こんにちは、
さて、今日は私の本業、不動産市場の話をします。
私は、海外の投資家さんに対して、日本の不動産の投資のアドバイザーをしています。
さて、このコロナが世界的に広がった3月末から4月頭にかけて、こうした不動産投資の動きがぱったりと止まりました。
これまで日本の物件を買いに来ていた、いわゆる海外の機関投資家の方ですが、世界的にファンドの投資口の価格が下がっていること、
売りが多く投資に回す原資自体を見直していること、などから日本への投資はぴったりとなくなっています。
これまでは、日本の機関投資家や、リートもかなりアグレッシブに物件を取得していました。
ここにきて、リートの投資口も大きく下落していったこと、
銀行の融資体制が大きく変わっていること、から新しい投資もかなり控えています。
もちろん個人投資家の方とは、マーケットが違いますから、あまり参考にはならないかもしれません。
けれども、リーマン後の不況の経験からみると、今、投資家の方が考える不動産投資について私の思うところを書いてみますね。
これまでは、高値で無理だったと思うものが、あるいはちょっと頑張れば買えるかもしれません。そのためにはご自身のこれまでの投資実績、古いものを買って、きちんとリフォームをして、しっかりテナントを入れている、こんな実績がとても大切になります。
低いコストでリフォームをして、マーケティング経費をかけずに、優良テナントを埋めるノウハウ等、
まっとうなことをされていた方は、それなりにしっかりした大家さんだと金融機関から見てもらえると思います。
では、どんな物件を買っていくのか…、ですが、1にも2にもリッチ立地!!これが大切です。
(ライオネルリッチの写真見てみてください!)
これをお伝えしておきますね。
ちょっとさびれている都市の駅前よりも、ステータスと立地の良い地域の端っこ、(エッジ)の物件の方が、
将来的な値上がりの確率が高いと思います。
この先の、日本人のライフスタイルなどを考えてみると。。。
やはり大都市に人口が集中する
大都市の住民の主要交通機関は電車である
鉄道駅周辺には人の集積がある
医療機関には、とことん近いほうがいい
このようなポイントを考えていくと、投資する物件がある程度、絞れてくるのではないかと思います。
すでに、金融機関と良い関係を作っていられる大家さんでしたら、自分の思いをより具体化して、
こんな案件が欲しい、と言うのを金融機関のご担当者様に伝えておくと、
良い物件を相対で持ってきてくれるかもしれません。
物件を選ぶポイントとしては、このコロナが仮にあと1年続いたとしても、
そこを借りてくれるテナントがいるのかどうか?
仮にすぐ借りてくれて、そのテナントさんが出て行ったとしても次のテナントの候補が最低でも2つか3つ、浮かんでくるのかどうか?
このような観点から物件を見てみるのが良いと思います。
私もこうして、投資物件を見ていこうと思っています。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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