こんにちは、あなたの心に寄り添う自分軸アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

どうやって、心を美しくするか、これをお話していました。

今回も稲盛氏が京セラの幹部教育のために、京セラの管理職に直接、お話をされた内容です。盛和塾の塾生への講和と目的が違います。ですので、魂をかける、エネルギーをかけて厳しさを追求する場面が見えます

そこでは、いかに心根を美しくするのか?

 

という観点からお話をされているように思います。

心根を鍛える、幹部教育の根幹は下記です。

1 変節しない

2 感動をもって吸収する

3 全従業員を物心両面で幸福にする覚悟

4 愛の本質を考える-他の為に個(人)がある-

5 善きことをなし、魂を磨く

6 不動の心

7  部下を育てる

8 考え方を教育する

9 一瞬一瞬を一生懸命に生きる。

10 素直な心

11 エゴを無くす

 

教ご説明するのは6番以降ですね。

6 不動の心

最近、第二電電に関連して、いろいろな経営者の人たちと会うわけですが、おかげさまで非常に多くの人たちから信頼されています。その中で最近、特に思うのですが、私が信頼と尊敬を受けている非常に大きなファクターは、10年前の私と今の私が変わっていないと言うことではないかと思います。。。。第二電電構想を提案して、大企業や政治家も含めた皆さんの賛同を得ることができたのは、やはり私が変化していないからだと思うのです。つまり、良い心根のようなものを持ち続けるということが必要なのではないかと思っています。

 

そのような変節をとげない、魂にまで到達したような人生観、人生の目的というものを明確に持ち、環境がどう変わろうと、ただ1つ、良きことをなすのです。それは、人のために尽くすということです。そのことを心に決めて毎日努力をしてください。

 

→ とても長い間、私のメルマガなどを読んでいただいてる方もいらっしゃいます。私のことを覚えていただいて、弊社にお声掛けを下さる方々もいらっしゃいます。おそらく、10年前の私は、未熟で、鼻持ちならない、嫌な人間だったと思います。今もまだ自分を高めようともがいている最中です。そんな、「嫌な奴だった私」を見捨てず、今もお声掛けを下さる方々に、「許していただいて、ありがとうございます」と涙が出る思いです。

 

2 部下を育てる 

 

実は、部下を評価するという事は情け容赦もないことです。相手の欠点から長所まで、全部見抜いた上で評価するわけですから、心優しい人にはできないのです。しかし、配置をするときには、どうしても部下の評価をしなければなりませんから、情け容赦のない部分がどうしてもあるわけです。そのような中でズバッと見抜いていくことができなければなりません。私は誰よりも教育がうまいと思っています。それは通り一遍の教育ではなく、本当に人を教えることができるのだという気がしています。皆さんの場合にはそれとは逆で、自分たちが頭が良いものだから、部下がバカに見えて、あまり手取り足取り教えようとせず、少し教えてはすぐに終わってしまう。本来であれば、各部署で手取り足取り教え、全社に人材を配給できる位、逸材を続々と排出しなければなりません。逸材を育てるためには、部下を見抜いて、要所要所に対応していくということが重要です。つまり、場を踏ませ、自信をつけさせていくのです。それが、本当の教育になるのです。

 

→ 仕事をするときの魂や、心の動きを部下と一緒に体験しながら伝えているということではないかと思います。そしてもう一つは、稲盛氏自身が、高いところから目線ではなく、部下の心根や潜在意識に寄り添って言葉を発しているのではないかと思います。

 

3 考え方を教育する 

私の場合には、事業を見ているわけではなく、人を見て展開しているのです。第二電電も、キーマンとなる面白い人物に出会って動き出しました。確かに彼はすごい鋭角的な才能を持っていました。しかし、もちろん欠落している部分もありましたので、そのような点は「あなたの大胆さ、厚かましさといったものについては、もっと謙虚さがいるのであって、その点が人間として欠落している。あなたのそういうところが、私が直していかなければならないと思っているが、どうだ、うちに来ないか」という話をしたら、「本当ですか。私は京セラさんに入れてもらえるのであれば、ぜひとも行きたい」と言ってきました。「そのかわり、今のあなたのままではだめだ。その非常に素晴らしい才能は認めるけれども、あなたの人間性については、いろいろ文句を言って注意します。人間性を変えてもらうということが前提です。今のような精神構造では、きっと立派に大成できないと思う。そのような点では、私に口やかましく文句を言われて、強制され、教えられたりすることになるが、それでもついてくるという事だったら、うちへ来たらどうだ」と言いました。人が育ち、素晴らしい人材が輩出すれば、事業はいくらでもできるのです。ですから、先程言ったような重厚長大型の企業で、人材はたくさんいるが、何をしたらいいかわからないと言っているようでは、そこの社長がよほどのボンクラだと言わざるを得ません。人を育てれば何でもできます。一芸に秀でた人と言うのは、すべてのものに通じるのです。だから、人を育てるという事は非常に大事なことなのです。人で事業ができるのであって、決して事業が先にあるのでは無いのです。

