なんであの人あんなことを言うんだろう?よく知っているあの人、職場の同僚などにちょっと嫌な気持ちになったら、あなたが大きく飛躍できるチャンスです。あなたのジャンピングアドバイザー、ユキーナ ・サントスです。

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今日は、ちょっとイラつく同僚の対処の仕方です。

ポイントは、意外なところです。その同僚は実はあなたの潜在意識が呼び寄せたものだ、ということです。つまりあなたがもう手放してもいいと言う思いや感情を、あなたなら見せてくれているのがあなたが気に入らない仲間や同僚とことなのです。

 

京セラの名誉会長の稲盛氏は、京セラのビジネスフィロソフィを経営者の方に説明する際にこうおっしゃっています。

「私の話を聞いて「何回も同じような話を聞いていますが、毎回聞くたびにリフレッシュする気がします」と言う方もおられますが、ほとんどの方は「あぁ、それは前に聞きました。もうわかっています」と言うだけで、それを自分のものにしようとしません。私の話を血肉化し、自分の理想、理念、哲学にまで高めていなければ、それはまだ自分の考え方にはなっていないのです。たとえ無意識であっても、その考え方で行動できるようにならなければいけません。フィロソフィーの内容を何度も反芻し、皆さんの中で血肉化していくように努めて頂きたいと思います。」

最近起こった出来事で反省したことがあります。
ある、お友達Bさんがある懇親会の席で、このように言っていました。「私のような人間が、このような皆さんの中にいていいのかなと思います。」私はこれを聞いて一瞬このように思いました。
「この方は、なぜそんなに自分を卑下するのだろうか?「そんなことありませんよ、あなたは素晴らしい方ですよ」と言ってもらいたいから、この言葉をいうのではないか? 私の反応を求められているようで苦しい、自分がコントロールされているようで、息苦しい。思い通りにされているようで、不愉快、自由を奪われているようで悲しい」このような思いと感情が出てきました。

その出来事から1時間位経ったとき、私はBさんにある歌の話をしました。私は、「私がその歌の歌詞に感動した」を伝えるつもりでその歌の歌詞の話をしたのですが。私の感動を伝える前に、Bさんがこのように返答しました。「そんな「いかにも」、みたいな「臭い」内容の歌詞。。。」

私はこのセリフに反応したわけです。

Bさんは、口では皆さんのような素晴らしい方と敬意を表しているようだけれども、本当のところは違うのだな。私たちのようになりたいとは思っていないのだな。同じ価値観が共有できないのだな。私たちと同じ種類の人間ではないのだな。私の価値観を否定されているようで悲しい、表面では私のことを褒めてはいるけれども、内心、「いかにも」、「臭い」と下に見られているのではないか? 私のような生き方を心から尊敬してはいないのではないか?と思って虚しい、悲しい、傷ついた」
このような思いと感情が出てきました。私もBさんに、同じ思いをさせている可能性があります。私が、口ではBさんを尊敬しているように言って、本当は下に見ているのではないか、悲しい、とBさんに思わせている可能性があります。

その通りだと思います。私は建前でBさんに接していて、Bさんに本音で接していませんでした。本音を隠していたところがあります。相手を尊敬していないのは、私だと思いました。自分の目の前にいる人を、無意識のうちにふるいにかけて、自分の上か下かでわけて接していました。人間を人間として見る、これがまだまだできていないのです。

 

Bさんは、かつての自分かもしれない、と思いました。必要以上に自分を卑下して、相手から自分を認めさせたいと、このような思いがありました。そして心の中では相手を馬鹿にしている、そのような人間です。そして自分には今も、そのような嫌な部分があるのです。口では偉そうなことを言っていますが、まだまだ何もできていなくて、人からの承認を求める自分を見せつけられたような気がしました。そして、かつての自分は、おそらくBさんと同じように、必死で人からの承認を求めていたのだと思います。判断の中心を他人に求めてはいけない、他人軸で生きてはいけない、この大切なメッセージを私はBさんからいただいたのです。

今回、稲盛氏がおっしゃっている血肉化するというのは、このようなことだと思います。相手を受け入れたくない自分、ふるいにかけたい自分がいます。ここに気づくたびに、この思いを認めて、解放していきます。そうすることで、ふるいにかけることなく、目の前にあることをあるがままに見つめることができる、のではないかと思います。簡単ではなくても、少しずつでもそこに近づいていこうと思います。

き、ありがとうございました。