こんにちは、あなたの心に寄り添う自分軸アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

今回は、標記のテーマと関連して、

稲盛氏が「京セラフィロソフィ」の中で

次のようにお話をされています。

稲盛氏のお言葉は「」で引用させていただいています。

 

「大手メーカーとは、資金力でも、

技術力でも雲泥の差があるのに、

大手が断ったような難しい話ばかりが来る。

そこで、『いや、それは無理です』

と言ったのでは話になりません。

資金力も技術力もない零細企業が、

引き合いに対して『できません』

というようなことを言っていたのでは、

とても生き残っていけないのです。

私も、何とかしないと会社が成り立たない

と思っていますから、無理をして

『なんとかしましょう。

やりようによってはできるかもしれません』

と答えることになります。

すると、研究者の方は

『かもしれませんなら結構です』と言って、

それ以上、話も聞いてくれなくなるものですから、

私はさらに勇気を奮い起こして

『いや、できます』と言わざるを得ませんでした。

背に腹は変えられない、

なんとしても注文が欲しいものですから、

できるあてもないのに『できます』と言って、

試作注文をもらい、こともあろうに

『三ヶ月後にその試作品をお届けします』

という約束までしてくるわけです。。。。

『今の能力ならできないのは自分も承知している、

しかし三ヶ月のうちには、我々の能力は

実験を繰り返しながら進歩するはずだ』、

私は(従業員に)そう言いました。」

京セラフィロソフィーには、この

「能力を未来進行形で捉える」

という項目があります。

稲盛氏はこのようにして、

なぜこの項目がフィロソフィーに入ったのか、

その背景を説明しています。

通常、私たちは、難しい課題には、

それは無理、そんなことはできない、

と思ってしまいがちですが、

それは我々の先入観で勝手に

「無理」と決めつけているわけです。

では、「無理」と思えるようなことを

可能にするには、どうしたらいいか、

これを改めて考えてみました。

そのポイントは次の3つではないかと思います。

 

1. 能力のある人を演じる

2. 必ず道は開けると信じる

3. 柔軟に解決策を探る

 

ひとつづつ説明します。

 

1. 能力のある人を演じる

「(部下は私に) 『稲盛さん、

出来もしないのによくできますなんて言って、

注文を取ってこられますね』

と私に言いました。

これは結構、耳が痛く、

何か詭弁を弄してといいますか、

嘘を言って注文をもらってきたと

非難されてるように聞こえるわけです。」

→ アメリカのレーガン大統領は、

かつてはハリウッドの俳優でした。

ですから、政治について、

経済問題や外交問題について、深く、十分な

知識や経験があったわけではないと思います。

レーガン氏が大統領になった後、

ある記者会見で、ある新聞記者が、

宇宙関係の質問をレーガン大統領になげかけました。

その時、レーガン大統領は、

「君、そんな事は大統領が答えるような内容ではない」

と、毅然とした態度で一喝したそうです。

テレビ画面を通しても、

その質問をした記者が愚かに見えて、

レーガン氏が堂々とした

威厳のある大統領に見えたと、

このエピソードを語ってくれた方が言っていました。

できる人、本当に能力のある人をよく観察し、

その人が経験したことを追体験し、

その偉大な方の「気を読む」ことで、

その人物が自分自身に

乗り移ってくれることがあります。

不可能を可能にするとは、

天才と言われる人を演じて、

真似をしていくことなのかもしれません。

 

2. 必ず道は開けると信じる 

「そのように、

なんとしても、夢を実現させようと思い、

努力を続ければ、必ず道は開けます。

ですから、私は、お金もない、技術もない、

何もない時から、自分の能力を

未来進行形で捉えるということを武器に

仕事を進めてきました。

現在のように売上高約7000億円、

税引き前経常利益10%という

企業グループになるまで、

それをただ一つの財産としてやってきたわけです。」 

→ 我々現代人は、目に見えることしか信じません。

けれども、ここで稲盛氏が言っているのは、

目に見えないエネルギー ( 氣/思い )

の力のことだと思います。

強烈な願望を心に抱く、

誰にも負けない努力をする、

常に明るく前向きに、

夢と希望を抱いて、素直な心で。。。。

これらは稲盛氏がおっしゃっている

経営十二箇条の中の項目です。

このような心構えが

自分の潜在意識に浸透していれば、

不可能が可能になる、ひたむきに思い、

あらゆる人事を尽くして天啓を待つ、

このような生き方、心のあり方を稲盛氏は、

ここで改めて教えてくれているのだと思います。

 

3. 柔軟に解決策を探る

「そういう労使の対立が解決されないまま、

お互いに腹を割った話し合いが行われず、

労使関係は紛糾するわけです。

世間ではそういうことがよく起こっていましたので、

私は労使関係を、対立する関係ではなく、

共に経営者としての意識を持つ関係に

したいと思っていました。

労使で一体感のある経営ができないのは、

お互いの立場が違いすぎて、

相手を理解しようとしないからだと考えたのです。」 

「目標を周知徹底する」

という京セラフィロソフィーの項目で、

稲盛氏はこのように語っています。

経営者とはこういうものである、

従業員とはこのように考えるのが当たり前である、

お互いの関係は、必然的にこうなる、

と先入観を持って考えていたら、

稲盛氏がここでおっしゃるような

柔軟な発想はできなかったかもしれません。

先入観を持たない、答えと形を持たず、

心をクリアにして、物事の本質を捉える、

このような姿勢は、合気道で学ぶことができます。

合気道の真髄は、相手を柔らかく受け入れ、

いかに「和」を実践していくかということです。

力を誇示すること、力で相手を押さえつけること、

これが必ずしも、

いつも最善の解決策にはならないと思います。

会社経営に限らず、私たちの人生の様々な場面で、

柔軟な姿勢で解決策を考えること、

この姿勢が役に立つと思います。

いわゆる常識や先入観にとらわれるのではなく、

柔軟さ、柔らかさ、感性に着目していくことで、

前例のない状況でも、解決策を見つけることが

できるようになると思います。

 

さて、今回の

「能力を未来進行形で捉える」

これを実践するために、

まず私たちが試してみる事は、

能力がある人になりきって、

その役を演じてみること、

必ず道は開けると潜在意識のレベルで思うこと、

そして、柔軟な姿勢であらゆる角度から

和を実現しようと試みること、

このような生き方と考え方

大切だと思いました。

 

 

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 こちらのブログの内容は、メルマガで配信しています。
 メルマガをご希望の方は、下記リンク より お申し込みください。

 

 

 

不動産についてのお役立ち情報を、動画で配信しています。

不動産の初心者の方にわかりやすく、基本的な内容を説明しています。

皆様からのご質問も受け付けています。

友だち追加

tomizukayuko07

@462ctofn

 

 

ユキーナ・サントス(富塚祐子)の自己紹介は こちら

不動産・投資・国際経済情報をお伝えしています、弊社メルマガお申込みは こちら

経営者・管理職・グローバルビジネスパーソンを目指す方に、経営の要諦・日本のビジネスフィロソフィを日英でお伝えしています。フィロソフィメルマガお申込みは こちら

女性のキャリア・恋愛・婚活・潜在意識など女性のお役立ち情報をタイムリーに伝えます。「UMIで幸せに!女性のお悩みスッキリ解決メルマガ」のお申込みは こちら

まずはお気軽にお問い合わせください。 カウンセリング はこちら