こんにちは、
今日は、売りのタイミングについて考えてみたいと思います。
この先の値下がりがこわくて売るのか、それとももう十分高いと思って売るのか?この考え方だと思います。
「外を見ろ!あんなにたくさん空いている土地があるじゃないか?何をやっている?ぼやぼやしてないで、あの空き地を開発することを、なぜ考えないんだ!」
今から10年以上も前のことです。いわゆる大富豪のキング(父親)が、ジュニア(息子)を連れて、私たちの事務所にやってきた時です。
開口一番、このキングが私たちに、こうカツを入れたのです!
10年以上前ですから、日本の経済がLost Decadeと言われ、不景気でしょうがなかった時代です。
正直なところ、私たちは何を言われてるかピンときませんでした。
今になってみると、このキングの言ったことがよくわかります。
キングは日本の一等地に投資をしました。その時の価格を100としましょう。
ここ何年かの間で、キングはこの一等地の物件をほぼ全部売りました。
売却した時の価格は300から400、約10年間で、値上がり益だけで考えると、300%から400%のリターンがあったといえます。
なんでかな?と思って考えていました。
オリンピックの年をピークとすると、ピークまで持っていても良いのではないか?そんな気がするのです。
もうそろそろ潮時だと思って売った、それももちろんあるかもしれません。けれども、日本政府はREIT市場など、不動産の流動化をまだまだ進めるつもりでいます。買い先が出てこないわけではない、それでもなぜ売ったのだろうか?
このように考えるわけです。
そして、最近はっと気づきました。
売りが先ではなく、「買いが先」なのではないか?
次に大きくお金を回していく先があり、これから先の成長が、10年で300から400、あるいはそれ以上、という買いの物件があり、そこに集中するために、売ったのではないか?そう考えたのです。
そう考えてみると、私の周りに入ってくる、英語のニュースのいろいろなところが納得できます。
その買いの物件は、もちろん日本の不動産ではありません。そしておそらく日本人がその価値に気づくのは、2ー 3年ではなく、あと4ー5年、もっとそれ以上かかるのかもしれません。
こういうことを考えると、英語で、リアルタイムで情報が取れる能力、これは大切だと思うのです。
今はGoogle翻訳などかなり発展してますから、皆様このような目でご覧になれば、自分の耳に入ってくる情報がかなり広がるかと思います。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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