こんにちは、あなたの心に寄り添う不動産・投資アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

今回は、サッカー日本代表の岡田監督の話をご紹介します。

勝つためのお話がとても面白かったので皆さんと共有したいと思います。

これは、サッカーチームのチーム運営フィロソフィーですが、生き方や会社経営にも通じるところがあると思います。

岡田監督も、稲盛氏と同様にチームのフィロソフィーを作られたそうです。

 

そのフィロソフィーは次の六項目です。

1 Enjoy 楽しめ
2 Our team 我々のチーム
3 Do your best 最善を尽くせ
4 Concentration 集中
5 Communication 意思疎通
6 Improve 進歩

 

ひとつづつ説明します。「」は岡田監督のお言葉を引用しています。

 

1 Enjoy 楽しめ

 

「サッカーを始めたときの喜びを絶対忘れるな。生き生きと目を輝かせて、ピッチで躍動するようにプレイをしてほしい。。。。自分の責任でリスクを負う。自分で判断する。それが本当のエンジョイということなのです。。。。。」

 

(相手チームの1人がドリブルし、もう1人のサポート選手とともに二人で攻撃してきた場合の話がありました。こちらは2人でディフェンスに入ります。1人はボールを持っている方に走ります。もう1人はどうするかということです。ディフェンスが破られたときのために前に出て行かずにその場にいるのか、もう1人の敵のところに行くのか? この話をされていました。)

「これを判断するのが選手です。(これが自分の責任でリスクを負うということです。)監督がここにいろって言ったから、ここにいました、なんて『アホか、そんなもの選手じゃない!』というわけです。以前、僕が作ってきたチームは、『監督がここにいると言うから、ここにいました』という選手が多かった。確率的には、そのほうが手っ取り早く勝つのです。でもそれでは、ある程度のところで限界が来てしまうのです。。。。

本当にエンジョイするために、『頭で考えながらプレイするな』、と伝えています。脳には新皮質と旧皮質があって、旧皮質は本能のようなところで、新皮質は物事を論理的に考えたり、言葉をしゃべったりするところです。新皮質は演算速度が、コンピューターに例えると旧皮質より遅い。スポーツはその旧皮質でやらなければならないのです。ところが今までは、『ここはドリブルかな、パスかな?』と頭の中で考えさせることをいっぱい作ってきた。そうではなく、『頭を使ってやるな。自分が感じたことを信じて、勇気を持ってプレイしろ』と言うのです。要するに、自分の中のものを引き出すことが原点であって、それが究極のenjoyになるのです。そして、これは指導者のスタンスであって、選手にしてみれば自分の責任でリスクを負うということです。」

→まさに、これはこの先の日本が抱える課題ではないでしょうか? 経済や社会の情勢を見ても、この先、流れが大きく変わっていくと思います。これまでのマニュアルを重視する、指示を待つという時代ではなくなるでしょう。監督のこの言葉は、まさに、これからの日本に当てはまるのではないかと思います。
頭で考えず感じたことを信じる、合気道はこの姿勢を作るのに大変、役に立ちます。

2 Our team 我々のチーム

「昔、0対1で負けていて、残り10分位の時に、ベンチサイドに近いサイドの選手が僕をチラチラ見ながら走っている。なんだろうかと思っていたら、チームは負けているけれども、自分は監督にいわれた役割をしっかりと果たしているとアピールをしているのです。その時、僕は選手にこう話しました。『商品が売れなくて会社が倒産しそうだという時に、僕は経理ですからと言う。そこでどんなに素晴らしい計算をしても、会社が倒産したら意味がない。みんな外に出て商品を売ってこい。残り10分、0対1で負けているときは、そういう時なんだよ』要するに『お前がなんとかするんだ。このチームを!』ということです。チームが勝つためにはどうすれば良いのか、みんなが考えなければいけません。よく選手は教えて欲しい、育ててほしいと考えています。そんな事は冗談じゃありません。人間を教えたり育てたりするのは、そんなに簡単なことじゃない。まず、本人が本気で変わろうとしない限り成長しないのです。」

 

→ 本当にその通りだと思います。変わろうというのは、自分が決めるということです。このようになろう、こうしようと自分自身が強く決意することです。仕事も、結婚などの人生の一大事も、自分が決断することで、ほぼ100%問題が解決すると思います。

3 Do your best 最善を尽くせ

「チームが勝つためにベストを尽くせということです。勝つことにこだわるということです。例えば、試合の前日はコンディショニングで遊びのゲームをします。片方のチームが5点、6点と一方的にやられたりする。僕はそういうのは許さない。『お前ら、それだけ点を入れられて平気なのか!』と言うと、『いや、今日の目的はコンディショニングですから』と返してくる。そんなものどんなに良いコンディションでも明日の試合は勝てません。『点を入れられて悔しくないのなら、もうサッカーはやめろ!』と言っています。
。。。。(アントラーズとの試合に勝った翌日、自宅に花が届いて)その中にトニーニョ・セレーゾからの小さい花が届いていて『あなたのプロフェッショナルな仕事に敬意を表します』と書いてあったのです。そのメッセージを見たときに、同じことを自分ができるだろうかと考えました。やはり、できない。負けたと感じました。勝つためにベストを尽くしたら、絶対に悔しい。でも、相手に敬意を表すことができる。それが素晴らしいと思った。そういうことも含めてのDo your bestです。」

 

4-6は次回お伝えします。

 

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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