人を信じたら出し抜かれる、当たり前だよね・・・と思うあなた、信じることのブロックを緩めて、心穏やかに、温かくすごしてみませんか?あなたの心の使い捨てカイロ、ユキーナ ・サントスです。 騙される、という言葉にざわざわしたら、相談してみませんか? カウンセリングやってます!
今日はビジネスにおいて、相手を信じることができるのか?
これについて考えてみたいと思います。
その答えは、これ、「自分を捨てたら信じられる」、素直になったら信じられる、これではないでしょうか?素直になると、物事の本質がみえてくる。素直になるにはこだわりを捨てること、騙される自分、自分がなくしたらいけない、と思っているもの、それへのこだわりをすてる、そうすると素直になれる気がします。
京セラの名誉会長の稲盛氏がこのようにおっしゃっています。
「私は覚えておりませんが、コンパの席で突然『儲からないんですけど、どうすればいいでしょうか』というような本質的なことを聞かれても、『こうすれば儲かります』と言えるわけがありませんから、『それだったらやめたらどうですか』としか言いようがないわけですよ。しかし水谷さんは『儲かるようにすればいいんだ』というふうに勝手に解釈して、『企業元年』というスローガンを打ち立て、京セラフィロソフィーをベースにした経営理念などを定め、売り上げ100億円、経常利益5億円という目標を決めて努力を始められました。私の突き放したような言い方に対して、儲からなかった自分が悪いんだと受け止められたのです。そして『利他の心』ということを実践されてMさんと合併され、さらには日本最大の問屋のKさんと、一括仕入れの道を選ばれます。自分の会社よりもはるかに大きいKさんに仕入れ先を絞ると言う事は、普通の人だったら経営を牛耳られてしまうと考えるのが当たり前です。しかし、自分が相手のためになることをしてあげれば、それは必ず返ってくるであろう、つまり「情けは人のためならず」、という利他の根本を実行されてうまくいってらっしゃる。「利他の心」で経営ができるわけがないと思っておられる経営者が多い中、利他の心の経営が成り立つという見本です。それは、MさんとKさんが本当に素直な美しい心で経営に当たっておられるからです。」
とあります。
先週末は宮古島で合気道の審査会と講習会でした。
沖縄合気会の山口先生はいつもお稽古が始まる前に般若心経を唱えます。それは、山口先生が仏教徒だからとか仏教の教えを強調しているからということではありません。般若心境の根底に流れるものが合気道の真髄と共通しているから、だからこれを唱えるのだと山口先生はおっしゃっていました。では般若心経の根底を流れるものとは何か、ということです。
それは、偏らない、とらわれない、こだわらない心と表現することができます。
今回のM氏のお話がまさにこの境地ではないかと思います。自分たちが支配されてしまったらどうしよう、競争相手に負けてしまったらどうしよう、自分たちが不利な立場に立ったらどうしよう、これは全て自分の持っているものに対するこだわり、執着です。自分がこれだけのものを築いている、だからこれを維持しなくてはならない、そう思うところから執着が出てきます。執着は判断を曇らせる場合があります。そして宇宙のエネルギーの流れと反対の方向に動くことがあります。
稲盛氏もこのようにおっしゃっているように、M氏は、こだわりや(Insist)、プライド(pride)、執着(prejudice)がなく素直に従っていた、稲盛氏のアドバイスを素直に受け入れて従って行ったので、自分がどうすれば相手を喜ばせることができるのか、これがよくわかるようになったのだと思います。そして相手のプラスになることを考えて行動していくと、相手にとってもかけがえのない自分が出来上がってくるのだと思います。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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