こんにちは、あなたの心に寄り添う不動産・投資アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

先日、元銀行員で、不動産再生ビジネスのプロの方と楽しくお話をさせていただきました。

その中で、サラリーマン等の不動産のプロでない方が、不動産投資で注意すること、これについて話し合いました。とても興味深い内容だったので皆さんと共有したいと思います。

 

不動産投資詐欺の手口を見分ける時に注意するポイントは次の通りです。

1利回りが高い

2購入資金が低利で用意

3いいところしかない

4いつ聞いても、「ちょうどある」

5販売・開発会社の社歴が浅い

6社長が傲慢そう

7顔出ししない

8営業の態度に違和感あり

 

順番に説明しますね。

 

1利回りが高い

まずはなんといってもこれでしょう。

ヒトケタ台の利回りならまだしも、10%を超える利回りが単年度で出てくる、これは信じがたいです。通常、世界中どこの国でも、開発を伴うと利回りは高くなります。自分で土地を仕入れて、建物を建てて、それを売却するというものですね。マンション開発などを考えていただければわかりやすいかと思います。

利回りが高いという事は、それだけリスクも高いということです。どんなリスクがあるのか、一つ一つチェックしてみたほうがいいですね。

2 購入資金が低利で用意

 

これも怪しいのではないか、とこちらの不動産/金融のプロの方(K氏)がおっしゃっていました。どうもおいしい話みたいだから、乗ってみたい。でも手元のお金がない。

「そんなときにはここからお金を借りることができますよ。」とアドバイスされるわけです。「これは、ほぼやめたほうがいいですね」とK氏がおっしゃっていました。

私も、確かにこれは、とにかく買わせなければいけない、という意気込みを感じます。

3 いいところしかない

 

これも、とっても怪しい感じがします。

私はこれまで、2万件近い不動産の物件を見てきました。大きいものから小さいものまでたくさんあります。一つ一つについて、その物件の良し悪しを考えてレポートにしてきました。不動産は人間と一緒です。同じものは2つとありません。マンションの中の隣り合った二つ住戸であっても、眺めや間取りは微妙に違うのです。

人間には、それぞれ長所と短所があります。不動産も一緒です。長所だけの物件はありません。これまで私が評価した中でも長所しかないもの、これはありませんでした。

もしあなたが当初考えている不動産が、長所しかないのなら、疑ってみて良いと思います。何か素人では見分けることができない欠点が隠れているかもしれないですね。

4 いつ聞いても、「ちょうどある」

これはタイミングの問題です。

これはいいなと思った物件、その日のうちに契約をしないで、一晩眠って頭を冷やす、これを私はお勧めしています。

「明日にはなくなってしまうかもしれません」、セールストークでこう言われたとしましょう。

そして翌日、同じように前日、自分に投資案件を進めてくれた営業担当者に、その物件があるかどうかを聞いてみます。そこで相手がこう言ったとします。

ちょうど今キャンセルになって1つ空きがあります。」私はこの回答を聞いたときに、かなりひきますね。

もし自分が、その投資案件によっぽど惹かれてるのであれば、少しお金を払ってでも信頼できる専門家に資料を見てもらうようにします。

確かに、良い物件は翌日にはなくなっていることが多いです。

けれどもこうして、販売する側の態度や信憑性を確かめてみるのも1つかなと思います。不動産の投資額が大きいので、最初の2つや3つは見送るつもりで、しっかり相手の業者を見極めた方がいいかもしれません。

5 販売・開発会社の社歴が浅い

 

私は、過去3回位バブル期とその後のバブル崩壊を経験しています。

景気が悪くなって、見る影もなくなってしまう会社があります。

そういう会社は、新興の、いわゆるバブルに乗って規模を拡大した会社が多いです。

経営基盤も弱く、借入金が多い場合もあるでしょう。

このようなところは注意した方がいいかもしれないですね。

6 社長が傲慢そう

 

私は、自分の会社で何か外注するにしても、外注先の会社のホームページをじっくり拝見します。

そして、どんな人がこの会社のトップなのかな、ここちょっと時間をかけて見てみます。

なぜならば、京セラの名誉会長、稲盛氏がおっしゃっていました。

「会社は、社長の器以上に大きくはならない」と。。。本当にその通りだと思います。

ということは、会社の社長を見れば、その会社の先行きが分かります。特に気をつけたいのが、傲慢さ、上から目線、うぬぼれ、気の強さ、などが表れている社長の時です。このような会社は、遅かれ早かれ事業で失敗すると思います。ですから、ホームページなどで社長を見て、この人嫌だな、と思ったらそこの投資案件はやらないほうがいいと思います。

7 顔出ししない

これは、社長に限らず、営業社員に限らず、とにかく顔出しをしない業者や販売会社があります。このようなところはまず距離を置いて良いんではないでしょうか。

信用は大切な商売なのに、顔出しを極端に嫌がる、これはどうなんだろうなと思います。

何か理由があるとしたら、やはり、

「早めにばっくれたい」という理由ではないかと思います。

 

8 営業の態度に違和感あり

あと、営業の方の態度も注意して観察しましょうね。

人間は、心で思っている事と自分の行動が180度違っていると、それが体の節々に出てきます。

正面から相手を見れなかったり、声が小さくなったり、目が泳いでいたりします。

人の体は正直なのです。
こんなだましをやっていていいんだろうか?

そう思うと、その罪悪感や不安、これは態度に出てきます。

こうした些細なサインを見逃さないようにするといいですね。

さて、不動産投資詐欺の手口を見分ける8つのポイント、まとめると以下の通りとなります。

1利回りが高い

2購入資金が低利で用意

3いいところしかない

4いつ聞いても、「ちょうどある」

5販売・開発会社の社歴が浅い

6社長が傲慢そう

7顔出ししない

8営業の態度に違和感あり

 

この中でも特に大切なのは、利回り、融資の容易さ、社長の人格、これではないかと思います。お役に立てれば幸いです。

こちらのK氏と、不動産とお金の相談室、こちらをシリーズでお話していこうと思います。

またブログでもご案内しますのでよろしければ見てみてくださいね。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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