こんにちは、あなたの心に寄り添う自分軸アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

今回は、標記のテーマで、稲盛氏が次のように経営(会計)の要諦をお話されています。

稲盛氏のお言葉は「」で引用させていただいています。

稲盛氏は、「筋肉質経営の原則」として特に次の6つのことを大切なポイントとして挙げています。

今回は3、4、5について説明します。

CHECK!

 1 中古品で我慢する

 2 健全会計に徹する(不良資産をもたない)

 3 固定費の増加を警戒する

 4 投機は行わない―額に汗した利益が尊い―

 5 当座買いの精神

3 固定費の増加を警戒する

「 そこで筋肉質の経営をするために重要なことは、原材料費などの操業度に連動する変動費を

下げるだけでなく、固定費を一定もしくはできるだけ下げて利益率を高めるということである。

すなわち図で示すように総費用をできるだけ下げていくことで、損益分岐点を下げていき、

結果として利益を増やしていくことである。。。。。このように設備にしろ、社員にしろ、

会社経営にとって固定費の増加は、十分警戒しなければならない。

経営者が前向きに経営を進めていると思いながら、ふと振り返ってみれば

固定費が信じられないほど増加しており、もう後戻りもできなくなってしまっていることがよくある。

積極的な手を打ったつもりが、かえって経営体質を脆弱なものにしてしまう、

というケースは珍しいことではない。」

→仕事柄、様々な企業の不動産、例えば本社社屋、工場、事務所、店舗、社員寮、

社長の自宅等を拝見することがあります。過剰投資や、活用していない箇所・部分が多いことに気づきます。

トップの方の潜在意識の中に、費用を増やさなければいけない、というマインドがあると、

自然と固定費を増やす方向に行動が向いていきます。自分も含めて、心の状態に注意し、

固定費の増加に細心の注意を払いたいと思います。

4 投機は行わない―額に汗した利益が尊い―

80年代の日本で起こった不動産バブルについて、稲盛氏はこのように語っています。

「(バブルで京セラが損失を生じなかったことについて」

『皆さんが言われるような先見性があったのではないんです。ただ私は、

浮利を追うことが好きではありません。それだけのことです。

不動産を転がすような金儲けは嫌だったというだけのことです。』

・・・・投機というのはゼロサムゲームといわれるように、基本的に、

誰かが他の者の犠牲の上に利益を得ることである。だから、もし投機的な利益を得たとしても、

それは世の中に対して新たに価値を作り出したことにはならない。

本当の経済的価値、すなわち人間や社会にとってプラスになるような価値は投機的活動によって

増加する訳ではないのである。企業の使命は、自由で創意に富んだ活動によって、

新たな価値を生み出し、人類社会の進歩発展に貢献することである。

このような活動の成果として得られる利益を私は『額に汗して得る利益』と呼び、

企業が追求するべき真の利益と考えている。」

→ この昭和の末期のバブル、リーマンショック後前のバブル、そして現在も、

「エブリシングバブル」と言われる状況になっています。ここで稲盛氏がおっしゃっているように、

銀行で大きな借り入れをして不動産を買う、現在も同じことが起こっています。

歴史は繰り返す、と言いますが、それは、人間の心が変わらないからだと思います。

「楽をして儲けたい」という思いは誰にでもあります。中小企業で苦労して働いてきた、

と考えている経営者の方なら、「今まで苦労をしてきたのだから、少しぐらいいい思いをしてもいいはずだ。」

と思うかもしれません。私も、企業が追求する真の利益を、いつもしっかりと考えていたいと思います。

5 当座買いの精神

「 つまり、使う方の予算だけは厳守され、入ってくる方の売上は期待通りには増えない。

それが予算制度の実態ではないだろうか。それ故に、私は『予算制度はいらない。いるお金はその都度、

稟議を出せ、その都度、決済をする』という方法で経営をしてきた。さらに京セラでは、

原材料などの購買について毎月必要な物は毎月必要な分だけ購入するようにしている。。。。

私は、まとめて買えば安く上がったように思うけれども、実はそうでない、ということを学んだ。

人間というのは面白いもので、五升買えば安くしますと言われれば、ついつい買ってしまって、

余分に使ってみたり、乱暴に使ってこぼしてしまったりするものなのである。

しかし今使う分しかなければ、それを大事に使うようになる。だから今一升いるなら、

一升しか買ってはならない。

(経理部長にこれを話すと)しかし経理部長の方は

『そんなことは経営学でも経理の考え方でも常識に逆行することです。

世界中のどんな経済学や会計学の本を見ても安いものを買いなさい、

ということはあっても高いものを買いなさい、などということは言っていません』と言い張った。

私は『そんな常識はどうでもよろしい、とにかくいる分だけを買いなさい』と言って頑張った。

経理部長も(後に)『素朴な話の中に含まれる真理が本当は大切なことであると気づきました。』

と言うようになった。」

→常識を疑うこと、本当に「得をする」とはどういうことか、これについて考えます。

「安物買いの銭失い」という言葉を思い出します。モノには命があります。

命あるものを、大切に使う、これも「布施」だという話を聞いたことがあります。

この「当座買い」は「布施」業を実践しているのだと思います。

まとめますと、特に無意識の固定費の増加を警戒し、当座買いに徹する、

その一方で投機に惹かれる心を抑える。心の修練がとても大切なのだと思いました。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 こちらのブログの内容は、メルマガで配信しています。
 メルマガをご希望の方は、下記リンク より お申し込みください。

 

 

 

不動産についてのお役立ち情報を、動画で配信しています。

不動産の初心者の方にわかりやすく、基本的な内容を説明しています。

皆様からのご質問も受け付けています。

友だち追加

tomizukayuko07

@462ctofn

 

 

ユキーナ・サントス(富塚祐子)の自己紹介は こちら

不動産・投資・国際経済情報をお伝えしています、弊社メルマガお申込みは こちら

経営者・管理職・グローバルビジネスパーソンを目指す方に、経営の要諦・日本のビジネスフィロソフィを日英でお伝えしています。フィロソフィメルマガお申込みは こちら

女性のキャリア・恋愛・婚活・潜在意識など女性のお役立ち情報をタイムリーに伝えます。「UMIで幸せに!女性のお悩みスッキリ解決メルマガ」のお申込みは こちら

まずはお気軽にお問い合わせください。 カウンセリング はこちら