こんにちは、あなたの心に寄り添う自分軸アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

今回は、標記のテーマで、稲盛氏が次のように経営(会計)の要諦をお話されています。

稲盛氏のお言葉は「」で引用させていただいています。

 

「時間当たり採算においてはアメーバの構成メンバー全員が自らのアメーバの経営状況を

リアルタイムに手に取るように理解できることが一番重要である。

そのために、日々の経理処理は『正確・明解・迅速』でなければならない。

発生したものは、ただちにそのアメーバの収益または費用として

認識されるようにしなければならない。

これは『一対一の対応』という原則の実践でもある。」

ここでは、稲盛氏が、このアメーバの指標である『時間当たり採算性』

次の点に着目してお話されています。

 

1 収益と費用を瞬時に考える

2 おかげ様の気持ちを養う

3 管理・財務会計連携

ひとつづつ説明します。

 

1 収益と費用を瞬時に考える

「生産実績、出荷実績については当然ながらアメーバはその個々の内容と

実績累計を日々把握しており、これは翌朝の売上生産日報により検証される。

また資材経費や支払経費も常にアメーバによって把握されており、

翌朝配布される経費日報等の電算資料によって検証される。

この結果、各アメーバは経営の実態を取りまとめられた数字による全体的な姿

つまりマクロで把握するのと同時にその数字を構成する一つ一つのものを具体的に、

すなわちミクロで理解することでできるのである。」

→ここまでのスピードのある会計処理は、なかなか実務上で達成することは難しいです。

ですが、このようなシステムをもとに活動すると、現場の人々が、

瞬時に何が収益なのか、費用はいくらなのか?

を常に考えることができるようになります。

このようなシステムをつくることは難しいですが、

難しいものを、どのようにすればできるようになるか、

このように考えることから、全てが始まると思います。

弊社はサービス業ですが、毎日毎日、何にどのくらい時間がかかったのか?

これを記録するようにしています。

この分単位の記録を徹底し、忘れずに正確に記載する仕組みを確立していきたいと思います。

 

2 おかげ様の気持ちを養う

「このようにアメーバ経営では基本的に各アメーバが直接管理ができ、

責任を持てる費用がアメーバ採算に反映されるようになっている。

例えば工場などでアメーバ経営をサポートする際に、必ず発生する間接費、

具体的にはアメーバに対してサービスを直接提供する工場や事務所の総務、

人事、資材、経理などの間接部門の費用も『共通費用』として

アメーバが納得できる方法で負担するようになっている。

この結果、間接部門のメンバーは自分たちがアメーバの収益によって

支えられていることがよくわかり、できるだけ経費を切り詰め、

より効率的にアメーバに対するサービスを提供しようと努めるのである。」

→これも、アメーバ経営の素晴らしいところだと思います。

他の方が頑張ってくれるおかげで、自分たちの生活がある。

自分たちの仕事をすることができる。

会社のような組織では、このような思いがとても大切です。

「すべては自分の力、自分がやっているからだ」

と思うことから、人や組織の没落が始まります。

アメーバとフィロソフィを車の両輪のように浸透させていくことが、

とても大切なのだということがわかりました。

 

3 管理・財務会計連携

「実際京セラではある費用を負担すべき部門に対して、

『費用の付け替え』を行うようにしている・・・

管理会計による報告と決算報告は、相互に独立したものだと考えられている。

しかし双方とも経営の実態を正確に認識するためのものである以上、

両者の報告内容の間には整合性がなければならない。

実際、京セラにおいても管理会計報告である時間当たり採算と

社外に公表する決算との間には明確な整合性が保たれている。

そのために各アメーバは自分たちの実績が会社全体の業績に

直接結びついているという認識を持つことができている。

こうして毎年年頭の社長による経営方針の中では

決算ベースの会社全体の業績目標が各々の事業部の

時間当たり採算ベースの業績目標と密接に結びつけられ発表されている」

→おっしゃる通り、本来目的が違っても両者はぴたっと

整合しているものでなければならないと思います。

管理会計と財務会計で、全く数字が異なるのは論外ですが、

弊社は、管理会計的な部分がまだまだ足りていません。

社内で生産性を高めるために管理会計的な考え方をして、

毎月の経理経営状況を見ていきたいと思います。

 

まとめますと、時間当たり採算制度とは、

会社の費用・収益を各現場が瞬時に正確に把握できる制度であり、他部署への感謝の気持ちを育み、財務会計の数字の基盤となる制度

だといえるのだと思います。

 

 

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今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

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