こんにちは、あなたの心に寄り添う自分軸アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。
今回は、標記のテーマと関連して、
稲盛氏が「京セラフィロソフィ」の中で
次のようにお話をされています。
稲盛氏のお言葉は「」で引用させていただいています。
「私は、もうストレートに、
𠮟りもするし、ほめもすると。
そうすると、今、おっしゃったように、
(従業員に)辞められるということも
起こってきてしまいます。で思うのですが、
辞められるということは、何かというと、
あなたの人柄に魅力がない、つまり、
この人だったらついていこうかいくまいか、
という、つまり怒られてすらも、
まだ、魅力があってついていこう、
と思うか思わんか、ということですから。
そうすると、問題はですね、
自分の全人格をかけた勝負なのですね、
これはもう。
だから、自分自身ができていなくて、
好かれなくて、注意をしたから、
怒ったからやめられたではなくて、
(直接はそうですけど)、
人間ができてないから辞められるのですから、
その程度の人物なのですね、自分が。
だから、辞められていいのですね。
辞められて、辞められるから自分で反省もします。
自分をつくります。
だから私は、心を高める、経営をのばすという、
その心を高めるというのも人間を作りましょう、
人格を高めましょうという、それは、
やはりみんながついてくるほどの人格でなかったら、
人はついてこないと。
だから、一度辞められていいのですね。
その、偽物のお面をかぶってですね、
偽物で人をつかっておったのでは、
誰も使えないのですね。
それでやめられていくような人間であれば
自分を自分で直していくという。」
(「稲盛デジタルライブラリー」から引用しました。)

ここでは、稲盛氏は、
社員指導(社員に注意を与えること)は、
経営者が全人格をかけた勝負だと言っています。
稲盛氏がこの言葉をおっしゃったのは、
昭和の時代ですが、今の令和の「風」の時代に、
どのような観点から注意を与えるのがいいのか、
を考えてみました。
1 相手に共感する
2 注意の目的をクリアにする
3 対話型で考えてもらう
一つずつ、さらに深く説明します。
1 相手に共感する
稲盛氏の言葉
「あなたがここまで言えばやめられる、
ここまで言ったら、というのはあるはずですな。
みんなあるはずです。
夫婦仲でもここまでいったらあかんなぁ、
という、ここまでというのはあるはずです。」
(「稲盛デジタルライブラリー」から引用しました。)
→ 当方のコメント
現在の令和の時代、
人はみな「自分が損をしないように」
という考えが潜在意識に浸透しているようです。
ですから、無意識的に、自分は悪くない、
自分は責められるような存在ではない、
と考え、
責められないように、責められないように、
と行動します。
けれども、心理学では、このように
「責められる」、
「叱責される」、
「責任を負わされる」
ということが潜在意識の中に浸透すると、
従業員の行動を、
「責められる」方に、方向付けていきます。

その結果、
「責められる」、「責任をとらされる」
という現実がおこります。
こうなると、相手は、責められている、
と感じるわけですから、
そこから逃げる(退職する)、
会社にこない、
コミュニケーションをとらない、
という行動をとってしまいがちです。
ですから、相手の気持ちや感情に
共感する姿勢が大切だと思います。
「焦ったのはよくわかる」、
「不安だったのはわかる」、
「誰にも相談できなくてパニックだったのだよね」、
「なんとかしようとしてくれたんだよね」
等の共感が、まず効果的だと思います。
まずは、相手の目線に立って、
相手の気持ちに寄り添い、
相手のガードを下げる、
このような工夫が必要ではないか、と思います。

2 注意の目的をクリアに
稲盛氏の言葉
「その(相手に対して)
遠慮がいることをつかまえて、
コンサルタントの人はですね、
『いや、人は、けなすよりは、怒るよりは
褒めた方が人は成長するのですよ。』
という。それは事実ですね。
『十回ほめて、一回注意するぐらいが、
ちょうどいいぐらいですよ。』と。
そういわれてみれば、なるほど、
あまり怒りちらかしたら辞められそうなので、
ちょうど、そんなもんかいなと思う。
しかし、それで人は育たないことは、
経験論でわかっているわけですね。」
(「稲盛デジタルライブラリー」から引用しました。)
→ 当方のコメント
たしかにここで稲盛氏が仰っているように、
褒めていても、人は育たないと思います。
時にはビシッと伝えることが必要だと思います。
現代では、ここは、
注意の目的を明らかにする、
ということだと思います。
「チーム全体を良くしていきたい」
「あなたの力をもっと生かしていきたい」
「あなたが確認することが、
チーム全体の要(かなめ)になります」
「チーム全体の安心感がたかまります。」
「チームが成長に向けて加速していきます。」
このように、チームのため、
そしてあなたの成長のために、
この注意を伝えています、
と目的を明らかにすることが、大切だと思います。
このようにすると、相手に疑心暗鬼を生ずる
可能性が少なくなると思います。

3 対話型で考えてもらう
稲盛氏の言葉
「ちょっと待てよ。塾長が
『自分を無視して、一度考えてみい』
と言っていたな」と一度間を置いてから、
自分に都合がいいように、
自分の会社に都合がいいようにというものを除き、
他人事と思って考えるようにするのです。」
(「稲盛デジタルライブラリー」から引用しました。)
→ 当方のコメント
ここで稲盛氏がおっしゃっていることが、
対話型で考えることにつながると思います。
例えば、次のような問いかけです。
「どこで詰まったか、一緒に見直そう」
「どうすれば再発を防げると思う?」
「いつ報告すれば一番スムーズになると思う?」
「この場の空気をどう感じる?」
人は、みな、自分自身のことを
客観的にみることは苦手です。
ましてや、
「自分が責められたくない」と思っている相手は、
どうしても保身にまわります。
保身にまわっている間は、
目の前の事象を客観的にとらえることはできません。
ですが、こうして、
問いかけや対話型で伝えることで、
人は、目の前の事象を
客観的にとらえることができるようになります。
理解してもらう、
良いパフォーマンスを行ってもらうためには、
このように相手との対話を通じて、
改善策を一緒に考えていく、
というのも大切だと思います。

さて、まとめますと、
注意のしかた、叱り方は、
この令和の時代の世相を反映し、
また将来を考えるうえで、
とても重要なことです。
そのポイントは、
相手に共感し、目的をクリアに伝え、
対話型で、従業員と一緒に改善策を探る、
という姿勢が大切になります。
そこには相手に対する深い感謝と思いやりや
愛が大切なのではないかと思います。
私自身の人格を改善していくためにも、
取り組もうと思います。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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