もう、本当にこの仕事はやりたくない、あと5年でこの嫌な仕事から解放される…こう考えているあなた、あなたの我慢、今日から解放してみませんか?あなたのためのペイシャンス・アドバイザー、 ユキーナ ・サントスです。

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今日は、定年後あるいは定年間近の自分の第二のキャリアについて、どう成功させるか?これを考えてみたいと思います。会社を辞めたらいいけれども、その後、どんなふうにして収入源を確保するのか?これに対する答えでもあります。

それはズバリ、この一言ではないでしょうか? 自分の持ち合わせで生きる。
自分がそれまで培ったことのない経験や価値観では、生きることができません。だから若いうちにやるべき事は、いかにたくさんの経験や価値観を積むか、持ち合わせを増やすか、「持ち合わせを高める」ことではないでしょうか?

これについて掘り下げて、考えてみたいと思います。今は人生100年時代と言われています。65歳や70歳で定年を迎えた人は、定年後も第二のキャリアを始める、これがこの先、求められる時代ではないでしょうか?

経営者としての経験を生かして、コンサルタント業やっていく、

これまでの人脈を生かして、人材紹介業をやっていく、

ベンチャーのアドバイザー業務をやる

保険などの金融商品の代理店をやる

いろいろとキャリアが考えられると思います。

この第二のキャリアについて私の周りの方々を拝見していて、考えることを共有したいと思います。

それは、いわゆる持ち合わせの部分です。

合気道の山口先生から、伺っている話を書きたいと思います。

山口先生はよく「持ち合わせ」の話をされます。

合気道の初動で「片手どり」という取り方があります。相手の片手を手首からぐっと握るわけです。そうすると握られた方は、そこから脱出しようとなんとかするわけです。

体中の力を込めて、自分が握られている手を、振り解こうとする場合もあります。あるいは、 力を入れて、握られてる部分を無理やり切ろうとする方もいます。

どのように対処するかは、全て自分の持ち合わせです。相手がこう出てきたときには、このように対処しよう、これは全て自分の経験と知識、自分自身の考えから出てきている行動なのです。これを「持ち合わせ」といいます。英語では、capability, limitation, allowance , extension などと表現できるのではないでしょうか?

ですから、自分の「持ち合わせ」にない反応はできないのです。相手からとらわれている部分にこだわらず、自分の体は自由に動くのだ、これを発見して、自分のポジションを変えていく、これも1つの対応策です。けれどもこの考え方や経験がないと、自分のポジションを自由に変える、という行動が取れません。つまり持ち合わせがないわけです。

また、握られている部分の腕にこだわらず脱力をしてみる、これによって自由に動くこともできます。これも1つの解決法ですが、ここに考えや経験が至らないと、脱力するという行動をとることができません。持ち合わせがないわけです。

これを、退職後のキャリアに当てはめてみます。

経営者であった方が、コンサルタントの側に回る、その時に必要な視点は、コンサルタントとしての目線ではないでしょうか? 自分が経営者であったときには、お客さんであり、お金を払う立場であったわけです。こっちがお客なんだから、というスタンスでコンサルタントに接していらっしゃったと思います。

けれども、いざ立場が変わってみると、これまでコンサルタントとして行動したことがなかった方には、コンサルタントが何を考え、どのようなサービスをして、どのように顧客を満足させるのか、というのは、あなたの視点と態度(持ち合わせ)になるわけです。

これまで、「持ち合わせ」など考えたことがない方が、いきなりこのようなスキルセットを持ち合わせてみなさい、といわれても戸惑うのではないでしょうか?

これは会社勤めや、雇われて働いている時から同じです。特に会社勤めをしていると、その時の自分の置かれた立場でしか、ものを考えられなくなります。平社員である時から、課長は何を考えて、どういう判断を行っているのか、部長はどうなのか、社長はどうなのか、そして株主は何を目的に、どんな判断を行っているのか? ここに考えを巡らせる方は、とても少ないのではないでしょうか?

けれども、これからの時代を考えると、「サラリーマン時代の過ごし方」が、とても大切になってきます。サラリーマンとして一定の時間を過ごすか過ごさないか、これも含めて会社との関わり方がとても大切になっていきます。

自分の持ち合わせを超えるものは出てこないのです。普段から、持ち合わせを高めよう、という姿勢で物事に取り組んでいないと、この持ち合わせを超えるものは出てこないのです。

今のシニアの方たちを見ていて学ぶことです。60代、70代になってから、新しい「持ち合わせ」を作る、これは難しいことです。もちろん本人の気持ちさえあれば、いくらでも「持ち合わせ」を作ることができます。けれども何十年も「答え」と「形」を持っている人間が、自分が持っている「答え」と「形」から離れて、新しい「持ち合わせ」を作ることができるか、これが難しいと申し上げているのです。

そうすると、これからキャリアを積んでいく人たちには、どんな仕事であっても、自分の「持ち合わせ」を多くする、高めるのに充分、役立つのだ、これを心して取り組んでいただきたいと思います。

一人の平社員として、自分の境遇について、たくさん文句をいう事は誰にでもできると思います。けれども、平社員の時から、株主も含めた会社のあらゆる立場の人の、考えや行動を客観的に見て、自分の持ち合わせを広げよう、こう思って毎日の仕事をすることはできます。

これが、何十年後かに自分に返ってくるのではないでしょうか?

今日は、持ち合わせがいかに大切か、そして、待ち合わせを広げるための工夫、これをお話しさせていただきました。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。