こんにちは、あなたの心に寄り添う自分軸アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

今回は、標記のテーマで、稲盛氏が次のように経営(会計)の要諦をお話されています。

稲盛氏のお言葉は「」で引用させていただいています。

 

「アメーバ経営は私の経営哲学を具体化したものであり、

管理会計報告としての『時間当たり採算』は

私の経営哲学に根差した会計学の原則がベースとなっている。

このため時間当たり採算制度では、会社の決算書とは異なり、

モノとお金の動きとの『一対一』の対応によって積み上げられた数字を、

そのまま取りまとめた極めて単純な様式を採用している。

各アメーバにとって時間当たり採算は、

自分たちの仕事の結果がそのまま数字となってまとまったものであり、

その意味で自分たちが作った採算となっている。」

ここでは、稲盛氏が、このアメーバの指標である

『時間当たり採算性』管理会計の観点からお話されています。

特に次の点を、この仕組みを取り入れる上で重要な点として説明されています。

 

1 月次決算を活用する

2 財務会計との連結を意識する

3 目標を「意思」に変える

 

ひとつづつ説明します。

 

1 月次決算を活用する

「京セラにおいて、この時間当たり採算と会社決算とを結びつける

役割を果たしているのが月次決算書である。

月次決算書では時間当たり採算の時間当たり付加価値と

会社決算上の利益とを結びつけ、各事業部が決算上の利益において

会社全体にどの程度貢献しているのかを具体的に示している。

すなわちこの月次決算報告とは、各事業部ごとの時間当たり採算実績を

決算書のフォームで表現したものであり、

毎月早々に会社の事業部に配布されている。」

→タイムリーに採算と会社の収支状況を把握する、ということがとても大切だと思います。

これを月次でやることで、フィロソフィの考え方を再確認し、

自分達がどこを目指しているのか、そして今、どこにいるのか、がわかります。

 

2 財務会計との連結を意識する

「時間当たり採算は経営管理と呼ばれる部門が作成しているが

月次決算報告は経理部門が作成し、時間当たり採算には現れない

人件費を費用として計上して利益を計算している。

またこの月次決算報告では事業本部ごとに製造アメーバの生産ベースの採算と

営業アメーバの売上ベースの採算とを一体化し、製品在庫分の生産利益を控除して、

会社決算で用いる「売上ベース」の業績に変換している。

このような変更が一部あるものの基本的には月次決算も各アメーバの動きを

『一対一』の対応によって集約したデータベースに基づいて作成されるものであり、

時間当たり採算と同じ事実を表現しているものである。

そして決算期末には、この月次決算の累積に、

主として仕掛品の『期末実施棚卸』による各棚卸資産の期末評価を中心とする

『決算修正』を加えて、会社の決算書とするのである。」

 →このように数字を使って確認することで、時間当たり採算に含めるもの、

そうでないもの、最終的に利益を生み出すために何が必要なのか、

これを全員が考え、体感として理解することができます。

一人一人が経営者というのが、京セラフィロソフィでもたびたび言われていますが、

経営の苦労・醍醐味をスタッフの一人一人が実感する。

そのためにこうした、管理会計と財務会計との結びつけはとても大切なのだと思いました。

 

3 目標を「意思」に変える

「アメーバ経営の本質はアメーバのメンバー全員が現在の自らの姿を

文字どおりリアルタイムで正確に把握し、目標を達成するために必要な行動を、

即座に次々ととっていけるということである。

そのためにもアメーバはあらかじめ自ら立てた年次のマスタープランや

月次の採算予定を自らの明確な目標として位置づけ、それに対し実績が

どうなっているのかを常に完全に認識できるようにしなくてはならない。

私は経営において予定というものは、実績数字と同様に、

いやそれ以上に、重要なものであると考えている。

『予定』」つまり『目標』は経営者の意思の表現であり、

自らの手で新たに作り出そうとしているものを描き出したものである。

その意味で予定は決して変更されるようなものではなく、

アメーバの仲間と一緒に、どんなに環境が変化しようと

最後まで目指すべきものなのである。」

 → 目標をかかげて、そのままならば、一向に達成しません。

掲げた目標を常に潜在意識におとし、あらゆる場面でそこに向かっていっているのかを考える、

現状を把握し、即行動に移すことが大切です。

アメーバに所属する全員がこのような流れを行うことができれば、

これほど強い組織はないとおもいます。

 

まとめますと、

時間当たり採算の数字と月次決算とをリンクさせること、

各アメーバがその関連・つながりを体験として理解すること、

さらに目標と現在地をいつも確認すること、

このようなことが強い企業をつくるために必要なことだと思います。

 

 

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今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

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