こんにちは、あなたの心に寄り添う自分軸アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

今日は、読者様からいただいた「利他」についての考え方です。

 

こちらのメルマガ読者様から、下記の本をご紹介いただきました。

「利他」とは何か (集英社新書)” 中島岳志, 若松英輔, 國分功一郎, 磯崎憲一郎, 伊藤亜紗著

 

今、Kindleで拝見しています。
ざっと「斜め読み」しかしてないです。

こんな状態で、ものを申し上げるのは大変、恐縮です。

ですが、人間の意識には、「共通意識」というのがあります。

コロナ禍でこの本が出版されています。

とすると、たくさんの方の中の意識に、「利他」という言葉が上がっているのではないかと思います。

そうすると、「利他」について考えていらっしゃる方も多いのかな、と思います。

私の考えを発信することが、このような方のお役にたつかもしれません。

「利他」について考えるときの、ヒントになるかもしれません。

そう考えて、今このタイミングで、私の考えを共有させていただきます。

私がこの本を斜め読みしたときの第一印象

 

「そんな難しいことじゃないの!!

利他ってもっと単純でシンプルなことなの!!

小難しく考えなくていいの!!

毎日の生活の中にあることなの!」

 

これです。

先週末に読んだ、稲盛さんの言葉に、このようなフレーズがありました。

「われわれは、学校教育で、まず頭で考えることを学びます。ですから「思う」事を軽視してしまいがちです。」

表現は正確でないかもしれません。

ですが、稲盛さんは、このような内容をおっしゃっていました。

この「『利他』とは何か?」の著者の方々も、名だたる学者、文化人の方です。

このような方々は、たくさんの文献を読み、データを検証し、利他について研究を行ってらっしゃると思います。

これは頭で考えていることです。

そうではなくて、利他は、体で感じること、体感や、心、感情、思い、こうしたものと密接に関連しています。

この本のタイトルは、「利他」とは何か、です。

言い換えると、皆さん、「利他」の定義を探しているわけです。

けれども、机の上でやる「お勉強」や、「研究」の中にその答えはないのです。

なぜなら、もっと感覚的なものだからです。

前置きが長くなってすみません。

今回のブログのタイトルが、これ以上簡単にできない「利他」ですので、ズバリ簡単に表現しますね。

「利他」とは次のような行為です。

1 男性が仕事に没頭して一生懸命に働くこと

2 女性が赤ちゃんにお乳をあげること

世の中には、男性と女性の2つの性しかありません。(基本的に)

ですから、両方の立場で考えてみました。

男性は、仕事に没頭して、寝食を忘れて一生懸命働いてる時の感覚

女性は、自分に子供がいるかどうかにかかわらず、赤ちゃんにお乳をあげているという感覚

これを想像してみます。

そして、これらを想像したときの自分の感覚

自分が「利他」だと思う行動をするときの感覚、

この2つを比べてみます。

この2つの感覚の間に違和感がなければ、ご自身が考えている行動は「利他」です。

何か違和感があれば、それは「利他」ではないです。

「利他」を考える上で、このような判断材料が1番わかりやすいのかなと思いました。

それでも、頭で納得したい、頭で把握したい方のために、利他の条件をまとめてみます。

これも言い換えると、「利他」の定義です。

上記2つの感覚の中には、次のような共通の要素があると思います。

1 相手の喜び
2 自分の喜び
3 喜びの増幅
4  感謝( タイムラグあり)

 

1つずつ説明します。

 

1 相手の喜び

 

男性性について、先に説明します。

一生懸命、仕事に没頭していると、その先にあるお客様が見えてきませんか?

皆さんは、自分が作り出す「材」や「サービス」、これが最終的なお客様に喜びをもたらすことを無意識のうちに考えているはずです。

あるいは、「仲間のために」という意識もあります。

これも、自分の行動がどこに向けられているのかを、無意識のうちに考えているわけです。

集中する、没頭すると、必ずここを考えます。

言い換えると、自分の行動の先にある相手方が見えなければ、没頭してるとはいえないのです。

 

本当は嫌だ、

やりたくない、

無意味に感じる、

自分のエネルギーを無駄にしてる感じがする、

虚しい、

これを感じてやっている仕事は、利他につながりにくいですね。

 

女性の場合、赤ちゃんの喜びです。

もちろん赤ちゃんは話しません。

けれども、お母さんは、おっぱいを飲んでいる赤ちゃんから、たくさんのことを感じるはずです。

生命力だったり、

言葉ではないメッセージだったり、

自分のおっぱいを必要としている、

このような実感だと思います。

 

