こんにちは、あなたの心に寄り添う不動産アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

今日はファミリービジネスと親子のメンタルブロックについての話です。

昨年は、イタリアのファミリービジネス研修ツアーを開催させていただきました。ダミアーニや、フェラガモなど、イタリアを代表するトップ企業を訪問させていただき、そちらのファミリーの方からたくさんお話を伺いました。ツアーの中で、日本人ガイドの方から、そして私からもイタリアのマンマについてお話しをしました。

先日、昨年のイタリアツアーに参加した方から、このようなコメントをいただきました。

「 イタリアに行き、小生はイタリアが大好きになりました。特にイタリアのお母さんの話が頭にこびりついています。
イタリアのお母さんは、徹底的に自分の息子や娘を褒める。ファミリービジネスがうまくいくコツはここだと考えています。日本の親は褒めることに抵抗があります。日本の親もイタリアのお母さんのように親バカちゃんりんで、どんどん褒めていく社会になれば、もっと元気が出てくると小生は思っています。」

そうなんですよ、日本人には謙遜の文化というのがあります。自分の身内をとことん落とす、これが1つの美徳とされています。

うちの愚妻が・・
不肖の息子が••
こんな表現は日本人同士の会話でよく見られます。

けれども一般的に外国人はこのような謙遜の文化がありません。特にイタリアのママは自分の子供を褒めちぎります。

このツアーをお手伝いいただいた日本人ガイドさんはミラノに住んでいる方です。子育ての中で、学校のママ友との面白いエピソードをお話しいただきました。

私が会話の中で、うちの子は何もできなくて…と言ったら、相手のママ達から悪魔を見るような目つきで見られた、とおっしゃっていました。

さらに、あなたが褒めないで、世界中の他の誰があなたの子供を褒めるの?

と言われたと言うのです。

イタリアマンマの傑作映画、Pane e tulipe.

全くその通りだなと思います。

日本人の今の40代、50代の方たちは、親から外と一緒であること、出る杭にならないように、このような教育を受けてきたのではないでしょうか?それはその親の世代が受けた教育だと思います。

戦時中、あるいは戦後はみんなと同じことをしていなければ、非国民呼ばわりされ命の危険にさらされたかもしれないのです。

このような危機的な状況を考えると、私たちの親の世代というのは、否応なしに子供を、「みんなと同じことが良いこと、優位に立ってはいけない」こんな目線で育てたのではないでしょうか?

今の親の世代はやはりこれが抜けないのでしょう。

自分が褒められたことがないから、子供をどうやって褒めたらいいかわからない

このような言葉もよく聞きます。

良いお手本はやはりイタリアのマンマでしょうね。

イタリアのマンマは自分の子供が1番、お前が1番よくできる、自分の子供の良いところを見つけてそこを褒めちぎっていきます。誰が何というと絶対的な価値をつけるのはマンマです。

その結果、過度のマザコンになることもあります。
けれども今の日本を見てみると、このようなお悩みがある方もいると思います。

自信を持てない
自分の立ち位置が不安、
人に合わせることができない

このような方には、やはりイタリアのママの存在は必要だと思うのです。

人と違って当たり前、
お前はそのままで完璧
お前は世界で1番の自慢の息子(娘)

 

このような思いが当たり前のように社会に浸透していれば、 子供にとっては1つの救いになるかもしれません。

イタリアのママから、大きな教訓を学びました。とにかく子供を褒めちぎる、少しずつやってみませんか?

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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