こんにちは、
今、トランプ氏の見方、評価のしかたについて考えています。
国際政治学者の藤井厳喜先生の動画などを拝見しております。
また、私の住んでいる沖縄はアメリカ軍関係の方も多く、皆さんの噂などもよく伝わってきます。
さらに、これまでお仕事をさせていただいた方達、今お仕事をさせていただいてる方のご意見や彼らの持つトランプのイメージなども拝見させていただきます。
これらの様々な意見、そして私がメディアで見るトランプ氏を総合的に考えてみて、次のようにコメントしたいと思います。
まず、藤井先生がおっしゃっていられる、(これはトランプさんの息子さんがお父さんを描写した表現だそうです)言葉はこれです。
「トランプは、ブルーカラーのビリオネアだ。」
藤井先生は、まさにこれが言い得て妙だとおっしゃっていました。
私も、なるほどなぁと、この見方でこの方を見ると、トランプ氏のとられている行動などがよくわかるのではないかなと思います。
ブルーカラーというのは、労働者階級です。アメリカのように資本主義が進んでいるところでは、いわゆる知的労働階級と、肉体労働者階級(ブルーカラー)がわかりやすく分かれていると思います。
その中で、生まれや生い立ちはブルーカラー、マインドや考え方もブルーカラーだけれども、たまたま不動産で大成功した、だからそこから這い上がってきた、それがトランプだと言えるかもしれません。
日本人でも、これまでこのような方がたくさんいました。バブルや不動産の景気が良い時に、一気に会社を大きくし、カリスマのワンマン経営者として君臨する方、いますよね。
地方都市の不動産屋の息子か何かで、そこから猛烈な勢いで這い上がってきた人、このようなタイプだと思います。
その特徴は次のようなものです。
1 成り上がりコンプレックス
2 被害者意識
3 品位と知性
4 巨大な利己
5 攻撃される恐怖
1 成り上がりコンプレックス
自分には品位と教養がないということがわかってます。
ですので、このような方は、必要以上に社会的ステータスの高い方、身分の高い方などを攻撃しようとします。
品や教養というのは、学歴や育った環境ではないと思います。
それは何かと言うと、謙虚な心であり、ひたむきに努力する姿勢であり、人を見下さず、感謝する姿勢であり、物事の本質を捉えようとする姿勢だと思います。
これを考えてみると、トランプ氏の態度と真逆?、ということがわかるでしょうか?
憧れを意識するために、そこからどんどん離れてしまう、という例だと思います。
メディアを通じて流れる彼の人となり、人間性の根本的な部分を謙虚に反省をして変えていくと、もう少し支持率が増えるのかなと言う気もします。
2 被害者意識
搾取される側は被害者で、投資家資本家は悪、加害者、という縮図がトランプさんの頭の中にはあるような気がしました。
様々な方を拝見していて思うのですが、ご自身が、「自分は被害者だ」と、そのように思った瞬間に、いろいろなことがうまく回らなくなると思います。
自分が被害者という意識があるので、無意識のうちに自分に危害を加える人(加害者)を探してしまうのです。そしてまだ被害も何も起こっていないうちから、これだけの被害が起こるから、という恐怖と不安に駆られて行動するようになります。
アメリカの労働者がどんどん貧しくなる、そのようにとらえたらそうかもしれません。けれどもそれとは別に、アメリカの労働者階級の人には、世界的な競争力を誇れる何かがあったはずだと思います。こうした自分たちの長所を発見し、謙虚に伸ばしていこうというその努力もできたのでは?と思います。
私はやはり、日本人なので、創意工夫や発想で、難しい局面を打開していく、というやり方にとても惹かれます。
世界の人が、皆さんこのような考え方を持つとはもちろん限りません。
けれども、人のものまねだけをする、現場に不平不満を言って、誰かから何かを奪おうとする、このようにしていると、結局は自分も奪われることになるのかなと思います。
3 品位と知性
一流の知性とは、相対する性質を1人の人間の中で、場面に応じて使い分けることができる、これを一流の知性というのだと何かで読みました。
優しさと厳しさ
決意の硬さと柔軟さ
情の深さと非情さ
このような相容れないものをしっかり使い分ける、これも必要だと言われました。
おそらくトランプさんにはこれが見えないのかなと思います。人からどう思われているのか、これをとても気にしていらっしゃるのかもしれませんね。
いつも同じトーンで、相手を攻撃していれば、他人からの反応は予測がつきます。予想外の反応はありえないのです。
けれども、自分のなかの別の側面を出してしまうと、皆さんからの反応はトランプさんの予想外のものになるかもしれません。トランプさんは、周りの人の予想外のリアクションに対処しきれないかもしれません。そしてさらに、自分が立ち直れないほど傷つく、これも恐れているのかもしれません。
ボケ・カス・マヌケ!これは、トランプ氏が、普段から言い慣れている事かもしれません。
けれども、優しい表現、相手の労をねぎらう表現、これを発したことがないのです。
自分が付け入れられるかもしれない、あるいは、ここまで良い人間になっているのに、それでも受け入れられなかったらどうしようと思ってしまうかもしれません。
それならば、このままずっと嫌われていたほうがいい、
こう考えても不思議は無いような気がしますします。自分が付け入れられるかもしれない、あるいは、ここまで良い人間になっているのに、それでも受け入れられなかったらどうしようと思ってしまうかもしれません。
それならば、このままずっと嫌われていたほうがいい、こう考えても不思議は無いような気がします
口が悪い人、人から嫌われても平気な人、このような人の内側には、このようなメンタリティーがあるかもしれません
4-5は次回のブログでお伝えします。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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