赤ちゃんがおっぱいを欲しがる、

おっぱいが与えられる、

赤ちゃんが満たされる、

この流れを、まずお母さんが感じるのです。

この相手の喜びが、利他の行動を促す最初の動機になると思います。

 

2 自分の喜び

お客様を満たすことができる、こう考えるだけで気分が満たされます。

仲間が喜ぶ、助かる、こういう実感が持てると、

男性は満たされます。

さらに、疲れて家に帰ってきて、子供の無心な寝顔をみます。

スヤスヤ寝ているなと思います。

自分が働くことで、子供たちの幸せが守られているなと実感できます。

これが、男性にとって利他につながるのです。

女性の場合、赤ちゃんにおっぱいをあげて、お母さん自信が幸せになります。

中には、母乳が出る、出ない、

赤ちゃんがおっぱいを飲んでくれない、

など不安に思う方もいるでしょう。

けれども、女性は基本的には、赤ちゃんがおっぱいを飲んでくれて、

自分が「よかった、幸せだな」と感じます。

相手の満足を見て、自分が満たされるわけです。

この、自分が満たされる、自分が幸せになるということも、

利他の重要な要素です。

 

3 喜びの増幅

男性も女性も、最初に相手の喜びを感じます。

そしてその喜びを感じて、自分が深く満たされます。

この深く満たされることが大切です。

そこからさらに、エネルギーが湧いてくるからです。

男性であれば、もっと頑張ろうと思うでしょう。

仕事は楽じゃないけど、よし、頑張ろう、と生きるエネルギーが湧いてくるでしょう。

女性も、子供の幸せのために「もっと与えたい」という気持ちが自然に湧いてくるのではないでしょうか。

こうした、エネルギーが増えていく、増幅されるということが、

利他の3番目の要素です。

 

4  感謝( タイムラグあり) 

相手が喜ぶ、自分が喜ぶ、自分をもっと与えたくなる、

もっと自分のパフォーマンスを上げたくなる、

そうすると、その先に何があるでしょうか?

この先にあるのは、「感謝」です。

 

 

相手が喜んでくれてありがたい。

相手に与えることができる自分であってありがたい。

そもそも、相手がいてくれることがありがたい。

 

このような気持ちが自然と湧いてきます。

この感謝は、与える行為と同時に起こるとは限りません。

 

タイムラグがあるのが普通です。

与えているときは一生懸命で、感謝を感じる余裕がないこともあります。

けれども、一生懸命仕事に没頭したり、赤ちゃんのことを思って、おっぱいをあげてるお母さん、その心の根底には、こうした感謝が流れています。

私はそのように考えます。

赤ちゃんにおっぱいをあげるとき、1日あたり〇〇CCのお乳をあげたから、

これが20年後には、〇〇円になって返ってくる、こう考えるお母さんはいないでしょう。

寝食を忘れて仕事に没頭している時、

これで退職後も自分の地位は安泰だ、

と考える男性も少ないと思います。

さらに言うと、こうした自分の保身や利己的な目的では、

仕事にとことん没頭できないと思います。

人間はそのようにできていると思います。

純粋に、「相手が喜ぶこと」と「自分への見返り」は、相容れないものです。

 

相手の喜びを、心から願うこと、これが利他の最初のアクションです。

人間のDNAには、このような愛が流れています。

ですから、他人の喜びを実感して、自分が深く満たされるのです。

自分が満たされると、エネルギーを倍増する力が湧いてきます。

その力をさらに他の存在意義ために使います。

そうするとさらに、他者と自分が満たされます。

「ミラクル」としかいいようのないパワーが出てきます。

そうすると、細胞の一つ一つから、ふつふつと感謝が湧いてきます。

相手が喜ぶ、自分が嬉しくなる、そこからエネルギーをもらって、さらに相手に施す、それが感謝に変わる。

そして、感謝はさらに大きなエネルギーの循環を生みます。

 

この一連の流れが、利他だと思います。

それは、宇宙に流れる愛のエネルギーと言えるかもしれません。

世界には、男性と女性の2つの性があります。

それがお互いの役割を発揮して、この愛のエネルギーを流しあっている、その根本にあるのは、利他の心だと思います。

人間には、利他の心が遺伝子レベルにインプットされているので、

自然とこのように愛を流すことができるのだと思います。

わかりやすく「利他」を書こうと思いました。

けれども、表現が難しくなってしまったかもしれません。

わかりにくいところは、どうぞご質問等お寄せください。

別の観点で説明してみようと思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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