こんにちは、あなたの心に寄り添う自分軸アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

今回は、「常に創造的な仕事をする」、として稲盛氏がこのようにお話しされています。

これは、一生懸命やっているけれどもなかなか成果が出ない、このような方々へのヒントになると思います。

どうすれば自分が「突き抜ける」ことができるか、そのヒントだと思います。

稲盛氏は次のようなポイントをおっしゃっています。「」内は稲盛氏のお言葉です。

1  常に疑問を持つ

2 日々、小さな進歩を積み重ねる。

3  常に前を向く

4  人の意見に謙虚に耳を傾ける

5  ひたすら継続する

 

1  常に疑問を持つ

「与えられた仕事を生涯の仕事として一生懸命行う事は大切ですが、ただそれだけで良いということではありません。

一生懸命取り組みながらも、常にこれで良いのか、ということを毎日毎日考え、反省し、そして改善、

改良していくことが大切です。決して昨日と同じことを漫然と繰り返していてはいけません。毎日の仕事の中で、

『これでいいのか』ということを常に考え、同時に「なぜ」という疑問を持ち、昨日よりは今日、

今日よりは明日と与えられた仕事に対し、改善改良を考え続けることが創造的な仕事へとつながっていきます。

こうしたことの繰り返しによって素晴らしい進歩が遂げられるのです。」

「・・・もともと私にそのような創造性が備わっていたのかというと、そうではありません。

今日我々が手がけている事業で、私自身が技術的にもよくわかっている分野は限られており、

ほとんどは社員の技術力、また、努力の結果なのです。」

2 日々、小さな進歩を積み重ねる

「『同じことを繰り返す』というのは私の性にあいません。そのために、『昨日よりは今日、今日よりは明日、

明日よりは明後日』と、毎日工夫を積み重ねていく努力を怠らぬように常に心がけてきました。

科学する心といいますか、『なぜこうなるのだろう』、『もっと良い方法は無いだろうか』と、

あらゆることに疑問を投げかけ、また自分で考え工夫をし、社員にも次のように訴え続けてきました。

『掃除1つをとっても、今日はこっちからはいてみよう、明日はあっちからはいてみよう、また、

モップを使ってもっときれいにしてみようなどと、いろいろやり方を考えることができるはずだ。

来る日も来る日もただ同じことを繰り返すのではなく、どうすればもっと効率よく、

また効果的に掃除ができるだろうかと考えて、あらゆる工夫を凝らすべきだ。

常にそういう意識で仕事に取り組むことが大切なのだ』」

3 常に前を向く

「私自身、そのようにしてずっと創意工夫を続け、今振り返ってみると、社会に出てから今日まで、

同じ道、つまり、通い慣れた道を歩いた事はなかったように感じています。また、1度も後ろを振り返ることなく、

ずっと前を向いて歩き続けてきたとも思っています。今歩いているこの道も、

私にとってはまったくの新しい道であり、前を見据えて歩き続けているのです。」

4 人の意見に謙虚に耳を傾ける

「松下幸之助さんは『私は学がお前へんさかい』という言葉を、枕詞のように使っておられました。

そして、常に謙虚な気持ちで、周りの人から知恵をもらおうという姿勢をお持ちでした。つまり、

『耳学問』によって少しずつ知恵をつけていっては、それをベースに独創的なことを考えていかれたのです。

この姿勢こそが、学校も満足に出ておられないにもかかわらず、

世界に冠たる大松下グループを作り上げていった源なのです。博士号を持った優秀な技術者の言葉より、

耳学問で得た知識に基づいた幸之助さんの発言の方が重みがあります。

それは幸之助さんが自らの創意工夫によって、日々創造を図ってこられたからです。」

5 ひたすら継続する

「創意工夫による1日1日の変化はわずかなものですが、3年も続けると、

『掃除担当が立派なビル清掃会社を経営できるようになるなんて、どうしたことだろう』と皆が不思議に思う位、

大きな変化を引き起こすはずです。

中小企業の経営者の方々にお目に掛かると『京セラには高度な技術があるからうらやましい。

どこでそのような技術を身に付けられたのか。ぜひ、その技術をうちの会社にも教えていただきたい』と言われます。

会社を発展させる画期的な技術というものは、どこかでもらってくることができると思っているわけです。

しかしそうではありません。よほどお金に余裕のある会社なら、何十億円もかけて技術を買うことができるでしょう。

しかし、そのようなやり方で成長発展を続ける企業はそう多くはありません。大抵の場合、

毎日の工夫を重ねることによって、素晴らしい技術を身に付けていったのです。つまり、

『こんなことで本当に会社を立派にできるのだろうか』と思えるほどの小さな努力を

時間をかけて続けていくことによって、何年か先には企業の中に技術が蓄積されていくのです。

・・・・私は、『全員で毎日創意工夫をしていこう。学歴や専門知識ではなくて、その創意工夫こそが、

会社を発展させていくための原動力になる』と言い続けてきました。」

「なぜ私がこれほど一生懸命にこのような話をしているのかといいますと、

経営者の工夫次第で会社はいくらでも変わっていくのだということを理解していただきたいからなのです。

『京セラは特別なのだ』と思う人もいるかもしれませんが、そうではありません。誰にでもできることなのです。」

「(京セラは単品生産で利益が出ていた)、ところが私は、さらに注文を増やそうと、

あらゆる可能性を追求していきました。…どこかに摩耗しない部品を探している会社はないかと駆けずり回りました。

他にもセラミックスを応用できるところはないかと私はなおも探し回りました。

…(真空管からトランジスタへと)そのような技術変遷を予見していたわけでも何でもないのです。

ただ現状に満足することなく、あらゆることに工夫を重ね、新しい分野に果敢に挑戦していったという姿勢が、

今日の京セラを作ってきたのです。」

「つまり、『常に創造的な仕事をする』ことが、中小企業から中堅企業へ、

また中堅企業から大企業へと脱皮していくにあたり、最も基本的な手段となるのです。」

以上が稲盛氏がおっしゃっている、成功するため、進歩発展するための秘訣です。

まとめますと、会社や仕事が突き抜けていくための要素は次の5つです。

1  常に疑問を持つ

2 日々小さな進歩を積み重ねる。

3  常に前を向く

4  人の意見に謙虚に耳を傾ける

5  ひたすら継続する

 

日々の仕事に追われて、漫然と同じことを繰り返してしまいます。そうすると仕事の意味を失い、

自分の人生の意義を忘れてしまいます。人生を豊かにするため、幸せになるためにも、

日々進歩発展を求める、これが大切だと思いました。

自分の会社が、あるいは自分の仕事が成功へと向かって突き抜けるためには、

このように創意工夫を繰り返すことが必要になると思います。重要なメッセージをありがとうございました。

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今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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