自己承認が感謝のカギ（京セラフィロソフィ「感謝の気持ちを持つ」）

こんにちは、あなたの心に寄り添う自分軸アドバイザー、ユキーナ・サントスこと富塚祐子です。

今日は、「感謝の気持ちを持つ」というテーマについて考えてみます。

「社内の人の和がないと、お客様に喜んでいただけるものは作れません。なぜなら製品にはそれを作る人の心が反映されているからです。ところが『俺が俺が』といった利己的な考え方では、社内に和を作っていくことができません。私たちが今日あること、そして存分に働ける事は、お客様や取引先はもちろん、職場の仲間、家族といった周囲の多くの人々の支援があるからこそです。決して自分たちだけでここまでこられたわけではありません。このことを忘れず、常に周囲への感謝の気持ちを持ち、お互いに信じ合える仲間となって仕事を進めていくことが大切です。

私は、『6つの精進』として魂を磨く方法を説いていますが、そこでも、すばらしい人生を送るための一つの要素として『生きていることに感謝する』ということを挙げています。

不平不満、愚痴というものは、必ず人生を暗くし、不幸にします。その不平不満、愚痴の対極にあるものがこの感謝であり、感謝をすることで、人生は素晴らしいものになっていくのです。それは、感謝の気持ちを持つことで自分の心が美しくなっていき、運命そのものが明るく開かれていくからです。感謝する心が幸運を呼び込むのです。」

稲盛氏はこのように語っています。

不平不満のほとんどは、自己承認欲求から来ています。

自分の存在を他人から認めてもらいたい、

自分を尊敬してほしい、

自分を大切に扱ってほしい、

このような自己承認欲求から起こっています。

では、どうすれば、この自己承認欲求が満たされるのでしょうか?

これには2つあります。

1、他から承認されること

2、自分自身が自分を承認すること

1、他から承認されること

1は、分かりやすいと思います。け

れども、他から認められたいと思っている人は、決して他の人から認められる事はありません。逆説的な言い方です。人から認められたいと思っていると、不自然に恩を売ったり、自分の言動の中に、相手に対して「自分を認めろ！！」という圧が入ったりします。恩を売る人、他人をコントロールする人は、遅かれ早かれ、その本音がバレます。そして、認められたいのに、認められないという反対の結果が起こります。

ではどうするのか?

相手を認めることから始めます。

相手を認めることの1つに、この感謝があります。相手に感謝の気持ちを少しでもいいので出していく、このことによって、自分が感謝される事実が起こります。

自分が感謝されると、自然と喜びが湧いてきて、さらに人に感謝できるようになります。