 

→ 合気道では、人間を学びます。我々人間は、人間であることを止めることはできません。ですから日々人間を学ぶのです。人間を学ぶから、この人間の魂が輝く仕事はなんだろうか?これが浮かんでくるのだと思います。弊社もこれを考えて、事業展開を図っていこうと思います。

 

9 一瞬一瞬を一生懸命に生きる。

 

稲盛氏は、300億の経常利益が出ても、今、目の前にある寄付金の依頼の20万円が適切かどうかを考える、とおっしゃっていました。「今の当社にしてみれば、10万円や20万円は大した金額ではありません。ところが、当社の場合には、創業時と同じように、やはり今出ていく10万円を大事にしているのです。つまり、変節を遂げていないわけです。会社が小さかった昔は10万円を出すことに細々言ったけれども、今では大会社の社長になったのだから、それくらいは良いではないか、では無いのです。一生懸命生きている今の瞬間、瞬間が大事なのです。だから今まで会社の業績が右肩上がりにうまく推移してきたとしても、私は、全然興味はありません。普通、実績を気にして、後ろばかり見ている人が多いのですが、私は後を見る気がないのです。澄んでしまったら、もうそのゲームは終わりです。今は目の前のその試合に一生懸命集中しなければならないわけです。私はそのような生き方をしてきました。ですから決して満足しないわけです。生涯を通じて、死ぬまでの間、毎日毎日を一生懸命生きようとする。そのように一生懸命生きていく様が、魂を磨いていくプロセスそのものであり、死ぬときに自分を満足させていく元になるものと思っています。

 

→ 私は、ここ2週間ほど、過去の出来事を振り返っています。ですが、今の私の、潜在意識の分析や、心理学で人の心理を見るというすべてのスキルを注入し、大変、集中して過去の出来事を振り返っています。そしてとても大きな学びを得ています。やはり、稲盛氏がおっしゃるように、この宇宙には、愛と誠と調和があふれているということに、改めて気づきました。

 

10素直な心

 

 

自己中心的な心で物事を判断している人と、そのような自己中心的な心から離れて仕事をしている人を比較すると、そこに大きな違いが現れてきます。自己中心的な人は自分を守ろうとしますから、注意でもされると、すぐ言い訳をします。それは自分を守ろうとする本能心なのですが、すぐに防御の姿勢をとってしまうために、そのような人は進歩しないのです。

 

伸びる人というのは、非常に素直です。強いリーダーシップ、個性を持っているにもかかわらず、注意されたり、失敗したことを素晴らしい反省材料として、自分の欠点を直していくことができるということです。それは、自己中心的な本能心に基づいて自分が生きていないからできるのです。

 

自分を常に客観的に見ることができる心の持ち主、また、そのように自分を仕向けていくことができる人だからこそ素直になれるのです。

11エゴから離れた心

自己中心的な心から離れて、常に美しい心でありたいと思って自分の心を研ぎ澄ましていくと、面白い位に、物事の真実が見えてくるのです。きれいな心で見れば、解けないものがなくなります。例えば、こう言えば部下が傷つくのではないだろうかとか、この問題をあまりはっきりさせて、部下に責任があると決めつけてしまうのではかわいそうだからと思うことも実はエゴなのです。それは自分がよく思われたいというエゴです。しかるべきところで叱らないから、問題の焦点がぼけてしまって、解決が遅れて、紛糾してしまうのです。あるがままでいいのです。悪いなら悪い、いいならいいと言わなければなりません。そこに妙な自分の心を左右されるからおかしくなるのであって、あるがままの対応をしていけば、技術的な問題でもプロセスの問題でも簡単に解けるのです。

 

自分で川に入りもしないで、大きな魚を釣り上げたいなどと欲張ったことを考えてはいけません。自分が命をかけて踏み込んでいって、自分で汗水たらして、危険を犯してやる気があれば、どのような事業でも、できないものはありません。捨て身で全てをかけてやろうと思える人であれば、できないものは無いわけです。

 

→ 丸腰、捨て身、降伏が1番強いと思います。稲盛氏がおっしゃっているエゴ=変なプライドは、自分と他人を不幸にする源だと思います。

 

今回も魂のこもったメッセージをいただきました。

 

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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