こんにちは、あなたの心に寄り添う不動産・投資アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

今日は、京セラの名誉会長稲盛氏が、これまで、ご自身が受けた恩について書かれていました。

「稲盛氏が、高校に行けるように考え直してくれないか」と稲盛氏のご両親に話してくれた先生の話
「稲盛氏が大学に行けるようにしてくれないか」とご両親にお願いしてくれた高校の先生のお話。
稲盛氏のパキスタン行きを止めるように説得してくださった大学の先生の話

 

どのエピソードも、この先生の助けがなかったら、今の自分はなかった、というものでした。

このようなお話を聞くと、私も、自分の人生の幸運を思います。思いがけない方との出会いがあり、ここまできたように思います。そうすると、思い上がる心を抑えて、これは自分の力ではない、周りの方からこのように導いていただいたのだと思う気持ちが出てきます。

それならば、どのようにすればこの力(これまで培ったもの)を生かすことができるのか?ここに考えが至るようになります。

私の人生で、たくさんの方に助けていただきました。なぜそのような幸運に恵まれたかということを考えてみました。

1  一生懸命に働く
2 素直に捉える
3 神様がお客様(神様は見ている)
4 能力を未来進行形で考える
5 良い人間になりたいと思う
6 素直に実践する/自分なりのやり方を捨てる
7 情報にアンテナを立てる
8 先生の先生に意識を向ける
9 嫌な自分を認める
10 アウトプット(情報発信)を続ける

 

1  一生懸命に働く

ドイツの銀行で働いていた時です。私は日本の支店にいました。時々ドイツの本社に呼ばれました。そこで、夕方働いていた時、同じ部のヨーロッパと他のマーケットを管轄しているオランダ人の方から呼ばれました。その時の私の上司の上司になる方です。

 

夕方といっても夜の7時か8時ごろだったので、オフィスにほ、とんど人が残っていませんでした。このオランダ人のオフィスに呼ばれ、1時間位、日本の不動産の制度や評価の方法など、仕事についてたくさん話をしました。

 

この時に、このオランダ人の方から、おそらく私は気に入ってもらえたのだと思います。当時働いていたヨーロッパの銀行は、その後の経済危機で公的管理にうつされて行きました。このオランダ人の上司の働きかけもあって、私は別の銀行に引き抜いていただくことができました。

このオランダ人の上司は、私が大変尊敬している方で、この方と働いている時、私は日本で1番幸せなサラリーマンではないかと思っていました。上からの圧力や、下からの突き上げもなく、仕事に集中できて、身に余るほどの評価をいただいていました。

さかのぼって考えてみると、このような幸運をいただけたのは、夜遅くまで一生懸命働く姿勢、だったのではないかと思います。この上司は、大変な働き者で、おそらく今も銀行の中で誰よりも働いているのではないかと思います。このような方に目をかけていただけたのは、思ってみると、自分もこの上司と同じように、一生懸命働く姿勢をもっていたからなのかと思います。

 

2 素直な心

 

経営12箇条の12番目は

常に明るく前向きに、夢と希望を抱いて素直な心で、です。

 

私は30代の時に、自分がやりたいこと、こういう方向に進みたい、それを素直に上司に打ち明けました。日本の企業にいた時、上司から大変大きな協力をいただきました。今の私があるのは、やはりこうした上司の助けのおかげだと思います。

 

3 神様がお客様(神様は見ている)

留学の勉強していた時、トーフルの成績が上がらず、とても苦しい思いをしていました。30代の前半の頃です。

「神様は見ている」と当時、留学を果たした先輩から教えていただきました。この方にも、様々な面でお世話になりました。どんな場面でも神様が見ているから、がんばりなさいと教えていただきました。

今も、自分のお客様は神様で、神様に満足していただけるような仕事をしようと思って頑張っています。

 

満足いただけるとは程遠いパフォーマンスだと思いますが、気持ちだけは高いところに置いておこうと思います。

 

4 能力を未来進行形で考える

 

京セラフィロソフィーの中に、能力を未来進行形で考えるというものがあります。
今、現在の自分にはそれができなくても、将来は自分にこのようなことができるようになっているはずだと考え、そこから何をするべきか逆算していくという考え方です。

私も、それほど意識はしなかったのですが、このような内容を実践していたのではないかと思います。

例えば英語です。

留学して海外で勉強したいと私は思っていました。
自分の英語力では程遠く、アメリカの大学院を学校訪問した時も、訪問先大学院の事務局の方とお話ができず惨敗で日本に帰ってきました。

当時の私にとっては、英語で文章を書いたり、論文を書いたり、ビジネスをするということがまさに憧れでした。

ソニーの創業者盛田昭夫さんは、ご自身の伝記を最初から英語で書いたとおっしゃっています。ソニーがグローバル企業を目指したので最初から英語で書き、それを日本語に翻訳したとおっしゃっていました。このようなことができるのは私にとってはまさに憧れでした。ただ、自分もこのように英語で自分の意見を述べるようになりたいと思いながら英語を勉強してました。そしてその姿勢は今も変わっていません。ただコツコツと毎日の英語の勉強を続ける、これを繰り返しているだけですが、未来進行形で描いた自分の能力にはある程度近づいたのかもしれません。

 

 

5 良い人間になりたいと思う

 

稲盛氏も人生の目的を説かれています。
そして、人生の目的は、魂を磨くことだとおっしゃっています。私もまさにその通りだと思います。自分の持っている魂を、いかに質の良いものにしていくか、これを繰り返しているのだなと思いました。40代になってからこのことに気づき、このようなことに気づくと自分から先生と思える方に出会えるような気がします。

 

6-10については、次回のブログでお伝えします。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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