こんにちは、あなたの心に寄り添う自分軸アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

今回は、標記のテーマと関連して、稲盛氏が次のようにお話をされています。

稲盛氏のお言葉は「」で引用させていただいています。

 

「(私は)大学を出ていてもなかなか良い会社に入れず、

その会社にもやっと入れてもらった位ですから、

そこを辞めても行くところがあるわけではありません。

そのような状況の下、私は不満を抱えながらも、黙々と働いていました。

そして、若い情熱のはけ口を、私はセラミックスの研究に見出しました。

給料の遅配は当たり前と言う会社でしたが、

その不平不満を外へぶつけてみても意味はないと思い、

研究に情熱を注いだのです。

そうすると不思議なもので、研究が順調に進むようになり、

素晴らしい成果を残すことができました。。。

すべての雑念を払い、一つの研究に打ち込んでいる状態のときに、

人生観のようなものが自分の中に作られていきました。

それをベースに、「京セラフィロソフィ」というものを

作っていったのです。

同時に、漠然とですが、私はそのような人生観、

あるいはフィロソフィというものが

非常に大事だと思うようになりました。

その時に私は、自分の人生も、

京セラという会社の未来も、

自分が心に抱く考え方・人生観、

あるいは哲学といったもので決まるのではないか、

と思ったのです。」

→ 直近、ある方(Aさん)と業務委託契約を結ぶにあたって

契約の内容について話し合いました。

「値決めは経営」と稲盛氏もおっしゃっていますが、

弊社は、Aさんに対して、最も良い条件を提示させていただいたつもりです。

けれども、Aさんは、条件に対して、

とても不満に思われ、条件の見直しを提案されました。

私は、なぜ弊社がこのような条件を提案しているのか、

算定根拠について詳細に説明申し上げました。

そして、Aさんが、妥当だと思われる条件があるならば、

その根拠を詳細に示してくださいとお願い申し上げました。

Aさんは、この根拠を提示することなく、

条件を見直してほしいと継続しておっしゃっていました。

こちらは、毎回、真摯に対応させていただいたつもりです。

最終的には、Aさんが、今回の業務提携は

無しにしましょうという結論を出されました。

 

私も、Aさんのご判断はご英断だと思い、

感謝を持って、これを受け入れました。

 

もう一度客観的に、今回のやりとりを振り返って

みてみる必要があるかと思っています。

私がこの方から感じた事は、次の点です。

 

1  自分を認めて欲しいというプライド

2  自分は不幸だ(不遇だ)という思い

3  お金が全てだという価値観

それぞれについてコメントさせていただきます。

 

1  自分を認めて欲しいというプライド

Aさんがおっしゃっている事は、

彼は全身全霊をかけて仕事に取り組む人間であるのに、

なぜそれを認めないのか、という点です。

もちろん、Aさんの熱意には、私も大変敬意を払っています。

ですが能力という意味では、まだまだ不十分な点が

いくつも見られます。こうしたところを補っていくためにも、

プロジェクト全体を進める責任がある弊社としては、

かなりの経費をかけなければいけません。

この方に提示した内容には、それが含まれています。

自分も昔はこうだったのだろうなと思いました。

そして、まだまだこの「自分を認めろ」、

という「」は自分には強いのかもしれない、

と改めて反省しました。

 

2  自分は不幸だ(不遇だ)という思い

私が会社に勤め、サラリーマンであった時、

会社は自分の働きを全く認めてくれない、

自分は不幸だ(不遇だ) という思いを、

私は常に抱いていたように思います。

今、自分が実際、会社経営をしてみるとよくわかります。

当時、私が勤めていた会社は、私に対して、

最大限のことをしてくれていたのだなということが、

私にはよくわかります。 

今回、この方も、弊社の対応、そして私の対応を

大変不安に思っていらっしゃることでしょう。

そして、こんなに自分が頑張っているのに、

自分の働きは認められない、とご自身のことを

とても不幸だと思っていらっしゃるかもしれません。

 

今回のことで、

 人間の幸せと不幸せは、自分自身が作り出すものだ、

ということが改めてわかりました。

昔の自分に、仕事と働く場を与えてくれた会社に、

そこにいらっしゃった方々に、

今改めて感謝の念が湧いてきました。

当時の自分は、あまりにも未熟で(今もまだまだ未熟ですが)、

相手の気持ちや心を推し量ることができませんでした。

当時の会社や周囲の方々は、本当は、私に対する

思いやりや、愛が溢れていたのだなと思います。

ですが、当時の私はこれに気づきませんでした。

何十年もかかりましたが、今、深く感謝しています。

 

私の働きを、ないがしろにしているのではなく、

逆であったと思います。私の働きを評価して、

最大限のことをしてくれていたのだなと思いました。

ありがとうございました。

 

3  お金が全てだという価値観

世の中には、無理矢理にでも、自分の我を通そうと思えば、

通してくれる相手がいるかもしれません。

これは、個人と個人のやりとりに限らず、

会社と会社とのやりとり、国と国とのやりとりにも当てはまります。

稲盛氏がここで繰り返しおっしゃっている事は、

「人間の幸せとは何か」ということです。

お金が全てだという価値観にとらわれてしまうと、

本質を見失ってしまいます。

 

今回の契約案については、私は、Aさんが、

報酬がもらえない事態がないように、最大限の配慮をしました。

Aさんにはその私の意図が伝わりにくかったようです。

私が配慮した条項のほとんどを、削ってほしいとおっしゃいました。

おそらく、お金が全てであるという価値観に立てば、

自分の労働力を無駄に使われる、と思ったのかもしれません。

私も、このように人の好意を無にしているところがないか、

もう一度反省しようと思います。

 

自分の人生が、明日終わるという時、

自分は、今日という時間を、自分の命を、

後悔なく、大切に使っただろうか?

これを自分にいつも問い続けていきたいと思います。

今回の事は、私にたくさんの学びと気づきの機会を与えてくれました。

 

まとめますと、人生や仕事の成果は、

どのような基準で判断するのか、これを考えること、

現実は全て自分が作っていると認識すること、

そして、自分の我執、こだわりに気づくことが、

幸せな人生を歩むために必須である

と改めて感じました。

 

 

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今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

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