こんにちは、あなたの心に寄り添う不動産アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

コロナより怖い、銃撃戦に遭遇したら・・・これをお話しています。

さて、銃声を聞いたらどうするか? この対処法を、昨日お伝えいたしました。

もう一度繰り返しますが、走って逃げてはいけない、これでしたね。

 

私が人生で2回目のナマ銃声を聞いたのは、今年の正月、ブラジルで主人と過ごした時のことでした。

ちなみに私の主人はブラジル人、サルバドールという街の出身です。アフリカ系の黒人ですので、アフロブラジリアンと言われています。

ブラジルの都市の中で、どこが1番危ないでしょうか?

私たちがこの話をするときには、主人は決まってこう答えます。

ブラジルで1番危ない都市は、サンパウロだ、あるいはリオデジャネイロだ!!

主人はこのように答えます。けれども、私はこう思います。

いやそうじゃなくて、ブラジルで1番危ないのは、ここ、サルバドールでしょう。私はこう考えます。

というのは、私はこれまでの私の人生の中で、2回銃声を聞きました。

それはどちらも、私がブラジルにいたときの体験です。サルバドールにいた時に、銃声を聞きました。

1回目は、私が主人の家にいた時です。
2回目は、私が外にいた時です。

 

サルバドールは、海に張り出した半島の街です。

海辺まではとても近いです。車やバイクで10分から15分も走れば海岸に着きます。

帰国する数日前に、主人と一緒に海岸に行きました。

そこは海沿いにちょっとしたバーが並んでいます。そして小さなライブハウスもあります。ライブハウスの中にはレストランがあって、人々は、夜になるとつまみを食べて、お酒を飲みながら、ライブ演奏を聴くことができます。

その近くにスケートボードやローラースケートをやるスケートパークがあります。

さらにジャングルジムやメリーゴーランドなど、小さい子供を遊ばせるためのちょっとした遊具が並んでいます。

ライブハウスからの音楽が聞こえる中で、子供たちが遊んでいたり、大人たちがお酒を飲んで、たむろして話していたりします。この場所は、夜でもそこそこの賑わいです。

主人は、自分のスケートボードを持っていってスケートパークでスケートの練習を始めました。

私は、主人の目の届く範囲内で、ウォーキングを始めました。ライブハウスの近くを通り海岸沿いを行ったり来たりします。

ブラジルにいると私は明るい引きこもりです。四六時中家の中にいて、歩かないので、腰が痛くなります。

だから時々、主人に言って、外に連れ出してもらって、主人が見ているところで私はウォーキングをします。

なぜ明るい引きこもりかというと、外に出るのが危ないから、という理由です。

私は1人で外出することができません。私が1人で外を歩いていると、明らかに観光客とわかるからです。

私が外に出る時は、主人と一緒か、主人の家族と一緒に出ること、これが暗黙のルールです。

この日も、スケートパークの近くをトコトコとウォーキングしていました。主人の目の届くところなので、そこをウォーキングするのは良いだろう、と主人から許可をもらったのです。

そしてライブハウスの近くまで来たら、ライブのノリの良い音楽が聞こえてきました。私は立ち止まってバンドの生演奏を聴いていました。ライブの様子を眺めて、自分でも踊りだしそうな位ブラジル音楽のビートを肌で感じていました。

その時のことです。

ライブハウスの方からパン!!と大きな音が聞こえました。

ライブの音楽がピタッと止まりました。

子供たちが、きゃーと言って走って逃げてきました。

私も、これはやばい!!と思って、

全速力で走りスケートパークの中にいる、主人の近くまで行きました。

スケートパークにある障害物を全速力で登ったのです。そしてその上にいる主人の影に隠れました。

主人が私に静かにこう言います。

「それ、やったらダメだって言ったでしょう!!」

。。。あ、確かに…

銃声が聞こえたら、走って逃げてはダメだ、こう言われていたわけです。

またしても、その場で主人からレクチャー(講義)です。

今あちらの方から、ピストルの音が聞こえたでしょう。そしたらあそこの草の影に隠れて、頭を低くして、そしてずっと隠れていて!!

今走ってきたみたいに、キャーって走ったら、タマに当たるでしょう!!

確かに、それは昔から言われていたけど、でも、とっさにその場には居合わせたら、逃げる事しか頭にない!! 私はこう思いました。

結局、何が起こったかと言うと、男女の痴話げんかのようでした。

男性が腹を立てて、拳銃を地面に向かって、いっぱつドカンと鳴らしたようです。空砲だったのか、実弾が入っていたのか分かりませんが、クモの子を散らすようにそのテーブルの周りから人がさーーっと逃げていったのです。

 

あー、ブラジル。。。。

銃声が聞こえたらどうすればいいのか、銃声の対処法、これを主人から聞きながら、私は自分がどこにいるのかを、しみじみと実感しました。

銃声の対処法、聞いていても、役に立たない方がいいです。

役に立つことが起こらないほうがいいです。

時々、映画で銃撃戦のシーンを見ることがあります。この主人のレクチャーを聞いた後は、なるほど確かに、本当に頭を低くしてれば、流れ弾に当たる可能性は低いのだな、ということがわかります。

実際の役にたたなくていい、でも映画を見るときに別の楽しみができる、皆さんも、アクション映画を見るときは、これを思い出してみてください。

そして、銃撃戦が起こったらどうするか、シミュレーションしてみてください。

知ってて損は無いプチ知識かもしれません。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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