮かべて立っていらっしゃる…試合に出るたびに、我々を見送ってくれるお母さんとお子さん。俺はあの子1人のためにでも戦って勝ちたい!!!自分のことよりも他の人を幸せにすることや人を感動させることが、我々の仕事なのだということを突き詰めていったから(勝てた)と思うのです。家族のため、サンガを応援してくれるサポーター、スポンサーのために、その方たちの期待に応えることが我々の本当の仕事である」

自分のためだけではなく、人のために、誰かの役に立っていると思う、その時に人はとても大きな喜びを感じるようです。これは人間の本能的なものではないかと思います。そして、人間にこのような本能が備わっているという事は、宇宙に既に十分、愛が流れているからだと思います。宇宙の愛に気づいた時に、人は神業と言われる能力を発揮します。実際サンガがJ1に昇格できた試合もそのような流れだったようです。

4  その一戦ではなく、人生に勝つことを考える

A氏は、氏の恩師の言葉を引用されています。

「相手に押されて守りに入ったときに・・・『お前ら、そんな消極的なサッカーをするな、そんな人生を歩んだらとんでもないことになる』と言われました。。。さらに真理は単純にして平凡である、という言葉もいただきました。サッカーもシンプルでなければなりません。単純に平凡に見えるプレイにこそ、サッカーの真髄が出ます。それこそが最も難しく、究極の高度なプレイです。」

たかが試合ですが、されど試合です。

その一瞬と自分の人生は同じ、と思えるほど大切に取り組む、この姿勢が大事だということではないかと思います。

長くなってしまったので、後半の5-6は次回お話します。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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