こんにちは、あなたの心に寄り添う自分軸アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

今回は、標記のテーマと関連して、

稲盛氏が「京セラフィロソフィ」の中で

次のようにお話をされています。

稲盛氏のお言葉は「」で引用させていただいています。

 

「自由市場において、

競争の結果で決まる価格は正しい価格、

とあります。中小零細企業を経営していると、

自分たちだけが独占でやっている事業というのは、

まずあり得ません。

必ずといっていいくらい、厳しい競争があり、

その中で値段が決まります。

自由市場のもとで

厳しい競争をしている中小零細企業の場合には、

不当な利益を得る事はまず無理です。

たとえ、ぼろ儲けができるような

事業があったとしても、

必ず、すぐに競合相手が出てきて、

値段は下がっていきます。

自由競争の中で価格が決まるのですから、

そうやみくもに儲かるような商売が

あるわけがないのです。つまり、

リーズナブルで ( 道理にあった )適正な利益しか

得られないようになっているわけです。

その適正な利益をコツコツと努力して、

少しずつ積み上げていった結果が、

企業の利益というものなのです。

わずかずつの商いで稼いだお金を積み上げていく、

それこそが立派な利益なのだということを、

ここでは言っているのです。」

 

稲盛氏はここで、

適正な利益の積み上げ方を説いています。

そのポイントは次の3つではないかと思います。

 

1. 自由市場を前提にすること

2. 正しい利益を追求すること

3. 営々と積み上げること

 

この各項目を、IT や テクノロジー等の

グローバル市場の例も考えながら、

コメントしてみたいと思います。

 

1. 自由市場を前提にすること

「厳しい競争の中で値段が決まるということは、

そんなに儲かると言えるほど

利益を上乗せできるわけがないということです。

もちろん、独占企業であるとか、

いわゆる政府の保護などがあって、

特別な利益を得られるような事業もあります。」

→ 競争の中で価格が決まるというのは、

価格に過剰な利益を上乗せする余地がない

ということです。

もちろん、独占企業や政府の保護を受けた

特定の産業においては、

例外的に高い利益を得る場合もあります。

 

たとえばアメリカの GAFAM

(Google, Apple, Facebook, Amazon, Microsoft)

などの巨大IT企業は、

競争原理とは異なる論理で動いています。

彼らは自らの市場を囲い込み、あらゆる面で独占的な

利益構造を確保する仕組みを構築しています。

政府との関係も密接で、

「公正な競争」とは言い難い面も見受けられます。

それにもかかわらず、世間ではこうした

独占構造の上に成り立つビジネスが

「成功モデル」として称賛されがちです。

しかし、稲盛氏は、

こうした短期的なサクセスストーリーの

陰に潜む危うさを指摘しているのです。

 

2. 正しい利益を追求すること

「投機や不正で暴利を貪り、

一攫千金を夢見るような経営が

まかり通る世の中ですが、

公明正大に事業を行い、

正しい利益を追求し、

社会に貢献していくのが京セラの経営です。」

→ 昨今のITやテクノロジーを中心とした世界では、

まず上場して、自分の利益を確定させる、

ということが企業家の花道であり、

1つのサクセスストーリーに

なっているのではないでしょうか。

稲盛氏は、KDDIを立ち上げた時、

ご自身は一切、株式を取得しなかった、

と言われています。

苦労に苦労を重ね、上場することができたとしても、

それは自分一人の力ではなく、たくさんの人の

協力と努力があってのことだと思います。

常に謙虚でなければならないと合わせて、

何が正しい利益かを常に考えていきたいと思います。

 

3. 営々と積み上げること

「コツコツと努力をして、

少しずつ積み上げていって作り上げるのが、

我々の企業の利益なのです。

一攫千金を夢見てバブルやら、

何やらで、不動産を転がしたり、

または不正なことをして儲けたお金ではありません。

本当にわずかずつの商いの中で稼いでいたお金、

これはもう立派な利益なんです。」

→ この姿勢は、東洋思想、

特に算命学が教える財産観とも通じます。

算命学では財産形成には

二つの側面があるとされます。

 

地道に蓄積する「蓄財」

必要なときに使って大きく増やす「回転」

 

どちらか一方だけでは財は成り立たないとされます。

  稲盛氏が語る「積み上げ型の利益」はまさに

 「蓄財」であり、それを

 「必要に応じて大きく投資して回す」こと

  ――たとえばKDDIの創設――が

  まさに「回転」にあたるでしょう。

 

 

 

 

【まとめ】

公明正大に利益を追求するとは:

・ 自由市場に立脚すること

・ 正しい利益を見極めること

・ 営々と積み上げ、必要に応じて使うこと

 

言葉で語るのは簡単でも、

日々の実践の中で体現していくのは

容易ではありません。

私自身も、これからの人生を通じて、

少しずつ体験と学びを重ねていきたいと思います。

 

 

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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